これまで様々なボードゲームを遊んできた、ボードゲームブログ「ぼどろぐ」管理人のTEENOがおすすめするボードゲームを紹介していきます。
近年ボードゲームは世界的にブームで人気になっていることもあり、毎年大量に日本語版ボードゲームの新作が発売されています。
この記事では、1000種類以上のボードゲームを遊んできたTEENOが、実際に遊んでみて文句なしに面白いと思った、おすすめのボードゲームの一覧を紹介していきます。
私の周りの初心者から上級者まで、多くのボードゲーム好きの仲間の意見も参考にランキングにしてみました。気になる作品があれば是非チェックしてみてください。
ボードゲームの初心者だった頃の自分自身に対しても、文句なしにおすすめ出来るものばかりになっていると思います。
- 購入やプレイの参考に、面白いおすすめのボードゲームを知りたい
- おすすめなボードゲームの探し方を知りたい
- 1人用、2人用、軽量級、中量級、重量級のおすすめボードゲームを知りたい
このような情報を探している方には、特に参考になるおすすめな記事になっていると思います。
あくまでも私個人の意見を反映させているランキングですので、その点はご承知おきください。
ちなみにTEENOは、それなりにしっかり頭を使って時間がかかるタイプのボードゲームを遊ぶことが多いので、軽量級よりは中量級~重量級のボードゲームを好んでおすすめする傾向にあります。
ボードゲームとは?
「ボードゲーム」とは何でしょうか?
所説ありますが、このサイト「ぼどろぐ」では、ボードゲームは、電気を使わないアナログゲームの総称と考えています。
有名どころでは「将棋」「囲碁」「オセロ」などもボードゲームと言えますし、「人生ゲーム」や「モノポリー」などもボードゲームと言えるでしょう。
「トランプ」「UNO」などのカードゲームとの区別が難しいですが、広義に捉えると「カードゲーム」も「ボードゲーム」の1種と言えます。
世の中には「トランプ」「将棋」「麻雀」などのメジャーな作品以外にも、趣味にしていないと中々知る機会のない、様々なボードゲームが発売されています。
「ボードゲーム」は、日本ではまだそこまで知名度の高くない趣味ジャンルの1つですが、海外、特にボードゲームの本場「ドイツ」では、ボードゲームは非常にメジャーな趣味の1つとして認知されています。その辺のスーパーマーケットにすらボードゲームが置いてあるというのだから驚きですよね。
ドイツに比べるとまだまだ後発な日本でも、ボードゲームがTVで紹介されたりして、徐々に緩やかに知名度が上がって注目されつつある、趣味の1つになっています。ボードゲームの祭典「ゲームマーケット」もコロナ前までは来場者数は、毎年右肩上がりに成長していたほどです。
前置きが長くなりましたが、そんな日本でブームになりつつあるボードゲームの、おすすめ作品を紹介していきます。
おすすめのボードゲームの探し方
面白いボードゲームを探したいけど探し方がわからない。
ボードゲームを始めたばかりの頃は常に悩ましい問題かと思います。
ボードゲームにある程度慣れてきた方でも、面白いボードゲームとの出会いを常に渇望していると思います。
面白いボードゲームの探し方に関しては、別途記事にまとめましたので、良かったらそちらも是非ご参照ください。
おすすめボードゲーム:2人プレイ編
ここでは2人でも楽しめるおすすめのボードゲームを紹介していきます。
プレイ時間 | 短め(30分未満) |
プレイ人数 | 2人専用 |
プレイ感 | 軽め(考えることは少ない) |
このような2人用ボードゲームを探している方にお勧めです。
ボードゲームは3人以上の大人数で遊ぶことを前提にされたものが多いですが、2人プレイでも楽しみたい人は多いと思います。
バトルライン
ジャンル | セットコレクション、ポーカー |
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 30分 |
発売年 | 2000年 |
ゲーム概要
バトルラインは、9個のラインを奪い合う2人専用のボードゲームです。
各ラインの強さは、自分が場に出した3枚のカードによって決まり、相手を自分のカードの強さを比較して強い方がそのラインの勝者になります。
カードの強さはポーカーの役(3カード、ストレート、など)によって決まります。
