今回は先日Group SNEさんから発売された新感覚脱出型ボードゲーム「アドベンチャーゲーム:ザ・ダンジョン」のゲーム紹介とレビューをしていきます。
似たような脱出系ゲームが多い中この「アドベンチャーゲーム:ザ・ダンジョン」がどういう違いがあるのかをメインに話していければと思います。
ちなみに私のブログではいつもそうですが、ネタバレはしません、のでお気軽に閲覧ください。
ストーリーや謎解きに関するネタバレはしませんが、多少なりともゲームの中身に絡む内容を書いてしまうかもしれませんが、ご容赦ください。
アドベンチャーゲーム:ザ・ダンジョン ゲーム紹介
何というか凄いタイトルですよね。
アドベンチャーゲームにダンジョンに・・・
凄いどこにでもありそうな名前というのがこのゲームに対する第一印象でしょう(笑)
EXIT脱出ザ・ゲームも中々の名前でしたが、それを超えてきた感があります。
ゲーム概要紹介
どんなゲームか?
暗い地下室で目覚めたプレイヤー達。
何故ここにいるのかすらわからない。
ここから脱出しなければ・・・
そんな感じで始まるのがこのゲーム。
ストーリーテイストの脱出ゲームという感じです。
このゲームを例えるなら
「EXIT脱出ザゲーム」と「アンロック」を足して2で割った
そんな感じのゲームです。
KOSMOS社のいつものサイズの箱の中に入ったコンポーネントを開き、1つ1つ謎を解いて先に進んでいく。
そういうプレイ感やデザインは非常に「EXITシリーズ」に似ています。
私は最初EXITの続編かと思いました。
かなり異なるのはストーリー性を重視している点でしょう。
EXITシリーズは、謎解きがメインでストーリーは正直取ってつけたような微々たる要素でしかありませんでした。
しかしこのアドベンチャーゲーム:ザ・ダンジョンは、しっかりストーリーが設定されており、行動によって色々と話が展開していきます。
やはりストーリーがある方が個人的にはワクワクしますね。
更に、アイテムを組み合わせたり、場所とアイテムを組み合わせて謎を解くのは非常に「アンロックシリーズ」に似ています。
アンロックもアイテムAとBを組み合わせると、謎が解けて先に進めるなんていう仕掛けが沢山ありましたが、こちらもそのような仕掛けが大量に入っています。
しかしアンロックと異なるのはスマートフォンは使用しません。あくまでもこのKOSMOS箱に入ったコンポーネントでその謎解きをやっていくことになります。
絵柄はEXIT依りなので、アンロックのようなメルヘンな感じはありません。
プレイ人数
1~4人用です。
このゲームは最大4人まで遊べますが、基本的には5人以上は非推奨です。
一般的な脱出系ボードゲームは、問題を一緒に解く人数が変わるだけなので、遊ぼうと思えば何人一緒に出も遊べるわけですが、このゲームは本当に4人が上限です。
何故かと言えば、プレイヤーキャラクターが登場し、それらが4人しか出てこないからですね。
4人プレイでは1人が1キャラずつ使い、1人プレイでは1人で2キャラ使うことになります。
キャラクター毎に名前と特徴が書かれたカードを受け取るのですが、実はキャラクターの特徴はそのままそのキャラクタの強みであり、イベントの結果が異なる場合があります。脳筋系キャラが得意な場面や、思慮深いキャラが得意な場面が出てくるわけです。
これは中々凄いと思いますね。
他のゲームでは見たことがありません。
プレイ時間
90分×3回です。
全3章に分かれており、それぞれが90分程度かかるようになっています。
1つ2時間程度で完結するEXITシリーズよりは長く楽しめるでしょう。
実は制限時間はないのでじっくりプレイすることが可能ですが、他の謎解きゲームのように悩みまくるようなポイントは多くないので、そこまで何時間もプレイするということにはならないでしょう。
制限時間はありませんが、プレイヤーにはHPが設定されているため、迂闊な行動を繰り返すとゲームオーバーということもあります。。
リプレイ性
物理的にコンポーネントを破壊するEXITシリーズと異なり、コンポーネント破壊は無いので気軽に楽しめます。
