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【ボドゲニュース】BGG Golden Geek Awards 2021発表!

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今年もBGGが毎年発表しているゴールデンギークアワードの2021年版の発表がありました。

この記事ではBGG Golden Geek Awards 2021受賞作品を紹介します。

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BGG Golden Geek Awardsについて

世界最大のボードゲーム掲示板「Board Game Geek」で毎年開催されているグランプリです。

複数の部門に分かれており、それぞれの部門でユーザによる投票で1位が決まります。今年で16年目となります。

ちなみに去年のグランプリはこちらの記事をご参照ください。

>> 【ボドゲニュース】 BGG Golden Geek Award 2020発表!

去年と同様に、各部門TOPの紹介と、惜しくもTOPにはならなかった2,3位の作品で、気になったものも合わせて紹介します。

Golden Geek Awards 2021「2人プレイヤー部門」

その名の通り2人プレイ用のアワードです。

大賞:Radlands

荒廃した北斗の拳やマッドマックスのような世界観の世界で、水資源を求めて生き残った人たちがライバルを蹴落とし合うという設定のボードゲーム。

2人専用のカードベースのゲーム。

カードゲームは2人プレイとの相性が良い印象。ノーチェックでしたが日本語化あるかもしれませんね。カードゲームはエラッタが怖いですが、どこか出してくれないかしら。

Summoner Wars

6×8の戦場にモンスターを召喚しながら戦う2人専用ボードゲーム。

漫画「遊戯王」で登場したゲームをそのまま具現化したような印象。これは刺さる人が多そうですね。

日本語化されないだろうか(笑)

▼2人用おすすめボードゲームはこちら

Golden Geek Awards 2021「アートワーク部門」

ボードゲームのコンポーネントの美しさ・デザインの良さ・雰囲気の良さなどの観点によるアワード。

大賞:Sleeping Gods

アドベンチャーブックとボードゲームを融合させたタイプのボードゲーム。

船に乗った一行が異世界に飛ばされてしまい、全くの異世界でサバイバルしていくために、海路・陸路様々な場所を移動しては探索していく協力型のボードゲーム。

TRPGをそのままボードゲームに落とし込んだ感じでしょうか。土地を探索しては何かに遭遇してはゲームブックを読んで解決して、様々なイベントが発生し、モンスターと戦闘し。

文字数10万字と、すさまじい文字量のゲームで日本語化必須の超大作なのですが、先日のゲームマーケット2022春にて、リゴレさんからまさかの日本語版発売が発表されています。

翻訳も実績十分のみらこー進藤さんということで非常に楽しみの作品です。結構なお値段するでしょうが私は間違いなく買ってしまいますね。

キャンバス

アートワークといえば確かにこのゲームは外せない。ばえるボードゲーム「キャンバス」です。

システム的にはセットコレクションですが、透明なカードを3つ組み合わせて、自分オリジナルの絵をキャンバスに描く、その過程とその絵が大変美しいボードゲーム。

ゲームに勝てなくても美しい絵を作るだけで楽しい。

日本語版はエンゲームズさんから発売済ですが人気作で品薄気味。

Oath: Chronicles of Empire and Exile

ルートを製作しているチームの最新作品。

王国の覇権を争う非対称型のボードゲーム。ルールは相変わらず複雑そう(笑)。アートワークは相変わらずのルートのようにこだわっていて良い感じです。

1ゲーム1ゲームプレイする毎に、前のゲーム結果を引き継いで、次のゲームのルールやセットアップが変わるという、大変チャレンジングなシステムを投入したボードゲーム。

▼気になる方は過去記事を参照ください

【ボドゲニュース】 Kickstarterで発売されたばかりのOathが凄い気になる

Golden Geek Awards 2021「カードゲーム部門」

今年はカードゲーム部門は無かったようですね。

ちなみに去年のカードゲーム部門の大賞は「デューンインペリウム」でした。

確かにデッキ構築として頭一つとびぬけた面白さがあります。

Golden Geek Awards 2021「協力部門」

プレイヤー同士が協力しながらゲームシステムと戦うタイプのボードゲームのアワードです。

大賞:ザ・クルー:Mission Deep Sea

2020年にドイツ年間ゲーム賞のエキスパート部門大賞を受賞したザ・クルーの続編が大賞です。

協力型トリックテイキングゲームで、与えられたミッションをこなすように協力しながらトリックテイキングするのが特徴。

本作続編になってからは、ミッションは固定ではなく、ランダムに選択されたものを使う方式に変更になっています。

これによって同じ難易度でもプレイ感が異なり、マンネリ化を防いで、何度遊んでも楽しめる仕組みになっています。

この続編の方がもっぱら評判が良いですね。SDJ受賞の無印バージョンは、GPさんから日本語版が出ているのですが、この続編の発売の話聞かないですね。どうなったのだろうか?