カードの引き運や読みあいや我慢のし合い勝利証明のルールなどが大変面白く、シンプルながら何度も遊びたくなるような2人用ボードゲームの傑作作品です。
こういう人におすすめ
- 駆け引き、読みあい、ロジカルなゲームが好き
- ポーカーや陣取りが好き
- 我慢のし合いでも大丈夫
グレートプレインズ
ジャンル | エリアマジョリティ |
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 20分 |
発売年 | 2021年 |
ゲーム概要
グレートプレインズは、草原のマジョリティ争いをして得点を稼ぐ2人専用のボードゲームです。
各プレイヤーは、洞窟マスか既に置いたコマに繋がるように、交互に合計20個のコマを置いていき、複数ある草原マスにそれぞれ多くのコマを置いたプレイヤーがその草原を支配します。多くの草原マスを支配したプレイヤーが勝ちとなります。
このゲームのポイントは、勝利するためには草原マスにコマを置かなければならないのですが、相手のコマを押し出したり、1マス飛びでコマを配置できるといった、ゲームを有利に進める特殊能力を得るためには、草原マス以外のマスにコマを置く必要がある点です。
また、ボードの組み合わせは非常に多く、同じ展開になることはほぼなく、何度でも何度でも楽しめます。
2021年に発売されたばかりの新しい作品ですが、一気に2人用ボードゲームの定番作品として有名になりました。
こういう人におすすめ
- 苦しさの少ない陣取りゲームで遊びたい
- お手軽で黙々と遊べる2人専用ボードゲームを探している
- 運要素が無いボードゲーム(アブストラクト)でも大丈夫
世界の七不思議デュエル
ジャンル | カードドラフト |
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 30分 |
発売年 | 2015年 |
ゲーム概要
世界の七不思議デュエルは、世界の七不思議の建築をする過程で様々な手段で得点を重ねていく、2人専用ボードゲームです。
「資源」「研究」「軍事」「市場」「建築」など様々なカードが存在し、それらのカードを各プレイヤーが1枚ずつ場から獲得して、自陣を強化していくことになります。カードの獲得はドラフトシステムになっており、交互に欲しいカードを得ていく(相手に取られたら獲得できなくなる)というのが特徴です。
3つのラウンドを経て最も得点を多く稼いだプレイヤーの勝ちなのですが、途中で「軍事力」で相手を押しつぶしたり、「研究力」で相手を凌駕したりと、勝利点以外でもゲーム途中でゲームの勝敗が決まる可能性がある点が特徴です。
世界の七不思議というボードゲームがあるのですが、そちらを2人専用にカスタマイズした作品になっています。
勝利方法が複数あり、カードによって戦略も色々変わってきて、比較的軽めのゲームにもかかわらずじっくり何度も楽しめる仕上がりになっていて面白いですね。世界的な人気作品で拡張も複数出ています。
2人専用ボードゲームとしては世界的に最も評価されている作品です。
こういう人におすすめ
- 2人専用ボードゲームで世界一評価されている作品を遊びたい
- プレイ時間は短いがかなりガッツリした2人用ボードゲームで遊びたい
- 様々な勝ち筋がある派手なカードゲームが好き
おすすめの2人用ボードゲーム一覧
その他にも「ぼどろぐ」では、2人プレイ向きのおすすめボードゲームを色々紹介しています。
良かったらそちらの記事も併せてチェックしてみてください。
おすすめボードゲーム:1人編
ボードゲームには1人で遊べるものも多く存在します。
私は1人ボードゲームも大好きなので、おすすめ作品を幾つか紹介しておきます。
プレイ時間 | 短め(30分未満)~長め(2時間) |
プレイ人数 | 1人専用 |
プレイ感 | 軽め~重め |
シェフィ
ジャンル | デッキ構築 |
プレイ人数 | 1人専用 |
プレイ時間 | 15分 |
発売年 | 2013年 |
ゲームの概要
シェフィは、場の1匹の羊を1000匹まで増やすことを目的としたボードゲームです。
毎ターン手札のカードを1枚を使用するだけなのですが、デッキの中には様々な良いカード悪いカードが入っており、場の羊が増えたり減ったりしていきます。
非常に簡単で遊びやすい1人用ボードゲームの入門作品になっています。
おすすめポイント
- 1人用ボードゲームの入門用に最適