行動による分岐もそれなりにあるため、2周目プレイも出来ると思います。
まあストーリー物で謎解きものなので、リプレイ性が高いとは言い難いですけどね。
ゲームルール詳細
そんなに難しいことをやるゲームではありません。
プレイヤー達は、閉じ込められた部屋から移動し脱出を試みることになります。
プレイヤーはそれぞれキャラクターを選択肢、ライフポイントを受け取ります。
ライフなので当然0になるとゲームオーバーです。
ただし、全員が共有しているようで、全員のライフが0にならない限りはゲームオーバーにはなりません。
それぞれの部屋の中には、気になる箇所には数字が描かれています。
その数字を探索すると話が進むわけです。
探索するためにはプレイヤーキャラクターコマをそこに移動させて、該当する探索の数字を確認します。
これで例えば、箱を調べたとしたら、
頑丈そうな木製の箱だ、蓋は空かないので中身を取り出せそうにない。
という風にストーリーが進む。
今はまだ箱を空けられないようだ。
そこで例えば、後々斧を入手してこの箱に使うことで、
箱は破壊され、中から1冊の日記が出てきた。アイテム30を受け取る。
といった感じで新しいアイテムが入手され、先に進めるようになっていく。
プレイヤーキャラクターが1回行動したら、左隣のプレイヤーが同様に1回行動して終わり、これをゲーム終了まで繰り返していく。
イベントによっては、全員が一か所に強制集合させられたり、プレイヤーによって結果が変わるイベントなど様々な仕掛けがプレイヤーを待ち受けている。
これらを合計3シナリオ分遊ぶと、漸くエンディングにたどり着くという流れになっている。
アドベンチャーゲーム:ザ・ダンジョン レビュー
ふとEXITシリーズのような見た目で気になった本作。
実際に買って遊んでみました。
満足度は5点中4点というところ。
タイトルからして思い切った名前をつけたなという感じのするこのゲーム(笑)
EXITシリーズの名前といい、KOSMOSのこのサイズの箱は、そういう名前が流行っているのでしょうか?
ゲーム開始時は、良くあるあるな一室に閉じ込められた状態。
凄いあるあるな設定ではありますが、ストーリーテイストになっているのとどういう仕掛けがあるのかわからない分、他の脱出系ゲームと違ってワクワクさせされます。
先ほども書きましたがEXITシリーズとアンロックシリーズの良いところ取りしたゲームになっていて個人的にはかなり満足度は高かったです。
ストーリー皆無なEXITシリーズと比較すると、ストーリーって大事なんだと気づかされますね。
ただ、謎解きという観点だとアンロックとEXITの2作品よりは大分劣る感じです。
このゲーム派謎解きをメインに据えているわけではなく、タイトル通りあくまでもアドベンチャーゲームなわけですね。
なので脱出ゲームであることは間違いありませんが、EXITシリーズのような謎をガンガン謎を解きまくってやるぜ!っていう方はやや違うかもしれません。
4人でワイワイが一番楽しいと思いますが、1人でも十分楽しめるように思います。
EXITと違って難しすぎる謎と孤独感を味わいながらプレイすることにはならないでしょう(笑)
話の展開が分岐する点もそれなりにあり、別の行動でもう一度遊んだらどうなるんだろう?とリプレイ欲を掻き立ててくれます。これは脱出系ゲームでは珍しいと思いますね。
私は実はまだクリアしきってはいないのですが、クリア後は時間を空けてからまた別の選択をするように心がけて話を進めてみたいと思います。
ちなみにかなり大きめなジップロックが入っており、ゲームを途中セーブしやすいような工夫がされています。全3章なので途中セーブを挟みながら進めやすいようになっているのは素晴らしい限りです。
簡単ですが、以上でアドベンチャーゲーム:ザ・ダンジョンの紹介を終わります。
KOSMOS社、そしてグループSNEと言えば、脱出ゲーム。
本当に色々出してくれて面白い限りですね。
脱出ゲームの新形態である本作、気になる方は是非プレイしてみてください。
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