どうもTEENOです。
今回の記事では日本語版が遂に発売となった超超重量級ボードゲーム「ヴォイドフォール」のルールの疑問点や間違えやすい注意点などをまとめていきます。
ヴォイドフォールは噂にたがわぬ楽しすぎるボードゲームで、慣れればそれなりにプレイしやすいゲームなのですが、私自身かなり多くのルールをミスってプレイしていたので、個人的な備忘録を兼ねてまとめていきます。
ヴォイドフォールのルール疑問点や注意点まとめFAQについて
ヴォイドフォールで個人的に気になったルールの疑問点や注意点やFAQをまとめていきます。
ここで紹介する内容は、基本的にはルールブックをちゃんと読めば書いてあることが多いのですが、冊子3冊にページ数は50ページ以上とかなり膨大な量のルールなので、正直正しくプレイするまでは中々時間がかかります。
これは一体どうなんだっけ?と、ルールブックをあっちこっち読んで見返すこと間違いなしです(笑)。
ということで、後で見返したときにすぐに疑問を解消できるように、ヴォイドフォールをプレイしていて個人的に疑問に思って調べた内容を中心にまとめています。
ちなみに私は日本語版を入手したばかりの初心者ヴォイドフォーラーなので、間違ったルールを覚えていることもあると思いますがご容赦ください。
もし間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
ルールの疑問点や注意点まとめFAQ:一般
ヴォイドフォールの疑問点・注意点をまとめます。
アクティブ→非アクティブにする場合は、艦隊キューブを回収しても良い
アクティブ→非アクティブにキューブを移動させることがコストになっているアクションが複数あります。しかし、アクティブエリアにキューブが1つも置かれていない場合があります。
アクティブエリアにキューブが1つも無い場合は、場に出ている艦隊上のキューブを一度アクティブエリアに回収してから、それを非アクティブ化することで条件を満たすことが可能です。
艦隊戦力の回収はやや勿体ないですが、アクション発動のコストになっていることもあるため、回収する価値がある場合も多いです。
再生トークン、褒賞トークンを捨てる場合は、自分のボードから捨てる場合がある
危機カードで、再生トークンや褒賞トークンを捨て去る悪い効果が発動する場合がありますが、それはマップ上からではなく、自分のプレイヤーボードから削除というものがあります。
正直効果発動済のトークンは不要なので、捨て去って何も問題は無いのですが、そういう効果になっているようです。
ゲーム開始時に10点貰う
セットアップに書いてるのですが、ゲーム開始時に最初からプレイヤーは10点持った状態で始まります。
食料不足などでゲーム中に点数を失うこともあるので、ちゃんと失点できるように、最初から点数を持っているようです。
貢献トークンからは戦闘勝利時のみ得点が得られる
最大4つまで保持出来て比較的大きい勝利点が得られる貢献トークンですが、貢献トークンから勝利点が得られるのは戦闘に勝利した時のみです。
貢献トークンを獲得したり、貢献トークンの数字を向上させるアクションもありますが、それらを実行しても勝利点はもらえません。
課題ボード上の腐敗は、獲得時に受け取り、それ以外での破棄は不可
課題を得る課題ボード上に腐敗トークンが載る場合があります。
この腐敗トークンは、そのジャンルの課題を獲得したプレイヤーが一緒に獲得しなければなりません。
課題ボードから腐敗トークンを取り除く手段はそれ以外にありません。
先駆者は対戦プレイ時はヴォイド進軍の起点になる
ソロ、協力プレイ時は「先駆者」は特定のセクターに置かれていて、倒すと危機ボードに移動して悪さしてくる厄介なタイルでしたが、対戦プレイ準備時はセクターの上ではなくセクターの辺に置くとなっています。
これが何の意味があるかというと、ここがヴォイドボーンの進軍の起点になるという意味があります。
通常はヴォイドボーン艦隊が置かれているセクターと隣接するマスだけが敵からの攻撃の対象になるわけですが、先駆者が辺で隣接しているタイルは、幾ら周りが自分の拠点しかなかったとしてもヴォイドボーン隣接マスとみなされて攻撃対象になります。
ルールの疑問点や注意点まとめFAQ:戦闘
ヴォイドフォールの戦闘に関しての疑問点・注意点をまとめます。
戦闘で取り除かれたキューブは回収=アクティブエリアに移動する
戦闘して攻撃を受けると戦力であるキューブは自分のボードに戻ってきますが、戻り先は「アクティブエリア」です。「非アクティブエリア」ではありません。
回収=アクティブエリアに戻すこと、です。