- 実力重視のしっかりしたボードゲームになっており、黙々とカードプレイを楽しめる
アンダーフォーリングスカイ
ジャンル | ダイスロール |
プレイ人数 | 1人専用 |
プレイ時間 | 30分 |
発売年 | 2021年 |
ゲーム概要
アンダーフォーリングスカイは、ダイスを振って出た目を場に配置して、それによって迫りくる宇宙船を撃退していく1人専用のボードゲームです。
海外のコンテストで最優秀賞を受賞した作品を実際に製品化したものになっており、かなり評判の良いボードゲームになっています。
ダイスゲームにもかかわらず、ダイス運のゲームにならない要素がたくさん入っており、また何度でも楽しめる仕組みが入っているので、リプレイ性も高く、1人用ボードゲームを探している人には文句なしにお勧めの作品です。
おすすめポイント
- ダイスゲームなのに運依存は控えめで戦略的
- 固有能力や難易度調整でリプレイ性は非常に高い
- キャンペーンモードを一通り遊ぶだけでもしっかり元を取れる面白さ
関連記事
「アンダー・フォーリング・スカイ」ソロプレイ専用の超新星。ボードゲーム紹介とレビューネモの戦い
ジャンル | ストーリーベース、ダイスロール |
プレイ人数 | 1人専用 |
プレイ時間 | 120分 |
発売年 | 2021年 |
ゲーム概要
ネモの戦いは、海底二万里を元にした1人専用のダイスロールボードゲームです。
プレイヤーはネモ船長となって世界を相手に立ち回っていきます。「扇動」「戦闘」「探索」など、プレイヤーの行動はほぼ全て得点に関係するようになっており、最終的に一定数の得点を稼いでゲームを終えることが出来れば勝利となります。
複数人でも遊べるのですが、実質1人専用のボードゲームとなっており、1人専用ボードゲームとしては最もビッグサイズのボードゲームです。
日本語化はまずないだろうと思われたのですが、アークライトさんから日本語版が発売されています。1プレイ2時間くらいかかる重量級で、じっくり腰を据えて1人でボードゲームを遊びたい方にお勧めの作品です。
おすすめポイント
- 1人用ボードゲームをガッツリ2時間遊びたい人向け
- ダイスを兎に角沢山振っていくダイスゲームだが出目調整の手段は豊富
- 海底2万里のストーリーをしっかり楽しめる
関連記事
『ネモの戦い~海底二万マイルを超えて~』ソロ専用ボードゲームの最高峰!ボードゲーム紹介とレビュー1人用おすすめのボードゲーム一覧
本サイト「ぼどろぐ」では、1人で遊べるボードゲームのおすすめ情報を記事にしています。
この記事では紹介しきれなかった各種作品も沢山紹介しているので、1人用ボードゲームを探している方は、こちらからチェックしてみてください。
おすすめのボードゲーム:初心者編。プレイ時間が短くてプレイ感が軽いパーティ系。
ここからは、おすすめボードゲームの初心者編です。
ボードゲームを始めたての初心者にもおすすめな軽量級ボードゲームを紹介していきます。
ルールが単純で、プレイ時間が短いため、気軽にサクッと遊べるのが特徴です。
プレイ時間 | 短め(30分未満) |
プレイ感 | 軽め(考えることは少ない) |
ルール | 単純(すぐに理解できる) |
このようなボードゲームを探している方にとくにおすすめです。
皆でワイワイ盛り上がれるタイプのボードゲームを探している方に特におすすめです。パーティ系だったり老若男女問わず楽しめる大衆向けなゲームが多く、ボードゲームの世界に入るにはまずは軽量級から遊んでみるのが良いでしょう。
家族団らんで遊ぶも良し、修学旅行に持っていくのも良し、重めのゲームの箸休めに遊ぶも良しです。
ブロックス
ジャンル | パズル、陣取り |
プレイ人数 | 2人~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
発売年 | 2000年 |
ゲーム概要
ブロックスは、手持ちのブロックをなるべく多くフィールドに配置することを目的とした、陣取り・パズル系のボードゲームです。
毎ターン各プレイヤーは1つずつ手持ちのピースを場に置いていくのですが、自分のブロック同士は角でしか接することが出来ないという点が特徴的です。このルールが楽しく悩ましく上手くできています。