ミクロマクロ:クライムシティ フルハウス

ミクロマクロクライムシティの続編がノミネート。

殺人が起きたその一連の流れを、ウォーリーを探せのような絵の中から探していく協力型のボードゲーム。

漫画チックな絵で子供でも大人でも誰でも楽しめます。

シナリオも大量にあってそれなりに長く遊べる。このシリーズは確かに面白い。

Golden Geek Awards 2021「拡張部門」

基本セットに機能を拡張する拡張セット部門のアワードです。

大賞:アルナック失われし遺跡:Expedition Leaders

デッキ構築+ワーカープレイスメントの名作「アルナック」の第一弾拡張です。

プレイヤー固有能力が追加されメインボードも調整が入る、というのが大きな特徴です。

基本セットは、研究トラックを延ばす以外で勝つパターンがほぼ無いというある意味欠点があったのですが、それを解消してくれる調整になっているようです。プレイヤー固有能力もかなり特徴的。

この拡張は英語版をプレイした人からもかなり評判が良く、日本語版が待ち望まれるところです。ホビージャパンさんなので恐らく拡張も出てくるでしょう。

Concordia: Solitaria

名作「コンコルディア」の何とソロプレイ用の公式拡張です。

これが何と拡張部門でランクイン。

コンコルディア自体は、重量級にもかかわらず、今でも何度も何度も遊んでいる人が多い、かなり多くのファンがいる名作ボードゲームですが、1人用プレイには対応していませんでした。

これを1人で遊べるようにする拡張で、評判はかなりよさそうですね。果たして日本語版は出るでしょうか?コンコルディア遊んだことはあるのですが持っておらず、この拡張が出るのであればソロプレイ好きとしては購入するかもしれません。

Golden Geek Awards 2021「革新的部門」

過去中々無かったような変わったシステムを搭載したボードゲームのアワード。

大賞:Oath: Chronicles of Empire and Exile

先ほども紹介したOathが大賞。でしょうね(笑)。

前回のプレイ結果でルールがどんどん変わっていくって、過去のボードゲームシステムではなかったんじゃないでしょうか。

XX王朝が滅亡して、反旗を翻した軍勢がトップになった、という終わり方なら次のゲームは、XXに変わってその軍勢が新しい王朝のトップとしてプレイすることになる、とかそういう感じ。どういう終わり方になったのかゲーム毎に記録していくらしい。建築物とかそういう類のものの有無も前回のプレイ結果に応じて変わるとか何とか。

いやー、斬新なのはすごいしワクワクするけど、果たしてバランスはどうなんだろう。楽しいのだろうか(笑)。

▼気になる方は過去の記事をご参照ください

【ボドゲニュース】 Kickstarterで発売されたばかりのOathが凄い気になる

Sleeping Gods

こちらもあるようでなかった革新的なシステムですね。

アバブ&ビロウのように要所要所でストーリーブックを用いているボードゲームはあるのですが、全てのイベントをストーリーブックで管理ってあまり無いですよね。テインテッドグレイルとかそういう類のゲームか。

RPGのイベントをボードゲームに落とし込むと、分岐とか文章とか相当大変だと思いますが、まさにそれをやった感じですね。遊んでみたいボードゲームの1つです。

Golden Geek Awards 2021「軽量級部門」

プレイ感が軽い、プレイ時間が短い、部門の賞です。

大賞:カスカディア

自然動物園をパズルで作っていくボードゲーム

地形タイルによるパズルと動物コマによるパズルで、苦しさは無く気持ちよくパズルしていけるボードゲームで、個人的にもかなりおすすめの作品。

軽量級というか30分程度の中量級といった感じ。

ケンビルさんより日本語版が発売されていますが、私は即購入してしまいました。

世界の七不思議:建築家たち

元祖の世界の七不思議をより軽くしたボードゲーム。カードを引いたら即プレイするだけなので超シンプルでわかりやすい。

七不思議を実際に建築していくコンポーネントが豪華で楽しい。

個人的には通常の世界の七不思議より好きですね。

日本語版はホビージャパンさんより発売済み。

▼ルール詳細はこちら

「世界の七不思議:建築家たち」ボードゲーム紹介とレビュー

Golden Geek Awards 2021「中量級部門」

30~60分位のボードゲームの賞。中量級ボードゲーム。

The Crew: Mission Deep Sea

ザ・クルーの続編が中量級部門の大賞となりました。

1プレイは5分程度ですが5回くらいやれば30分で中量級・・・かな?