私は何となく戦闘で消耗したのだから非アクティブエリアに戻すのが正しいと思ってプレイしていたのですが、正しくはアクティブエリアに戻ってきます。
つまり、それらのキューブはまたすぐにアクションで戦場に戻すことが出来ます。
間違って非アクティブエリアに戻すと、戦場に戻すためには2ステップ必要になり、戦闘の難易度が死ぬほど上がるので注意してください(経験談)。
宙雷の攻撃はイニシアチブには含まれない
「宙雷」は斉射時の攻撃力を1上げてくれる技術ですが、これはあくまでも攻撃時の威力を上げるだけであって、イニシアチブ計算には影響しません。
例えば、1対2の戦闘の場合、宙雷を持っているからと言って斉射時に先行して1ダメージ、その後、1対1となって戦闘で引き分け、、、、とはなりません。戦力数が多い相手の方がイニチアチブが上で先行して攻撃してくるので、宙雷を持っていても一切反撃できずにやられてしまいます。
プレイしたての頃は、宙雷持ちのコルベット1隻いれば、1体のヴォイドボーン艦隊なら無条件で撃退可能と思っていたのですが、正しくは相打ちになってセクターが奪取されてしまうということに気付きました。
このゲームの戦闘はランダム要素が無く、ぶつかった時点で結果が一意に確定するようになっています。戦闘のルールをミスっていると結構大きく結果が変わってきてしまうので注意が必要です。
艦隊キューブの配備は、指定がない限りは、自軍のどのセクターにも配置可能
アクティブエリアからセクターにキューブを置く際、特別な指示がない限りは、どの自軍セクターに配備しても構いません。
私は「造船所」があるエリアにしか置けないと勘違いしていたのですが、この制約は「強化」フォーカスのように「造船所」のみ配備可能という縛りが書かれている場合にのみ必要となります。
正しいルールで遊べば、常に造船所から艦隊を配備して、わざわざそこから再編成して・・・みたいなことが無くなります。
ルールの疑問点や注意点まとめFAQ:フォーカス
ヴォイドフォールのフォーカスに関しての疑問点・注意点をまとめます。
選考フォーカスでは、「英雄的フォーカス」の選択は不可
「誘惑」のアクションでキャラクターが得意とするアクションをコピーする「選考フォーカス」が実行可能ですが、この選考フォーカスでは、ソロプレイ用でのみ使用される「英雄的フォーカス」は選択できません。
選考フォーカスは自分の手札と捨て札から該当のアイコンのカードをアクションを1つコピーする効果で、英雄的フォーカスは自分の手札にも捨て札にもないためです。
「英雄的フォーカス」で技術の誘発は可能
例えば、「繁栄」で誘発する技術「テラフォーミング」を持っている場合、「英雄的繁栄」を使っても効果が誘発されるか?ですが、これは誘発される(はず)です。
説明書を読んでも書いて無いため「はず」とつけていますが、「英雄的繁栄」も「繁栄」の一種だと考えて誘発させるのが妥当かと思います。
「英雄的フォーカス」で課題カードは出せる
「繁栄」のアイコンがある課題カードを「英雄的繁栄」プレイ時に出せるか?ですが、これは出せる(はず)です。
説明書を読んでも書いて無いため「はず」とつけていますが、「英雄的繁栄」も「繁栄」の一種だと考えて誘発させるのが妥当かと思います。
説明書にはアイコンが一致していれば出せると書かれており、一応「英雄的繁栄」のアイコンは「繁栄」のアイコンと同じになっています。
英雄的フォーカスを使う場合は、同種のフォーカスを捨てる
英雄的フォーカスを使う場合は、そのフォーカスに該当する名前の通常のフォーカスを捨て札にする必要があります。
「英雄的開発」を使うためには「開発」を捨てる必要があります。「誘惑」など別のフォーカスを捨てるということはできません。
英雄的「指導者」フォーカスを使う場合は、好きなフォーカスを捨てる
「指導者」というフォーカスは9枚の基本フォーカスには含まれていないのですが、「英雄的指導者フォーカス」を使用する場合、任意の手持ちのフォーカスを捨てることが出来ます。
技術効果の誘発タイミングは、フォーカス・アクションの前後
「繁栄」フォーカス実行時に人口を増加できる「テラフォーミング」技術を持っていた場合、これは対象となるフォーカス・アクションの前後の任意のタイミングで1つのアクションとして誘発効果を実行できます。
技術アクションをそのターンで実行する1つのアクションだと考えて、フォーカスの2アクションと合わせて好きな順番で3アクション実行する、で良いはずです。
ルールの疑問点や注意点まとめFAQ:ソロ・協力プレイ
ヴォイドフォールのソロ・協力プレイに関しての疑問点・注意点をまとめます。
危機カードは危機ボードに置かれた後からも回収が可能