ドンドンピースを置けなくなっていくフィールド。ピースをこれ以上置けないという状態から、もの凄いスペースに奇跡的にピースを置くことが出来たり、中々ドラマチックな展開になります。
協力するゲームではないのですが、全員でピースを置ききることが出来たら、プレイを称え合いましょう。
たまに遊ぶとしっかり面白い、安定した面白さを誇る大人気ボードゲームです。2人専用だったり6人用だったり様々な亜種が発売されているので気になる方は要チェックです。
おすすめポイント
- お手軽で楽しい陣取りボードゲーム
- 相手のピース配置を考えながら、どのパーツをいつ置くかなど、考えていくのが面白い
ナナトリドリ
ジャンル | カードゲーム、大富豪 |
プレイ人数 | 2人~6人(頑張れば8人位までは可能) |
プレイ時間 | 20分 |
発売年 | 2023年 |
ゲーム概要
ナナトリドリは、手札をいち早くなくすことを目指すカードを使ったボードゲームです。トランプの「大富豪」ゲームの進化版のようなゲーム感で「ネクスト大富豪」とも呼ばれています。
手札の管理が特徴的で手札の並び替えは不可。その状態で1枚以上の手札で並んでいる同数字のカードを出していき、手札を減らしていくことになります。
また、自分がカードを出した場合、既に場に出ているカードを手札に回収するかどうかを決めることが出来ます。これにより更に強力な手札の組み合わせを作ることが出来、最終的にはカード7枚出しなどで一気に上がることも出来ます。
手札を出せない場合は山札から1枚引きますが、それを手札に入れても捨てても良い、という非常に楽なルールになっています。
非常に遊びやすく爽快なプレイ感で、老若男女問わずおすすめのボードゲームです。
おすすめポイント
- お手軽大富豪カードゲーム
- 手札を一気に大量に出していくプレイ感は非常に爽快
- 2人プレイでもしっかり楽しい
ミュージアムサスペクツ
ジャンル | 推理系 |
プレイ人数 | 2人~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
発売年 | 2022年 |
ゲーム概要
ミュージアムサスペクツは、16人の容疑者から8つのヒントを元に、犯人を特定する推理系ボードゲームです。
容疑者は、「種族」「帽子」「アクセサリー」などがそれぞれ異なっており、ヒントを見ることで「狐は犯人ではない」とか「赤い帽子は犯人ではない」とか、犯人を絞っていくことになります。
しかし1人のプレイヤーは8つ中6つしかヒントを見れないため、犯人を絞るためには他プレイヤーの動向から、ある程度推測する必要が出てきます。
犯人は全然わからないようで意外に絞っていけるのが面白く、プレイ感の軽いお手軽推理系ボードゲームとしておすすめの作品です。
ミュージアムサスペクツのおすすめポイント
- 見たヒント次第で全然展開が異なる、一喜一憂ドキドキニヤニヤ感が溜まらない
- プレイヤー間の思惑の違いが不思議と盤面に表れて楽しめる
ゲームオブチップス
ジャンル | ギャンブル系カードゲーム |
プレイ人数 | 2人~5人(非公式だが6人も可) |
プレイ時間 | 15分 |
発売年 | 2022年 |
ゲーム概要
ゲームオブチップスは、バックから引かれるチップの数と種類を予想して当てる、ギャンブル系のボードゲームです。
最初は手札6枚ですが、徐々に場にチップが出てくるので、徐々に当たるカード当たらないカードを取捨選択して、最後は3枚まで減らしていきます。
ポーカーのテキサスホールデムのように徐々に手役を確定させていくことになります。
当てたカードの合計点が最も高いプレイヤーが高得点というゲーム。
2022年に遊んだ軽量級作品の中でも、かなり面白かった作品の1つでマイブームになりました。
おすすめポイント
- 自分の思惑通りに進むかハラハラしつつ、最後まで結果がわからず盛り上がる。
- 運要素は強めで、誰もが勝てるチャンスがある
- お菓子の袋のような見た目とコンポーネントが楽しい。
ニムト
ジャンル | バースト系カードゲーム |
プレイ人数 | 4人~10人 |
プレイ時間 | 15分 |
発売年 | 1994年 |
ゲーム概要
ニムトは、パーティゲーム要素の強いバースト系のカードゲームです。
プレイヤーは手札から数字の書かれたカードを1枚一斉に場にだし、それらを数字の小さい順で1枚ずつ、既に場に出ている4つの列のカードの右に配置していきます。
