今回はホビージャパンさんより2021年8月に発売が予定されているボードゲーム「東海道」日本語版 のゲーム内容を紹介していきます。
え?まだ日本語版出て無かったの?って思った方は私だけじゃないはず(笑)
ということで今回は「東海道」日本語版がどういうボードゲームなのか、所感とルール紹介を交えて説明していきます。
東海道 日本語版 基本情報
デザイン | System: Antoine Bauza Art: Naïade |
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プレイ時間 | 約45分 |
プレイ人数 | 2-5人 |
対象年齢 | 8歳以上 |
版元 | Funforge |
販売 | ホビージャパン |
発売日 | 2021年8月 |
希望 小売価格 | 6,600円(税込) |
東海道 日本語版 ボードゲーム概要
旅人たちよ、ようこそ!
京都と江戸を結ぶ有名な道、東海道へようこそ。
あなたはここでたぐいまれな旅を始め、これまでに見たこともないような無数の驚異に出会います。眼前に広がる素晴らしい景色――雄大な山々、穏やかな海岸、広大な水田をゆっくりと眺め、大自然の筆跡をしっかりと記憶にとどめましょう。
旅路の途中で土産物を買える村、健康を取り戻させてくれる温泉の静けさ、そしてあなたの味覚を驚かせる数々の珍味に感謝しましょう。
質素なものから粋なものまで、風変わりで愉快な土産物をたくさん手に入れましょう。
そして旅の途中での思いがけない出会いは、あなたが進むべき道を変えてしまうかもしれません。
色褪せない思い出を残すためには、時間こそが最高の財産です――この二度とない旅路で何一つ逃すことなく、東海道がもたらす体験を余さず味わうために、あなたはすべてをよく見て計画的に行動し、そして辛抱強くならなければなりません!
引用:ホビージャパン公式HP
東海道はダイスを使わない双六チックなボードゲームです。
プレイヤーは、東海道の名所を巡りながら、江戸までのぶらり旅を楽しむことができます。
古き日本という感じで、非常に雰囲気の良いボードゲームですね。
東海道 日本語版 ルール概要
東海道のざっくりとしたルール説明です。
ゲームの目的
ゲームの目的は、京都から出発して、東海道の道を進み、江戸まで移動することです。
▼横長のゲームボード。
ゲームボードの一番左端が「京都」になっており、一番右端が「江戸」いわゆる今の東京になります。
双六チックなのですが何とルート分岐などはなく一直線です。東海道をそのまま踏襲しているわけですね。
勝利条件
東海道の旅をする中で、様々な驚きや感動に遭遇するわけですが、それらが勝利点になっていきます。
例えば、景色だったり、お土産だったり、食べ物だったり、出会いだったり。大体の行動は得点に結びついています。
江戸に全員が到達した時点で、勝利点が最も多いプレイヤーが勝ちです。
各ターンやること
何とビックリ、自分のターンには、自分のコマを好きなだけ先に進めることが出来ます(笑)
これは中々凄いシステムです。いきなりゴール!なんていう双六にあるまじきプレイが可能です。実際には幾つかの中継地点があるので、そこまでしか行けませんが。
好きなだけコマを進めて、止まったマスの効果を適用します。
マスの侵入制限
各マスには滞在可能な人数が決まっています。2人までは入れるマスもあれば、1人しか入れないマスもあります。中継地点は全員が入れるようになっています。
行動できるプレイヤー
このゲームのミソは、一番後ろのプレイヤーのみ行動が可能という点です。つまり先に進みすぎてしまうと全然手番が回ってこなくなるわけですね。
マスの侵入制限があるので、狙ったマスに飛び込んだは良いけど、先に進めすぎてほかのプレイヤーが何度も何度も手番を回してしまう、なんていうことが起きます。
アクションマスの紹介
ここでは東海道の旅で遭遇する各種マスを紹介します。
どのマスに泊まっても何らかの得点に繋がりますが、どういう得点を得るかはプレイヤーの方針次第になります。
温泉マス
温泉カードを1枚引きます。2点か3点が描かれているので、それがそのまま勝利点です。
ただの勝利点のためあまり強くない印象。
景観マス
景色マスは「水田」「山」「海」の3種類のマスがあります。止まったマスの「景観」カードを1枚受け取ります。
1枚目は1点、2枚目は2点、3枚目は3点、、、と同じ種類の景観カードを集める方が高得点になります。