ソロプレイや協力プレイ時に毎ターンめくられて悪さをしてくる危機カードですが、そのターン中に解消しなかった場合の選択肢として、危機ボード上に置くことが可能です。
そして、危機カードは危機ボード上に置かれた後からでも、その条件を満たせば破棄することが可能です。
説明書をよく読むと至極当たり前のルールなのですが、私の初回プレイ時は危機ボード上のカードは解消不可になると勘違いしており、そうはさせまいと毎ターンを危機カードの解消作業にアクションを取られていました。危機カードに毎ターンのアクションが縛られてしまい楽しさ減でした。
危機カードを放置しすぎると痛い目に合うのはその通りですが、出た瞬間ではなく先延ばしにすることで効率的に危機カードを解消するタイミングはあるので、上手く活用していきたいところです。
危機カード下部の効果は、全て満たせなければ選択不可
危機カードを破棄するための選択肢の1つとして、危機カード下部に書かれた悪い効果を受け入れる、というものがあります。
これは「-3食料」のようなデメリット効果なのですが、保持食料が0なので何も失わずに無条件で危機カードを破棄可能・・・とはならず、そもそも3食料以上払えない場合はこの選択肢を取ることが出来ません。
戦争カードでの戦闘時に、サイクル2,3の追加戦力は追加されない。
ソロ、協力プレイ時に危機カードで「戦争カード」がめくられた場合、そのラウンド中にヴォイドボーン艦隊が攻め込んできます。
戦争の作業は基本的には通常の「衝突」と同じなのですが、敵船力の設定に違いがあります。
フェイズCで攻め込んでくる場合は、サイクル2,3の場合は敵戦力は+1されますが、戦争カードの場合はサイクル2,3でも敵の戦力は増えません。
めくられた戦争カードに書かれている補正のみがかかります。
これは、ヴォイドフォールのソロプレイを丁寧に解説していて再生数もかなり多いYoutube動画でも間違っていた(コメントで指摘されていた)ので、意外に間違いやすいルールかもしれません。
避難所は全てキューブを埋めたら完成
ソロ、協力プレイにおいて、避難所は完成しないとゲーム終了時に失点になる要素ですが、避難所を完成させるためにキューブを置く条件はそれなりに難しいです。
キューブを1つでも置けば完成と勘違いするかもしれませんが、マスを全て埋めなければ避難所は完成しません。
完成時に貰えるボーナスも微々たるものなので、狙って避難所を完成させに行くのは結構しんどそうです。
人口6ギルド3で避難所のLVが上がるのは評価フェイズのタイミングのみ
避難所のLVを上げる条件は3つありますが、その内の1つに、人口6ギルド3個埋めた非汚染のセクターを保持する、というものがあります。
これはその状態になったタイミングで避難所のLVが上がるわけではなく、Cの評価フェイズのタイミングでその条件を満たしていたら1レベル上がるというものになります。
人口6ギルド3の数だけ避難所のLVが上がる
評価フェイズ中に、人口6ギルド3個埋めた非汚染のセクターを複数保持していた場合、その保持数分だけ避難所のLVが上がります。
マップ上の先駆者のみが敵の得点対象になる
ソロ、協力プレイ時は、マップ上に先駆者が残っている数1体に付き、敵は10点を獲得します。
この時、危機ボード上の先駆者はカウントしません。
技術「汚染チャンバー」上の腐敗は失点にならない
ソロ、協力プレイ時は、ゲーム終了時にボード上の腐敗は1つに付き2失点になります。また個人ボード上の腐敗の数だけ敵船の戦力は増加します。
しかし技術である「汚染チャンバー」上の腐敗はそれらの数にはカウントしません。
敵の点数になる汚染ダイスは敵の艦隊がいるセクターのみが対象
ソロ、協力プレイ時は、ゲーム終了時の汚染ダイスは、その数字分だけ敵の点数になります。
このとき全ての汚染ダイスが敵の点数になるわけではなく、敵の陣地、つまり敵船が置かれているセクターの汚染ダイスのみが得点対象となります。
協力プレイ時は全てのプレイヤーが敵のスコアを上回る必要あり
協力プレイ時はソロプレイを協力プレイ全員で行って全員が敵スコアを超えるのが勝利条件です。
1人でも結構しんどいですが、複数人プレイだと誰かがしたブレるとNGで、かなり難しさは増しそうです。
以上、ヴォイドフォールの疑問点やルール注意点のまとめでした。
楽しいのですが定期的に疑問点が出ては、説明書と睨めっこしながらのプレイが続いており、このようなまとめ記事作成に至りました。
他にも気になったルールや間違いやすいルールがあれば追記していきます。
それではよいヴォイドフォールライフを。
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