もっとも数字の近いカードで、かつ自分の数字よりも小さい数字の隣にしか置けない、というルールがあり、そのルールに則って、出されたすべてのカードを配置していった末に、6つめのカードをその列に置いてしまったプレイヤーはバースト。
その列のカードを、全て失点として受け取らなければなりません。失点を最小限に抑えられたプレイヤーの勝ち。
誰でもわかるシンプルなルールな上に、良くできた仕組みで非常に楽しめる、本場ドイツの家庭で長年楽しまれている名作の1つです。
個人的なおすすめ軽量級ボードゲームベスト5に入る名作です。
おすすめポイント
- 誰が先にバーストするか。ハラハラ感がたまらなく面白く盛り上がり、ドラマチックな展開も。
- ボードゲームの本場ドイツでは昔から家庭用ゲームとして愛されてきた作品
- トランプゲームのようなシンプルさながら、トランプより圧倒的に面白い
タイムボム
ジャンル | 正体隠匿系 |
プレイ人数 | 2人~8人 |
プレイ時間 | 30分 |
発売年 | 2016年 |
ゲーム概要
タイムボムは、脱落者の出ない正体隠匿系ボードゲームです。
正体隠匿系は自分の正体を隠してプレイすることが必要になるジャンルのボードゲームで、有名な作品としては「人狼」があります。どの作品も、大抵悪役側が嘘をつき続ける必要があるので、若干人を選ぶゲームですが、女性にも人気が高いジャンルです。
タイムボムでは「時空警察」と「ボマー団」の2チームに分かれて、場のカードから爆弾解除のカードを一定数めくることが出来れば「時空警察」の勝ち。爆弾カードがめくられて爆弾が爆発したら「ボマー団」の勝ちとなります。カードをめくるプレイヤーは毎ターン指名制なので、ボマー団は何とかして爆弾カードをめくらせるように立ち回ることになります。
私はそこまで正体隠匿系が得意ではないのですが、正体隠匿系にしては苦しさ控えめでプレイしやすく、お手軽に何度も遊べる作品になっていて、おすすめの作品です。
おすすめポイント
- 苦しさ控えめの正体隠匿系
- ガチガチにプレイしなくても盛り上がれて運要素が程よく心地良い作品
kluster
ジャンル | マグネットアクション |
プレイ人数 | 1人~6人 |
プレイ時間 | 15分 |
発売年 | 2021年 |
ゲーム概要
klusterは、磁石の力を利用して遊ぶマグネットアクション系のボードゲームです。
各プレイヤーは順番に、磁石同士がくっ付かないように慎重に配置していき、磁石をくっつけてしまった場合、その磁石を引き取る必要があります。手持ちの磁石を全て無くしたプレイヤーの勝ちです。
非常にシンプルなゲームながら、何度も遊べてわかりやすく盛り上がれる良いゲームですね。
欧米でも10万個以上売れているヒット作品らしいです。マジすか。
おすすめポイント
- サクッとお手軽な箸休めに最適なボードゲーム
- 磁石を使ったアクションゲームがしっかり面白い良作
関連記事
『Kluster(クラスター)』欧米で大ヒットのマグネット系ボードゲームの紹介とレビュースカル
ジャンル | ブラフ |
プレイ人数 | 3人~6人 |
プレイ時間 | 20分 |
発売年 | 2011年 |
ゲーム概要
スカルは、かなり人気の高いお手軽ブラフ(嘘つき)系ゲームの1つ。
バラかドクロか。全員がどちらかのカードを順番に裏向きで場に出していき、どこかのタイミングで誰かが場のバラの数をオークション。オークションで勝ったプレイヤーは、全プレイヤーの裏向きで場に出されたカードをめくっていき、宣言した枚数だけのバラを当てる。
ドクロが出たらドボン。宣言通りに2回成功すれば勝ち。しかし万が一ドボンすると手札が減りどんどん不利になっていく。
ブラフ系のゲームですが、うそをつく必要は全くないので苦しさはなく、気軽にサクッと盛り上がって楽しめます。人狼のような正体隠匿系は苦手です・・・って人でもスカルを遊ぶと大抵ハマります。
盛り上がり要素が強いのでパーティ寄りのゲームですね。お手軽で楽しすぎるため1度購入すると簡単に10回以上はプレイすることになるはずです。
おすすめポイント
- 読みあい・騙し合いをお手軽に
- 苦しくないブラフ系ボードゲームでお手軽に楽しめる
キャンバス
ジャンル | 芸術セットコレクション |
プレイ人数 | 1人~5人 |
プレイ時間 | 30分 |
発売年 | 2021年 |
ゲーム概要
