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ドミニオン拡張「旭日」:影カードの紹介とレビュー

ドミニオン拡張:旭日(ライジングサン)のカード紹介とレビュー続きます。

今回は、新能力である「影(Shadow)」タイプが含まれるカードを紹介していきます。

ドミニオン拡張「旭日」:影カードの紹介とレビュー

カードタイプ「影」は、ドミニオン:旭日で初登場した能力です。

「影」タイプカードは、なんといつでもデッキから手札のようにプレイすることが出来るという、とんでもない能力を持っています。

思わずハテナマークが出てしまう効果ですが、読んで字のごとくで、自分のターンのいついかなる時でも手札のアクションとして扱うことが出来るわけです。。。なんぞそれ。

通常の王国カード同様にシャッフル時はデッキに入るのですが、その際にいつでも取り出しやすいようにデッキの一番底に配置されます。

ドミニオン初の裏面が特殊な絵柄のカードになっており、「影カード」であることがわかるようになっています。

Fishmonger(魚屋)

コスト
タイプアクション・影
効果・+1購入+1金。
ーーー
・このカードを手札にあるかのようにデッキからプレイ可能

ドミニオンにおける商売系のカードは、+金や+1購入が付いていることが多いです。

何と能力は貧弱と言わざるを得ない+1購入+1金。銅貨に毛が生えたレベル。

ただのアクションとしてみると圧倒的に弱いカードですが、シャドウ属性を持っているので、好きなタイミングでデッキの底から引っ張ってくることが可能。

+購入は昨今のドミニオン拡張だと、比較的価値が上がってきているので、欲しい時にいつでも得られる+購入は便利かもしれません。

正直+2金位でもバチは当たらなそうですが、+2金にしてしまうと、基本セット第一弾の弱カード「木こり」の完全上位互換になるため、この調整になったのでしょう。

単発と考えると当然弱いですが、アクション継続カードを連発した際に+1アクション余ることは良くあるので、そういう状況で引っ張ってきたら中々のアドバンテージ。この影ルールで、アクション継続系のカードの価値が上がったかもしれません。

プレイ前評価:★★☆☆☆

Alley(細道)

コスト
タイプアクション・影
効果・+1ドロー+1アクション
・手札を1枚捨てる
ーーー
・このカードを手札にあるかのようにデッキからプレイ可能

このカードを引いてから使用したと考えると実質、+2ドロー+1アクション1枚捨て。

劣化版「研究所」としてはそれなりに悪くない効果ではないでしょうか。

実質手札を1枚入れ替える効果になりますね。

爆発力のある効果では無いですが、有効となる状態が多く、汎用的で使いやすい効果と考えて良いでしょう。

プレイ前評価:★★★☆☆

Ninja(忍者)

コスト
タイプアクション・アタック・影
効果・+1ドロー
・他のプレイヤーは手札を3枚になるように捨てる。
ーーー
・このカードを手札にあるかのようにデッキからプレイ可能

侍に続き、忍者も登場です。

+1ドローからいつもの手札アタックを搭載。

手札から使用するアクションだと仮定すると、+2ドロー+手札アタック。同じ4コストの民兵「+2金+手札アタック」と比べると、どっこいどっこいか、やや劣る効果かと思います。

ただ、民兵と違ってシャドウ属性を持っているため、一度購入すると何時でも使用可能になります。複数枚購入しておいて、毎ターン使用するような嫌らしい攻撃が可能になります。

攻撃力の高さはかなりのものかと思います。

プレイ前評価:★★★★☆

Ronin(浪人)

コスト
タイプアクション・影
効果・手札が7枚になるまでカードを引く。
ーーー
・このカードを手札にあるかのようにデッキからプレイ可能

浪人が登場。能力と名前の因果関係はさっぱりです。。。なんだこれ。

手札を7枚まで引くのは、基本セットの「書庫」が有名ですが、あちらはアクションカードを脇に置いておいてドローしないという選択が可能でした。

こちらはそういう効果はなくなっています。

手札を一定枚数にする系のカードは、「祝祭」のように手札を増やさない系のアクションと組み合わせてコンボに良く使われますが、コンボパーツを欲しいタイミングで確実に引っ張ってこれるのは、強いんじゃないでしょうか。

プレイ前評価:★★★★☆

Tanuki(タヌキ)

コスト
タイプアクション・影
効果・手札からカードを1枚破棄する。
・それよりコストが2まで大きいカード1枚を獲得する。
ーーー
・このカードを手札にあるかのようにデッキからプレイ可能

何とタヌキの登場です。

日本と言えばタヌキなんですかね。当たらずとも遠からずという感じはしますが(笑)。

英語名ではなくそのまま「TANUKI」というカード名です。タヌキの英語名って何なんだろう。

タヌキがドロンして、カードが強化されるってやつです。

基本セットの4コスト「改築」の効果に影属性を付けて、+1コストの5コストにしたカード。

いつでも使える「改築」。

「改築」をいつでも使えるというのは確実に便利で、序盤は屋敷を確実に除去できる。

終盤は「金貨」⇒「属州」のために改築が必要で、毎ターン改築が欲しいということは良く起こるので、必要なタイミングで使える改築ということでかなり良さそう。

2枚くらい買っておいて損はない良カードだと思います。

プレイ前評価:★★★★★


以上、影タイプを持つカードの紹介でした。

これは評価に困るカードが目白押しですね(笑)。

「いつでも使える」という過去のドミニオンには無かった非常に強力な効果を持つため、その反面、素の効果の方はワンランク下げる必要があり、ぱっと見てコストに見合わず強そうには見えないカードが多いです。

コンボ用など用途がはっきりしていると、そのカードをいつでも使えるというのは大きなメリットになるので、コンボに使えるサプライかどうか?というのが影タイプのカードを使いこなす1つカギになりそうです。

少なくとも何も考えずに買いあさって、それだけで強いというパワーカードはないように思います。

使いこなしがいのあるカードということで楽しみですね。

ドミニオン拡張:旭日のカードレビュー続きます。

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