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ルート拡張2『地底公領』について紹介

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ルート拡張2遂に発売されましたね。楽しんでますでしょうか。

今回はルートの拡張2「そびえる山のいきもの乱記」に登場する「モグラ」種族『地底公領』について書いていきます。

ルート拡張2『地底公領』について概要

ざっくばらんに書いていきます。

地底公領はどんな種族か?

  • 専用の地底領地を持つ。
  • 地底領地から巣穴経由で地上に兵士を送り出す。
  • 毎ターン自動で地底領地に募兵される。
  • 建築することで毎ターンドロー枚数や募兵数が増加。
  • 建築地数に応じて、貴族カードを場に出して勝利点を獲得することが可能。
  • 貴族カードは、毎ターン追加アクションや勝利点をもたらす。

これらはほかの種族にはない特徴ですが、それなりに直感的でわかりやすい仕組みになっています。

猫と鳥の種族を足して割った感じの性能を持っています。

強い点

専用の地底領地から、好きに地上の広場に拠点を作ることができる

巣穴の配置コストはたったのカード1枚なので、ほぼ自由に地上に巣穴を作ることが出来ます。

その際に兵士を4体送り込むことが出来るため、他プレイヤーにしてみると、何もなかった広場にいきなりモグラ4体の拠点が登場することになります。

巣穴は再序盤1,2ターン目から作っていけるので、他のプレイヤーにとってみると中々のプレッシャーです。

更にこの巣穴は巣穴⇒地底領地⇒巣穴と移動することが出来ます。遠隔の広場にいきなり別の広場の大群が移動してくるなんて言うことも可能。

凄い地底族モグラっぽい動きでいいですね。

募兵は毎ターン自動で行われる

モグラ兵士は毎ターン自動で地底領地に募兵されます。

引用:BGG

募兵数は自分の募兵用建築物である「堡塁」の建築数によって異なり、1(建築なし)→2→4→6(3つ建築)と増えていきます。

ちなみに「堡塁」とは敵の攻撃を防ぐために土砂やコンクリートで作られた小型の防御要塞のことを言います。

最大で毎ターン6体の兵士が自動で募兵されるということです。これはかなり強烈。

「堡塁」を建て切ってしまうと毎ターン6体募兵され続けるので、ちょっとやそっと戦闘で兵が失われても、簡単に湧いて出てきます。モグラの勝ちパターンですね。

手札に余力がある

モグラが手札を消費するのは「巣穴設置」時のみです。それ以外の、建築物の建築時や、貴族の擁立時には手札のカードは消費せずに、手札のカードを公開するだけでよいです。公開したカードが鳥カードの場合は消費してしまいますが。

そのため、手札にはかなり余力がありなかなか減りません。なのでドロー枚数を増やす建築物である「市場」は、最高で3つまで建築可能なのですが、1つ建築するだけでそれなりに手札は十分になります。

つまり、ドロー枚数はあまり重要ではないので「市場」はあまり建てられず、募兵用の「堡塁」の建築に注力することが可能になります。つまり兵士が大量に生産できるということですね。

貴族カードでアクション強化が可能

引用:BGG

貴族カードは3種類×3グレードの合計9枚あります。

「移動」「戦闘」「建築」のアクションを加速するものから、勝利点を獲得できるカードもあります。

これらを場に出すことでモグラは更に活発に行動できるようになります。

弱い点

アクション数が少ない

「移動」「戦闘」などのアクションはデフォルトで2アクションしかできません。募兵は勝手に毎ターンやってくれるようなものなのでそれはありがたいところ。

「移動」は拠点に生成された兵士を地上に送り込むために比較的頻繁に実施が必要で、そうすると残り1アクションになってしまいます。

なのでぶつかり合いになると、アクション数の弱さで押されがちです。

貴族カードを場に出していると「移動」「戦闘」が強化されるので、そちらでカバーするしかありません。

勝利点の獲得速度が平凡

地底公領の勝利点獲得方法は、貴族カードを場に出すことです。1枚出すことで1~3点の勝利点が得られます。ただし、各グレード3回までしか勝利点を得られないため、1+2+3点を3回分で合計18点分しか得られません。

残りの12点は何か別の手段で得る必要がありますし、そもそも貴族カードを出し切れることも稀なので、実際に30点までに必要な得点はもっと多いことになります。

貴族カードには毎ターン勝利点をもたらすカードも複数存在しており、1~3点位は獲得可能です。そもそも出すのが大変ですし、出したとしても、1ターンにMAX2~4点程度得るのが関の山です。

なので、地味に地道にコツコツ点数を稼いでいく感じで、盤面は良い感じに推移していても、得点的になかなか勝ってる感が乏しいかもしれません。

連合や放浪のような爆発力には欠けます。盤面は活発だけど中々勝利が見えてこないこの辺のもどかしさは猫に近い感触かもしれません。

建築物が破壊されるとペナルティがある

地底公領最大のペナルティは、建築物破壊時に「最高位の貴族カード1枚捨てる」&「手札を1枚捨てる」というものです。

建物を複数破壊できると、それだけで頼みの「貴族カード」が複数捨てられることになり、簡単に失速することになります。

貴族カードがなくなると「アクション」「勝利点」が非常に稼ぎづらくなります。

なので対「地底公領」にはなるべく隙をついて「建物」を破壊していくのを狙うのがよいですね。貴族カードを出すためには複数広場を支配するべく、広く展開しなければならないので、その分守りが手薄になるということです。

ルート拡張2『地底公領』についてレビュー

モグラの種族「地底公領」使ってみましたが、これは非常に面白くて使いやすい良い種族だと思います。私のお気に入り種族ランキングで上位に入ると思います。

兵士数は20とトップクラスで、盤面に大量にコマを送り込むことで、ボード上の争いにうまく干渉していくことが出来て楽しいです。

兵士数は多いけど盤面への影響力が低すぎて使いづらいどこかのトカゲさんとは違って、普通に使っていて楽しいですし、中々強力で使いやすい種族です。

がっつり得点を稼ぐ方法に乏しいので、チマチマ稼いでいると目を付けられやすいかもしれません。

「猫野侯国」や「鷲巣王朝」のように、使いやすいオーソドックスな種族の1つとして使っていけると思います。

ルート拡張2『地底公領』のエラッタ

前拡張の反省を活かしたのか、本拡張はエラッタやわかりづらい標記が今のところ見つかっていません。

これは素晴らしいですね。

拡張1の「カワウソ」と「トカゲ」は今見ても「こういうときはどういう処理をすれば良いんだろう?」と疑問に思うことがあります。ボードだけを見てもわからず、説明書を見返さないとわからないことがあるわけですね。

一方でこの「地底公領」に関して言えば、どういう処理をすればよいのか、ゲームボードを読めば大体がわかるようになっており、処理に関して疑問に思うことはほぼありませんでした。

ルート拡張2『地底公領』 紹介の終わりに

以上、ルートの拡張2に登場するモグラ種族「地底公領」の紹介でした。

次はカラス種族の「黒烏結社」を紹介します。

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