キャンバスは、透明な3つのキャンバスに、模様が書かれた3つのカードを差し込んで、1つのキャンバスの絵を完成させるゲーム。合計3つのキャンバスの絵を完成させていくことになります。
兎に角、絵が綺麗で非常に魅力的。いわゆる映えるゲームです。箱にもタイトルが描かれていないくらい雰囲気にこだわった作品です。
システムはいわゆるセットコレクションで、キャンバスを作るための3つのカードで特定の組み合わせのカードを集めると高得点。勝つために効率的にカードを獲得して絵を作っていくか、それとも勝ちを捨てて見た目と名前重視の芸術点を狙うか、プレイスタイルが問われるゲームです。
セットコレクションとしてのゲーム性も普通に面白いのですが、やはり完成した自分だけのオリジナル作品が楽しくおすすめですね。
大人気で品薄気味なので、気になる方は要チェックです。
おすすめポイント
- 見た目が非常に美しいボードゲームで芸術美術が好きな人にはドンピシャ
- 勝利よりも大事な何かがある
タギロン
ジャンル | 推理 |
プレイ人数 | 2人~4人 |
プレイ時間 | 15分 |
発売年 | 2017年 |
ゲーム概要
タギロンは、ジェリージェリーカフェさんから発売されている論理パズルゲームです。
赤青はそれぞれ5以外の0~9まで18枚、5は緑で2枚で合計20枚の総数が決まっている数字のタイルがあり、各プレイヤーはランダムに秘密裏にそれらのタイルを一定数手元に受け取ります。場に残った数枚の裏のタイルに書かれている数字を当てるという推理系ゲーム。
同じ色と数字の組み合わせは存在しないため、自分の手元にあるタイルと他のプレイヤーのタイルを推測して、場に残った一定数のタイルの組み合わせを推理する。
各ターンに1回、場のヒントカードを使って、他のプレイヤーが何を持っているかのヒントを得ることが出来るため、それを使って相手の手札と自分の手札から場の数字を当てていきます。
例えば、「青いタイルを何枚持っているか?」というヒントカードを使えば、他の全プレイヤーは手持ちの青タイルの枚数を答えなければなりません。自分の手元の青タイルの数と他プレイヤーの青タイルの数合わせると、場の裏面タイルの青タイルの数もわかるというわけです。
頭を使ったゲームが好きならお手軽で最高におすすめできる1作です。
おすすめポイント
- 論理パズルが大好物な人にはドンピシャ
- 不完全な情報から少しずつ推理してわかってくるのが面白い
ミクロマクロクライムシティ
ジャンル | 絵探し、推理 |
プレイ人数 | 1人~4人 |
プレイ時間 | 20分 |
発売年 | 2020年 |
ゲーム概要
ミクロマクロクライムシティは、2021年のドイツ年間ボードゲーム大賞受賞作品です。
ウォーリーを探せ+犯罪探偵ストーリー。巨大なウォーリーを探せのような細部にまでこだわって書かれた1枚の絵の中から、特定の事件の犯人や真相を暴いていく。
シナリオは10以上入っており、それぞれのシナリオが何らかの事件と、その犯人を結びつける問題になっています。同じマップ上に複数の時間の絵が描かれているのが特徴で、例えば、犯行現場に停まっていた車が車道をずっと移動しており、それを遡って追っていくと、犯人が車で出発した家の場所がわかったり、という風になっている。
これは家族でサクッと楽しみたい良い作品ですね。もちろん友達と遊ぶのでもしっかり楽しめます。
基本セットに加えて拡張も発売されましたが、どちらも非常に面白いです。同じシナリオは当然同じ答えなのですが、1度遊んでも少し時間がたつと意外に覚えていないので、2回目以降のプレイも普通に可能ですね。
おすすめポイント
- 良く見るとわかってくる謎解き要素
- 間違い探しのようなプレイ感と間違い探し以上の満足度
関連記事
『ミクロマクロ:クライムシティ』ボードゲーム紹介とレビュー 『ミクロマクロ:クライムシティ フルハウス』ボードゲーム紹介とレビュースカルキング・レジェンド
ジャンル | トリックテイキング |
プレイ人数 | 2人~6人 |
プレイ時間 | 30分 |
発売年 | 2013年 |
ゲーム概要
トリックテイキングゲームで私が一番好きなゲームがこのスカルキングです。
自分が何トリック勝てるかを当てるゲームで、見事当たれば高得点・外れれば失点。何ラウンドかプレイして合計得点を競っていく。必ずしもトリックに勝てる手札が良いというわけではないのが良い感じ。