▼海の景観カード。5枚集めると15得点。
景観完成ボーナスもあるので、かなり強力なマスです。
出会いマス
様々な人と出会います。出会いカードを1枚引いて効果を適用します。
出会う相手によって得られる効果が変わってくる、いわゆるランダムイベントカードです。
田畑マス
お金を3金貰えるだけです。お金結構重要なゲームです。
お寺マス
お金を1~3金寄付します。寄付額が多い順番にゲーム終了時に得点を貰えます。
マジョリティ争い要素です。1金でも寄付しておけば得点に繋がるので、場合によっては費用対効果が非常に大きいマスですね。
村マス
お金を支払ってお土産を購入します。お土産カードを1枚獲得します。
お土産はセットコレクションになっており、お金はかかりますが異なる種類のお土産を獲得できれば高得点になります。
宿場マス
先ほど紹介した中継地点です。いきなり江戸にゴールは出来ず、どんなに移動したとしてもこの宿場で止まらなければなりません。
食事をすることが出来て、食事はそのまま勝利点6になります。
食事カードはどれも得点は同じですが、1~3金と値段が違うので、最初に宿場に付いたプレイヤーの方が安い食事を選択出来て、遅れたプレイヤーは残った高い食事を選択することになります。
特殊勝利点
条件を満たしたプレイヤーのみが得られるボーナス勝利点があります。一律3点。
- 各種景観を最初に完成させたプレイヤー
- 温泉カードが最も多いプレイヤー
- 出会いカードが最も多いプレイヤー
- 食事の合計金額が最も大きいプレイヤー
- お土産の枚数が最も多いプレイヤー
これがあるので、ある程度他プレイヤーと被らないように、狙ったボーナスに特化していった方が良いでしょう。
プレイヤーキャラクター
プレイヤーキャラクターはそれぞれ特殊能力を持っています。また、初期の所持金も違います。
これらのお金と能力は旅の道中で役に立つことになります。
東海道 日本語版 所感
日本人であれば大体が聞いたことがあるであろう「東海道」。
JR東海、東海道新幹線、東海道線、鉄道関連の名前にも良く使われています。
何とこの「東海道」をテーマにしたボードゲームが海外では発売されていたわけですね。
それなりにメジャータイトルだったので、てっきり当の昔に日本語版が出ているものだと思っていましたが、どうやらそんなことは無かったようで、ホビージャパンさんから日本語版が新発売です。日本語名だからといって必ずしも日本語版が出ているとは限らないわけですね。
双六と聞くとただの運ゲームかと思うわけですが、このゲームではダイスは振らずにひたすら好きなだけ進める、という面白いシステムになっています。
ただし、行動可能なのは一番後ろのプレイヤーのみになるため、自分が先に進みすぎると、一番後ろのプレイヤーが1マス1マスずつ進んで、全マスの恩恵を受けることが出来てしまうので、当然そういうプレイはしづらいわけですね。
ルール紹介でも書きましたが、大体のマスが何らかの恩恵が受けられるようになっているので、マスに止まらないという選択肢は無いかと思います。手持ちのお金が無いのでマスに止まっても意味がないということはありますが。
そういうわけで、如何に先に進みすぎずに、他のプレイヤーに先んじて狙ったマスに止まって得点を稼いでいくか、というゲームになります。道中のマスの数とそこに侵入できる人数は限られているので、沢山集めると恩恵が多くなる景観などは結構な頻度で争奪戦になります。
独特のアートワークデザインがまた良いですよね(笑)。日本人デザイナーではこうはならないと思います。
得点要素も沢山ありますし、プレイヤーキャラクターも何体も用意されており、普通に何度も楽しめる良ゲームだと思います。
東海道 日本語版 内容物
- ゲームボード1枚
- 旅人駒5個
- 旅行点マーカー5個
- プレイヤートークン5枚
- コイン50枚
- 旅人タイル10枚
- 温泉カード12枚
- 景観カード60枚
- 料理カード25枚
- お土産カード24枚
- 出会いカード14枚
- 偉業カウンター12枚
- 他
東海道 日本語版 紹介のあとがき
以上、ボードゲーム「東海道」のゲーム紹介でした。
普通に楽しめる良作で、ボードゲーム好きな日本人なら一度はプレイしたいところですね。
旅行しづらいご時世ですが、このボードゲームで東海道の旅行気分を楽しむのは如何でしょうか?
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