>> おすすめボードゲームはこちら

ロールシャッハ ボードゲーム紹介とレビュー

今回はホビージャパンさんより2021年5月中の発売が予定されているボードゲーム「ロールシャッハ」 のゲーム内容を紹介していきます。

ロールシャッハと、この名前を聞いて気になっている方は是非ご確認ください。

予想通り、名前の通りで、ロールシャッハテストを題材にしたボードゲームになっています。

ロールシャッハ 基本情報

デザインSystem:
 Kristian Klooß
Art:
 Fiore GmbH
 Kristian Klooß
プレイ時間約15-30分
プレイ人数4-10人
対象年齢10歳以上
版元Deep Print Games
販売ホビージャパン
発売日2021年5月
希望
小売価格
3,850円(税込)

ロールシャッハ ボードゲーム概要

あなたは嫌な夢から目覚めた。周りを見回して、何かがおかしい事に気付く。窓がひとつも無い白い壁。鍵のかかったドア。「諸君、気分はいかがかな?」男の声が訊ねた。あなたと他の皆が、声の方へと頭を向ける。部屋の隅、半ば影に隠れるように、髭を伸ばした老人がテーブルの前に座っていた。彼は自分をロールシャッハ教授、精神科医だと紹介する。あなたは困惑し、これは絶対に何かの間違いだと主張した。自分たちは全員、完全に正常だと。

「ああもちろん、そうだろうとも」ロールシャッハは笑顔で言った。「では、ちょっとしたテストでそれを証明してもらうとしよう、いや、こう言った方がいいかな“では、ゲームを始めようか”。」

引用:ホビージャパン公式HP

「ロールシャッハ」という名前を聞いてピンと来た方はその直感は正しいです。

このボードゲームはいわゆる「ロールシャッハテスト」を題材としたボードゲームです。

ただ、ロールシャッハテストの名前を聞いたことがあるけど、実際にどういうテストかはわからない人も多いとは思います。

ロールシャッハテストは心理・性格試験の1つで「特徴的な絵(ロールシャッハ絵)を見せた被験者に、それが何を見えるかを回答させて、性格心理の状態を推定する」というものです。被験者に見せる絵が非常に特徴的で、正常な人が見ても正直何に見えるかわからない絵になっています。

正常な人が見ても良くわからない絵なので、特別な先入観などなしに性格分析できるんだそうです。。。ほんとかいな。

ちなみにスイスのロールシャッハさんが考案したからロールシャッハテストです。日本の鈴木さんが考案してたら鈴木テストでしたね。外国人の苗字がタイトルにあるとそれっぽいのに、日本語の苗字がタイトルになると名前の響きがイマイチに感じるのは不思議ですね(笑)

ロールシャッハ ルール概要

2つのチームにわかれて遊びます。ルールは非常に簡単

①キーワードの山から3枚引いて場に出す

キーワードのカードには「悪魔」「赤」「カーボーイ」のように一般的な単語が書かれています。

②それらに識別用マーカーを置く

「悪魔」はA、「赤」はB、「カーボーイ」はC、のように各キーワードに番号を付けます。

③ロールシャッハ絵の山から3枚引いて場に出す

いわゆるロールシャッハテストで使用されるような非常に独特の抽象的な絵です。

正確なルールだと4枚引いて1枚を除いて、みたいな処理が入りますが割愛。

④親プレイヤーは3つのキーワードと3つのロールシャッハ絵を結びつける

1つ目の絵は「カーボーイ」っぽいからC、2つ目の絵は「赤」なのでB、3つ目の絵はA、のように先ほど置いたキーワード番号と絵を秘密裏に結びつけることになります。

どう転んでもちゃんと推測できなそうな絵とキーワードの組み合わせになるのがミソです(笑)。被験者の心理・感情を読む必要のあるまさにロールシャッハテストそのものですね。

⑤各子プレイヤーは、親がどの絵とどのキーワードを結び付けたのかを当てる

キーワード「悪魔」はこの絵、キーワード「赤」はこの絵、、、といった風に親がどの組み合わせにしたのかを予想して当てる。

⑥得点とゲーム終了チェック

親が決めた単語と絵の組み合わせを見事当てた場合は得点。当てた内容に応じて得点が得られます。一定以上得点を獲得したらゲーム終了。非常に簡単ですね。

ロールシャッハ 所感

まさにロールシャッハテストそのままなボードゲームが新登場です。

ロールシャッハテスト自体は50年以上前に考案されたテストですが、このボードゲームは2021年発売の最新作なので中々驚きですね。実は他にもロールシャッハテストを題材にしたボードゲームは出ています。

チーム戦にしてお互いに心理を読み合うという点がゲーム性になっているのかな。心理試験に使われるようなものをボードゲームとしてるので、果たしてゲームとしてどういう面白さになるのか未知数な気がします。

当然ながら勝敗を競うガチゲーというよりは、むしろパーティ系の類で「おお!当たった!」とか「マジか!そっちかよ!」とか、ロールシャッハテストのままならなさを、みんなで声を出しながらワイワイ楽しむ類のもののように思います。

深く考えるのは無駄、直感が重要で、全く頭を使わずにサクサクプレイできるので、頭休めとか息抜きゲームにも良い気がします。

ちなみにロールシャッハテスト的にいえば、このゲームでお互い正しい回答を当て合える場合は、心理や感情側面が似たような傾向にあるということになります。つまりその2人は性格的に相性が良い関係ということですね。そういう2人の相性を図るというネタにも良いかもしれません(笑)

ロールシャッハ 内容物

  • イメージ・カード 100枚(80×80mm)
  • 単語カード 100枚(80×80mm)
  • 木製マーカー 18個
  • ルールブック 1冊

ロールシャッハ のスリーブ

80mm x 80mmという非常にスリーブが無い扱いづらいカードサイズです。丁度良さそうなMD用スリーブがありましたが、まあMD用なのでそこまで使い物にならないかもしれません。。。

ロールシャッハ 紹介のあとがき

以上、ボードゲーム「ロールシャッハ」のゲーム紹介でした。

ロールシャッハテストは知名度はかなり高いテストだとは思いますが、どんなテストなのか知らない人も多いと思います。

このボードゲームを機に心理、感情認識の世界に足を踏み入れてみるのは如何でしょうか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です