通常ルールに加えて、面白い拡張ルールが同梱されているのがまた素晴らしい。マーメイドが入って三すくみになったり、同盟を組んで得点稼いだり、どの拡張ルールも非常に面白いです。
私は2018年末位からハマって何度もプレイしてきたのですが、スカルキングは今年も変わらず何度もプレイしてました。トリックテイキングゲームは数多くあれど、やはりスカルキングは面白く飽きないですね。
最高で全10ラウンドのゲームですが、遊びたい時間に合わせてサクッと3ラウンドまでとか、奇数ラウンドだけとか、いきなり10ラウンド目とか、色々な楽しみ方があります。
旧版とレジェンド版が出ていますが、特に絵柄にこだわりがなければ、今から買うならリゴレさんが出しているレジェンド版一択でしょう。正直値段以上の楽しさで超おすすめです。得点用のチップを別で用意するとプレイアビリティが向上します。
リゴレさんが出している新版の更にバージョンアップ版が出るようです。日本語版の発売に期待。
おすすめポイント
- 個人的にトリックテイキングの最高峰はこの作品
- 手札が弱くても立ち回り次第で高得点をたたき出せるのがポイント
関連記事
【スカルキング】2021年新版と旧版の違いビス20
ジャンル | 記憶 |
プレイ人数 | 2人~8人 |
プレイ時間 | 20分 |
発売年 | 2020年 |
ゲーム概要
ビス20は、数字の1から順に、1→2→3・・・と各プレイヤーは時計回りに数字を発していき、全員で1~20までの数字を言いきったらクリア、という協力型ボードゲーム。
ただし、毎ラウンド数字のどれかが別の特定のアクション(5という代わりに「お辞儀」する、13という代わりに「コケコッコー」という、など)に変わっていく。最終的に1~20までの数字が全て何らかの別のアクションに変わった状態をクリアできればゲームクリアです。
1→コケコッコー→3→4→お辞儀→・・・のようになっていき、ゲームが進むにつれて複雑になっていきカオスになっていく。
さっきまで出来ていたはずのアクションが忘れて出てこなかったり、順番が変わると途端に何をするべきかわからなかったり、アイデアはシンプルですが面白くプレイできます。
面白いゲームなのですが、記憶力が重要でプレイ中は非常に頭を使うので、遊ぶなら1日1回終わり際などをお勧めします(笑)。一日の始めに遊ぶと脳が疲弊しちゃいますね。
おすすめポイント
- 脳は疲れるがクリア時の達成感が大きい
- 数字と簡単なアクションが混じっていきハラハラドキドキが面白い
キャプテンリノ
ジャンル | バランス |
プレイ人数 | 2人~5人 |
プレイ時間 | 10分 |
発売年 | 2011年 |
ゲーム概要
キャプテンリノは、プレイヤーが順番に手持ちのカードを使って、建物をどんどん上に建てて伸ばしていく、バランス系ボードゲーム。
1階を建てる毎に何らかの特殊効果が発動し、例えばリノコマを移動させてバランスを崩すなど、プレイヤーを妨害してきます。全ての手札を使い切ったプレイヤーが勝ち。もしくは、最初に崩してしまったプレイヤーの負け。
バランス系ボードゲームと言えばジェンガが有名ですが、面白さはその比ではありません。
子供から大人まで幅広く楽しめる、プレイ時間も5分程度でさっくり遊べる、とりあえず買っておいて損はない優秀なボードゲームの1つだと思いますね。おすすめです。
おすすめポイント
- ジェンガより断然面白いバランスゲーム
- 5分あればとりあえず遊んで置けるお手軽さがウリ
タイガー&ドラゴン
ジャンル | トリックテイキング |
プレイ人数 | 2人~5人 |
プレイ時間 | 20分 |
発売年 | 2021年 |
ゲーム概要
タイガー&ドラゴンは、アークライトさんとオインクさん渾身の合同作。
手元に配られた一定数のマージャン牌のような牌を、全て場に出し切ったプレイヤーが勝ちの「ごいた」のようなボードゲーム。
出された牌の数字と同じ数字の牌を場に出せば受けられますし、誰も受けなければ牌を出したプレイヤーが再度連続で牌を出していける。
自分の手元の情報から何をいつ出せば勝てるのかを考えるのが非常に楽しいですね。数字は数字の値だけの数の牌しかないのでそこからある程度手札の強さがわかるようになっています。2の牌は2つしか存在しないので、2枚とも手元にあればほぼ確実に通るということになります。
