>> おすすめボードゲームはこちら

ルート拡張2の新概念『リーチ』について紹介

今回はルートの拡張2「そびえる山のいきもの乱記」から登場する新概念「リーチ」について書いていきます。

ルート拡張2の新概念『リーチ』について

『リーチ』とは?

記事のタイトルにある「リーチ」とは何ぞや?ですが「各種族がマップに適切な影響力を及ぼす目安・指標値」になります。

そんな説明、拡張2の説明書には書かれていなかったという指摘は正しくて、この概念は実は公式HPに拡張2と同時に置かれた「根の法典(最新バージョン)の最終頁」に書かれています。

『リーチ』一覧

リーチが書かれているページはこちらになります。

かなりわかりやすく書かれていると同時に、これはルートを楽しむうえで見逃せない設定値になっています。

この望ましい「リーチ」を満たしていない種族でのプレイは、ルートの楽しさを損なう可能性がある、ということですね。

このリーチの数値は中々興味深い数字になっておりまして、この表からわかってくることを、幾つか考察したいと思います。

2人プレイ時のおすすめ種族

この表によると2人プレイ時のリーチは「17」です。

これはつまり「猫」VS「鳥」の17リーチ、「猫」VS「モグラ」の18リーチ、以外の組み合わせは2人プレイに向いていないということになります。

確かに盤面全体でルートをしっかり楽しむには、この組み合わせ以外は難しいかもしれません。

「鳥」VS「モグラ」は15リーチなので一応非推奨です。この組み合わせはギリギリ楽しめる気はしますが、何か穴があるのかもしれません。

2人プレイ時は必ずどちらかのプレイヤーが猫を使いましょう、ということですね。

トカゲ教団の扱い

トカゲのリーチはなんと全種族最低の「2」に設定されています。これは中々すごいことです。

「トカゲ」は、コマ数だけなら「猫」同等の25個なので、猫部族に対抗できる大きな勢力・展開能力を持った種族だと思いがちなのですが、公式からは全く盤面に影響を及ぼさない種族という認定になってしまっています。

これは如何に「トカゲ」がいてもいなくても変わらないかを示しており、如何にトカゲで勝つことが難しいかを示しています

数は多くても「移動」と「戦闘」に大きな制約がかかっている種族なので、それだけで盤面への影響がほぼないとみなしてよいレベルだということですね。

2人プレイは「猫」VS「トカゲ」にしてもリーチは12なので、2人プレイは止めておけってなります(笑)。3人プレイも厳しく、2人プレイでおすすめの「猫」VS「鳥」「モグラ」の組み合わせに「トカゲ」を足さないと、目標リーチ18に到達しないことになります。

ある意味2人プレイで完結している盤面に、3人プレイで横から割って入ることでしか勝機を見いだせないってことです。如何に公式が「トカゲ」はヤバい種族だとみなしたかということですね。

3・4人プレイのおすすめ

3人プレイのリーチは18、4人プレイのリーチは21なので様々な組み合わせが楽しめるように見えるのですが、実は「猫」か「モグラ」のどちらかを必ず入れないと、必ずその値に達しないようになっています。

つまり、ルートを遊ぶのであれば、「猫」か「モグラ」必ずこのどちらかの種族は使ってねってことです

連合と烏

この2種族もトカゲ同様に、猫と鳥のような大きな戦いに横から入って、勝利をかっさらうことを狙う漁夫の利的な種族です。

大勢力にタイマンでは勝てないので、如何に火の粉を回避して立ち回るかが重要です。そのため、ある程度盤面に兵士は送り込めるのですが、リーチは3と低めになっています。

3人プレイでは、猫・鳥・モグラのどれか2つが争っているのであれば、目標リーチが18に届きます。ここがトカゲとの差分になってますね。

やはり、こういう種族よりリーチが低いトカゲが如何に厳しい種族かってことですね。

放浪と河民

この2種はリーチが5と比較的高めになっています。どちらもそんなに盤面に影響しないのでは?と思わなくもないのですが・・・これら種族がリーチの低い「連合」や「烏」や「トカゲ」と違うのは、狙われても独立して戦えるという点です。

「連合」や「カラス」は、どこかの勢力にターゲットにされると、比較的簡単に抑えつけられて失速します。弱点である専用トークンを壊せばよいわけです。「トカゲ」に至ってはターゲットにしなくても、まともに成長するのがそもそも難しいです(笑)。

一方で、「放浪」は他の種族と敵対しても普通に戦えますし、クエストなどで得点を稼ぐ手段が豊富で最後まで継続して戦いやすいです。

また、「河民」も敵対されると戦いづらいと思いきや、商売しなくても1か所集中するだけで7ターン目には30点近い得点を稼ぐポテンシャルを持っています。また、商売によって誰か他の非敵対プレイヤーが間接的に協力してくれる可能性もあります。

ということでこれら2種族は比較的高めのリーチになっているんだろうなと推測しています。

終わりに

ルート拡張2に登場した新概念「リーチ」の紹介でした。

ルートは、非対称性が売りのゲームなのですが、あまりに適当な種族の組み合わせで遊んでしまうと、確かに楽しさが損なわれてしまうケースが多いです。

盤面全体で戦いが起こってこそのルートなので、折角楽しく遊びたいのであれば、このリーチに従って遊んでみることをお勧めします。

それでは良きルートライフを。

2 COMMENTS

TEENO

匿名さん
コメントありがとうございます

やはりルートの二人戦は無理ある組み合わせが多いようで。組み合わせ楽しむなら3人は必要ですね

オートマ拡張が出たら、二人でも色々な組み合わせで楽しめるようになるのでそれに期待ですかね

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です