今回はボードゲームアプリ「LASER DIVER」を紹介します。
最近の流れとして、既存のボードゲームがアプリ化されるのは珍しくないですが、この「LASER DIVER」はスマホアプリでボードゲームを作成した、ものになります。
アプリで一体どういうボードゲームが楽しめるのか、気になるところですね。
ということで今回の記事ではボードゲームアプリ「LASER DIVER」を紹介していきます。
「LASER DIVER」はどういうボードゲームか?
『LASER DIVER』は高いゲーム性とカジュアルさを併せ持つ考える楽しさのあるボードゲームです。
お互いコマが前進すると敵味方のコマがぶつかりますが、そのとき敵のコマのラインも使用して移動する事が可能です。
敵のコマとラインをつなげるか、もしくはつなげないでブロックするか、その後局面をどう展開させるか。
理詰めによる読み合い、ラインをつなぐイメージ等の感覚的思考など、頭をフル回転させゲームを進めていきますが、考え抜いて先にゴールした時の爽快感はたまりません。
引用:Laser Diver公式HP
ゲーム名 | LASER DIVER |
ジャンル | ボードゲーム(アブストラクト) |
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 5分 |
パブリッシャー | 大井孝信(公式note、 公式twitter) |
価格 | 無料 |
対応OS | Android / iOS |
リリース日 | 2020年 |
ボードゲームアプリ「LASER DIVER」は、2020年に開発されたandoird / iOS向けのアプリです。
ジャンルは「アブストラクト」になっています。盤面に配置された6つのコマを使って、いち早くゴールした方が勝ち。配置によっては自分の有利にコマを進めたり、相手を妨害したり、悩ましい読みあいのゲームになっています。
ちなみに運要素の無い(少ない)ボードゲームをアブストラクトといいます。「コリドール」なんかは有名なアブストラクトですし、「将棋」や「チェス」なんかもアブストラクトといえるでしょう。
このアプリですが、なんと「つくば市」に認定されているボードゲームアプリのようです。しっかり面白いハイクオリティということですね。
「LASER DIVER」のルール
Laser Diverのルールを紹介します。
各プレイヤーは1ターンずつ交互にタイルを移動させていきます。
勝利条件
- 自分のタイルを相手の最奥マスに移動させること
- もしくは、相手陣の3×3マスをタイルで埋めること
タイルを移動させて、最奥の地点にタイルを移動させることを目指します。
逆に自分のゴールマスに相手タイルを入れられないように立ち回ります。
移動方法
各タイルには線が書かれていますが、この線をなぞってタイルを移動させることが出来ます。
また、自分のタイルだけではなく相手タイルの線をなぞって移動させることも可能。
また、1歩だけなら横移動や後ろ移動も可能です。
向きの変更
タイルは向きを変更することが可能です。
タイルの線が移動経路になるため、タイルの向きは重要です。
ゴール条件
ゴールに入るためには条件があります。規定数のタイルを経由しなければゴールできないようになっています。
デフォルトでは「3」に設定されているので、自分と相手合わせて3つのタイルを経由しなければ、ゴールすることが出来ません。
ゲームモード
- オンライン対戦
- オフライン対戦(対人)
- オフライン対戦(CPU)
オンラインで対戦するもよし、練習でオフラインでCPUで楽しむもよしです。
公式ルール動画
LASER DIVERを実際に遊んでみた感想
ふとしたことで存在を知ったボードゲームアプリ「LASER DIVER」。
ボードゲームをアプリにしたのではなく、アプリで作ったボードゲーム。
正直説明を読んだだけだとピンと来ず。一体どういうボードゲームなのか、無料アプリということで実際に入れて遊んでみました。
その結果、、、
これは面白いぞ。
思った以上にプレイ感は軽く、1プレイ時間も5分程度で終わるので、ついつい何度も遊びたくなる面白さがありました。
システム的には・・・どうなんだろう。間違いなくボードゲームですが、似たようなシステムのボードゲームは私は知りません。自分含めて他プレイヤーが配置したタイルによって経路が決まって、プレイ感が変わるボードゲーム。最近グループSNEさんから発売された「インディゴ」なんかとちょっぴり似た感じでしょうか。
タイルをなるべく相手陣に移動させていくのが目的なのですが、相手のタイル配置によっては全然移動させられなかったり、逆にスムーズに一気に移動させられたり、タイル1つの配置次第で全然動きが変わってきます。
自分の都合の良いように配置していると、それを相手に上手く利用されてしまったり、逆に相手の配置を利用したり、お互いの選択が良い感じにお互いのメリットにも、デメリットにもなるようにできています。
「アブストラクト」ジャンルその通りで、一切の運要素はなく各プレイヤーの実力が反映されるゲームになっています。
なので、ガッツリ頭を使えばその分勝てるゲームだと思いますが、そこまで頭を使わなくても楽しめますし、もちろんしっかり考えると勝ち筋が見えるタイプのゲームになっています。
最初はなんだこれ?って感じで、良くわからずプレイしていたのですが、徐々に動かし方がわかってきて、勝ちやすいコマ配置的なものもわかってきます。徐々に戦略的にプレイできるようになってきますね。
アプリ自体の出来は、流石つくば市の認定をもらうだけあって、しっかり作られています。シンプルに必要な要素が必要な分詰め込まれた、無駄のないアプリという感じです。
プレイ環境としては、ローカルでCPUと対戦も出来ますし、友達と対戦することも出来ます。私は未プレイですが、オンラインでは、マッチング対戦も出来ますし、友達との対戦もできるようです。オンライン対戦はアプリならではという感じですね。
アプリ発のボードゲームだけど、普通にゲムマとかで頒布したら売れるんじゃないかしら。そう思わせる出来の良作でした。
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