そんな感じで、ごいたをベースにしたシステムですが、ごいたのいくつかの欠点が見事に解消されており、完全に上位互換になっています。
ゲームマーケット後に遊ぶ機会があったのですが、正直予想を遥かに超えて楽しすぎたので、プレイ後に即購入を決意した作品です。事前プレイ勢はどうせ忖度して評価しているのだろうと色眼鏡で思ってしまっていたのですがそんなことはなく。これは騙されたと思って遊んでみてほしいですね。
2~5人までプレイ可能ですがプレイ人数によってそれなりにプレイ感が変わります。何人でも楽しめるのは間違いないのですが、個人的なベストは3人ですね。
おすすめポイント
- ごいたの欠点を解消して改善した超傑作
- 何人プレイで何度でも楽しめる
ドブル
ジャンル | スピード |
プレイ人数 | 2人~8人 |
プレイ時間 | 10分 |
発売年 | 2009年 |
ゲーム概要
ドブルは、フランス発の超名作軽量級ボードゲーム。
1プレイ5分程度で、ボードゲーム好きな人はもちろん、ボードゲームのアイスブレークや小さい子供たちと遊ぶのにも向いています。個人的な超おすすめ作品の1つです。無茶苦茶盛り上がります。
ドブルで使用する51枚のカードには様々な絵柄が書かれているのですが、そのどの2枚を選んでも、同じ絵柄の組み合わせは1つしかなく、この性質を利用して遊ぶボードゲームです。
例えば、自分の手元の1枚と、中央の場の1枚をみんなが見比べて、同じ絵柄を見つけた人がいち早くカードを獲得して、獲得カード枚数を競う、といったルールなど全5種類が楽しめます。
初めて遊んだときはかなり衝撃を受けた作品です。こんなに面白いのかと。
軽量級で悩んだら、まずこれを買っておけばまず間違いないという超サクッと遊べるパーティ系ゲームの傑作作品。大人から子供まで楽しめます。私の周りでは今でも定期的に取り出してドブル会が始まります。
ボードゲームに不慣れな人を誘うのにももってこいですね。値段も安いのでとりあえず買っておいて損はないボードゲームの1つです。未プレイの方にも自信をもっておすすめできます。
おすすめポイント
- どこでも誰とでも盛り上がれる超おすすめなスピード系ゲーム
- とりあえずで買っておいて全く問題ない外れない名作
ことばのクローバー
ジャンル | 協力型ワードゲーム |
プレイ人数 | 3人~6人(2人でも遊べます) |
プレイ時間 | 30分 |
発売年 | 2021年 |
ゲーム概要
2021年に遊んだ軽量級ボードゲームで、最も衝撃的だったのがこの「ことばのクローバー」です。
文句なしに超おすすめの作品。
「ことばのクローバー」は、4つの単語を手元のボードに記入して、その単語のもとになった4つの単語カードの向きと場所を当てていく協力型ボードゲームです。
文字でルールを表現すると、一体何をするゲームなのかさっぱりわからなくて伝わりづらいのですが、兎に角遊びやすくて最高に面白い。
「ジャストワン」の会社の最新作で、ドイツ年間ボードゲーム大賞を受賞した「ジャストワン」や「コードネーム」に似たポテンシャルを感じるシステムになっています。プレイ感は似ていますがまたそれらとは違った面白さがあります。
一緒にプレイした人がみな口をそろえて太鼓判しており、個人的には次のドイツボードゲーム大賞取るんじゃないかとワクワクしています。実際に取るかどうかは置いておいても、撮れるだけのポテンシャルのあるゲームであることは疑いようありません。一緒に遊んだ人でプレイ後に即購入を決断した人も多いですね。
発売当初はそれなりに話題になっていましたが、発売後の数か月経った今は若干目立たなくなってしまっていますが、正直遊んだことがないのは勿体ないくらいには面白いボードゲームです。未プレイの方には是非プレイしてみてほしい作品の1つですね。
おすすめポイント
- ドイツ年間ゲーム大賞2022を受賞しそうになった世界的に超評価されている作品
- 2021年に発売された軽量級の中で個人的にはトップクラスにおすすめ
- 私の周りではプレイした人がみな太鼓判を押していた作品
関連記事
『ことばのクローバー!』日本語版 超おすすめなボードゲーム紹介とレビュー次ページからは、おすすめボードゲームの中量級作品を紹介していきます。
プレイ時間60分程度で、じっくりしっかりボードゲームを遊んでいる感のあるボードゲームになってきます。
スポンサーリンク