プレイ感は中量級か。

Sleeping Gods

これは中量級なのか?(笑)

クリアまで20時間とかかかると聞いたが。1プレイ1プレイはあまり重くないので中量級ということだろうか。

テラフォーミングマーズ:アレス エクスペディション

テラフォのカードゲームがノミネート。

テラフォフレイバーのレースフォーザギャラクシーといった感じ。

中々面白い良作という感じですが、個人的にはそこまでのめりこむ感じではなかったかな。

絶賛品薄状態です。

▼ルール詳細はこちら

『テラフォーミング・マーズ・カードゲーム:アレス・エクスペディション』完全日本語版 ボードゲームのルール紹介とレビュー

Golden Geek Awards 2021「重量級部門」

ずっしり重い、2時間コースの重量級部門。

大賞:アークノヴァ

2021年で最も話題になった超大作といえばこのアークノヴァでしょう。文句なしの大賞受賞です。

動物園経営するゲームですが、テラフォーミングマーズのようなカードプレイのワクワク感があり、ガンジスの藩王のようなゲーム終了システムが搭載されており、様々なボードゲームの面白要素をしっかり取り込んで面白く仕上がっています。

プレイ時間は重いですが、基本的には自分がやりたいことを淡々とやっていき手札のカードをどんどんプレイしていくだけで、気持ちよいプレイ感に仕上がっています。

このデザイナーさんは、これがデビュー作というのだから驚きですよね。

日本語版もテンデイズさんから発売されており、お値段1万円近い作品ですが品薄状態。私の周りでも何度も何度もプレイされています。

1プレイ3時間くらいかかりますかね。文句なしの重量級でおすすめ。

Oath: Chronicles of Empire and Exile

Oathめっちゃ出てきますね。これ重量級なのか。。。

ルート同等と考えるとまあ重いでしょうね。

Imperium: Classics

ソロプレイ向きボードゲームとして、いきなり登場したカードベースの作品。

複数人プレイ可能だけど1人ベストという評価(笑)。

クラシックという実在した過去の国をベースにしたデッキと、レジェンドという架空の国をベースにしたデッキの2パターン出ています。ポケモン赤緑みたいな感じ。

いずれ遊んでみたいが未プレイ。

Golden Geek Awards 2021「パーティゲーム部門」

何と新しくパーティゲーム部門が新設されました。

軽量級より更に軽い部門という感じで、皆でワイワイ遊べるボードゲームが対象。

ことばのクローバー

2021年で私が最も面白いと思った軽量級ボードゲームがこの作品。

私の周りで一気に広まって定番作品になりました。単語を類推する系のボードゲームですが、見た目も面白く、ゲームシステムも面白い。

個人的にはSDJ取れるんじゃないかとすら思っている作品です。軽量級パーティゲームを探している方であれば、騙されたと思って買ってみても間違いない作品の1つです。

▼ルールとレビューはこちら

『ことばのクローバー!』日本語版 超おすすめなボードゲーム紹介とレビュー

ステラ

ディクシットの会社の新作で、ディクシットカードを使ったディクシットとはまた別の作品です。そのままディクシットでも使えるようになっているのが素晴らしい。

お題と合致するカードを選択して、他のプレイヤーと被っていると得点、というシンプルなルール。お手軽で1日1回は遊んでしまいます。

ステラもかなり面白いゲームで大好きな作品です。おすすめ。

『ステラ』ボードゲーム紹介

Golden Geek Awards 2021「PnP部門」

PnP=Print And Playの部門。pdfなどのデータが公開されてて、それをプリンタで印刷することで遊べるようになるゲーム。

コロナで需要が増えた感じがしますが、一昨年ほどの盛り上がりはない印象です。

Gloomholdin

グルームヘイヴンのPnPゲームです。そういえば出てましたね。

通常カードサイズでグルームヘイヴンが遊べてしまう。

私は未プレイですが、かなりよくできている作品とのことです。

本家グルームヘイヴンや獅子のあぎとを持っていない人が、グルームヘイヴンの体験用に良いのではないでしょうか。

アークライト グルームヘイヴン スタートセット 獅子のあぎと 完全日本語版 (1-4人用 30×人数分 14才以上向け) ボードゲーム
アークライト(Arclight)

Golden Geek Awards 2021「ソロ部門」

1人で遊べるソロプレイ向きなボードゲームのアワードです。個人的にはかなり気になる賞。

大賞:Final Girl

何だこれ(笑)。全然知らないぞ。

こういう掘り出し物があるのが楽しいですよね。去年は「アンダーフォーリングスカイ」が大賞でした。当時は全くのノーチェックでしたが、ホビージャパンさんから日本語版も出ていて大変面白いゲームです。

と思って「Final Girl」調べたら、なるほど。アークライトさんから出ている1人専用ボードゲーム「ザ・ネゴシエーター 人質交渉人」のデザイナーさんの、続編・類似ボードゲームですね。

人質交渉人はその名の通り人質を解放するゲームでしたが、こちらは女の子が1人でモンスターのいる世界をサバイバルする系のフレイバー。

日本語化されるかわかりませんが、出たら買うと思います。

▼ザ・ネゴシエーターの紹介記事はこちら

ザ・ネゴシエーター人質交渉人ルールとレビュー画像 一人プレイ専用の交渉ボードゲーム「ザ・ネゴシエーター(Hostage Negotiator)」ゲーム紹介とレビュー

Sleeping Gods

協力型なのでソロプレイも楽しめるでしょう。20時間コースのゲームなので集まって遊ぶのは一苦労しそう。ソロで楽しいのは重要ですね。

アークノヴァ

アークノヴァソロも人気ですよね。遊んでいる人良く見かけます。

▼1人用ボードゲームのおすすめランキングはこちら

Golden Geek Awards 2021「テーマ部門」

ゲームの世界観が良いボードゲームの大賞

Sleeping Gods

モロにテーマ重視のゲームなので納得の大賞。

Oath: Chronicles of Empire and Exile

そんなにテーマ重視のゲームなのだろうか(笑)。

Oath多すぎて組織票のにおいがしてきますね。

Final Girl

女の子が一人モンスターの世界でサバイバル。

あまり日本受けは良くなさそうなテーマですが、海外では受けが良いのでしょう。

Golden Geek Awards 2021「戦争部門」

戦争をテーマにしたボードゲーム。

Undaunted: Reinforcements

アークライトさんから日本語版の発売が発表されているアンドーンデッドシリーズですね。

これも大人気シリーズですよね。

世界情勢的にワーゲームをあまりネタにしづらいのは止む無しでしょうか。

Golden Geek Awards 2021「Zoom 部門」

去年あったズーム部門は無くなりました。

コロナ真っ盛りの2020年は、ズームなどオンラインでボードゲームを、、、と世界中で模索されていましたが流石に難しいですね。

ボードゲームはオフラインだからこそ面白い。

Golden Geek Awards 2021「Podcast 部門」

ボードゲームを配信するPodcastチャンネルのアワード。

Board Game Barrage

ラジオ感覚で配信できるのがPodcastのウリですよね。

日本でも一定数配信されている方がいて、楽しみにしている人も多いと思います。

Youtube配信で画像が主流になってきてますが、音声もまだまだニーズがあるということでしょうね。

Golden Geek Awards 2021「App 部門」

スマホやPCのアプリゲームとして出たボードゲームの部門。

グルームヘイヴン

グルームヘイヴンはSteamで出ていますが、ボードで遊んだほうが圧倒的に面白いですね。

日本語版は非対応なのと、流石に超大作すぎて未完成のようです。

獅子のあぎとが超おすすめです。

アークライト グルームヘイヴン スタートセット 獅子のあぎと 完全日本語版 (1-4人用 30×人数分 14才以上向け) ボードゲーム
アークライト(Arclight)

コンコルディア

コンコルディアも最近アプリ化されましたね。

かなり良くできていると思います。

BGG Golden Geek Awards 2021 紹介のあとがき

以上、BGGの2021年ゴールデンギークアワードのゲーム紹介でした。

世界の大賞に比べるとそこまでチェックしている人が多くないかもしれませんが、賞の数が非常に多く、またユーザ投票ベースということもあり、購入の参考になるラインナップだったんじゃないでしょうか。

個人的にはルートの会社が出している「Oath」が大変気になっているのですが、果たして日本語化されるでしょうか。私は英語版のルールブックを途中まで読んで挫折しました(笑)。

気になる作品あれば是非チェックしてみてください。

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