デッキ構築チックなチキンレースで和(!?)なボードゲーム「小太刀(Kodachi)」ゲーム紹介

アークライトさんから2020年4月に日本語版が発売されたボードゲーム「小太刀(Kodachi)」を紹介します。

ボードゲーム「小太刀(Kodachi)」は、英語版自体も2019年に発売されたばかりで比較的新しい作品になります。

↓パッケージからは想像もつかないチキンレース

アークライト 小太刀 完全日本語版

「小太刀」ゲーム概要

ざっくり説明すると、忍者が屋敷に忍び込みお宝を奪って得点を稼ぐというボードゲームです。

2011年に発売された名作「忍者刀」というボードゲームのカードゲームバージョンという位置づけの本作。

パッケージやカードの昔の時代の日本感が非常に良いですね。

時代はいつごろ何でしょう?忍者や侍という感じは安土桃山辺りの戦国時代でしょうか。

ストレートにこういう「ザ・昔の日本」なパッケージになっているボードゲームってあまりない気がします。日本人のハートをつかんできますね。

  • プレイ人数:2~4人
  • プレイ時間:45分
  • 推奨年齢:14歳以上

見た目は小箱サイズのカードゲームで軽量級に見えますが、デッキ構築的なメカニズムとチキンレース的なメカニズムを持っており、プレイ時間はやや長めで中量級よりの軽量級と言ったところ。

プレイの流れとしてはざっと以下の感じ。

財宝のために屋敷に潜入するが、屋敷には護衛がいてその護衛と戦って勝っていく必要がある。

護衛には数字が付いており、その護衛に勝つには、護衛に勝てる数字の手札を出す必要がある。

デッキは最初はデフォルトの弱い状態から始まり、屋敷に侵入していくことでその報酬として強力なカードが得られるようになっている。これがデッキ構築要素。

特殊能力が付いたカードもあるため、デッキ構築を上手く出来れば、徐々に効率的に侵入できるようになっていく。

屋敷に侵入するのは1手番に何回でも可能。しかし、徐々に手札が少なくなっていくため、引き際が肝心。万が一護衛に負けてしまうと潜入失敗となり、自分は何ももらえないどころか、相手にカードを取られてしまう。これがチキンレース要素。

チキンレースで徐々に護衛をやっつけてカードを増やしてデッキを構築しつつ、カード自体も勝利点になっているので勝利点を稼ぎつつ、という感じのゲームということです。

個人的にはこの「デッキ構築」の「チキンレース」というのが珍しくて気になっていました。見た目がすっきりしている割には、しっかりデッキ構築を楽しめる良ゲーム、そんな印象です。

忍び込む屋敷とその護衛達との闘い。カードは原語依存のないシンプルな作り
(画像はBGGから引用)

「小太刀」ルール詳細

ここからは小太刀のゲームルールの詳細です。

ゲーム目的

他のプレイヤーより勝利点を沢山稼ぐこと

勝利点の稼ぎ方

  • ①勝利点付きのカードを手に入れる
  • ②特定のカードを使用して勝利点チップを手に入れる

屋敷侵入の報酬として獲得できるカードは、どのカードも大体が勝利点がついています。

また、特定のカードは、使用すると勝利点チップがもらえるものがあります。

ゲーム終了条件

  • いずれかのプレイヤーが「勝利点チップ」を4枚手に入れること。
  • 場の全ての勝利点チップが獲得されること。

このどちらかです。

勝利点チップは赤・青・緑の3種類でそれぞれが家紋になっています。

それぞれの家紋には2点、4点、5点の各3枚のチップがあります。

つまり合計で9枚の勝利点チップがあります。

これらは特定のカードを使うと獲得でき、2→4→5と同じ色のチップが獲得される毎に、得られるチップの価値が上がっていきます。それぞれの家系に影響を与えたということでしょう。

こうして徐々に勝利点チップが無くなっていき、ゲームが収束していきます。

セットアップ

各プレイヤーは初期デッキを12枚ずつ持っており、ここから6枚カードを引いてゲーム準備OKです。

ターンの流れ

各プレイヤーのターンの流れを説明します。

忍び込む屋敷の準備

「屋敷」デッキと「護衛」デッキから1枚ずつカードを引いて並べます。

これが今回忍び込む「屋敷」とそれを守る「護衛」になります。

「戦闘」か「潜伏」かを選択

忍び込んだ屋敷で護衛に対して、武力行使をするか、ひっそりと忍び込むか、を選択します。

これは何が違うかと言うと

  • 「戦闘」は護衛より数字が大きいと勝ち
  • 「潜伏」は護衛より数字が小さいと勝ち

という風に真逆の効果になります。

また、一度選択すると、以降自分のターン中に変えられません。

つまり、「戦闘」を選択した場合は、今後出てくる護衛より大きい数字を出し続けなければなりませんし、「潜伏」を選択した場合は、逆で小さい数字を出し続けなければなりません。

これがこのゲームの中々ユニークなシステムの1つですね。

戦闘か潜伏かを何度も変えられてしまうと手札に都合の良い方を選べばいいだけになりますが、一度選択したら変えられないというのが悩ましく出来ています。

護衛を処理する

手札からカードを1枚出して護衛を処理します。

とはいっても特別難しいことをするわけではなく、戦闘なら護衛より高い数字のカードを出せばよいですし、潜伏なら護衛より低い数字のカードを出せばよいだけです。

戦闘力2の護衛と戦闘で勝つには、3以上の数字のカードを出せばOK。潜伏で勝つには、1以下の数字のカードを出せばOKです。

中間値になっている護衛は全然おらず、大体戦闘に強い数字の高い護衛か、潜伏に強い数字の低い護衛に偏っています。

また、処理する際には手札の特殊カードを使用しても良いです。

特殊カードには「+1ドロー」や「勝利点チップを得る」や「数字を±1する」など様々な効果があります。これらを駆使することで絶対勝てないと思われる数字1の敵でも1のカードを-1して0にして勝つことが可能になります。

ちなみにここで護衛を処理できなかった場合は潜入に失敗。ターンエンドとなり、報酬の清算に移ります。

更に屋敷に忍び込むかを決める

更に忍び込む場合には最初に戻って、次に挑む屋敷と護衛を新たに1枚ずつ準備します。

これらの護衛を再度処理していくことになります。

先ほども説明しましたが、追加で忍び込む場合には「戦闘」か「潜伏」かは変えられません。

忍び込まないと決めた場合は、ここでターンエンド。報酬の清算に移ります。

報酬の清算

ターンプレイヤーが潜入に成功した場合、場のカードを

  • 1~2回成功:1枚獲得
  • 3回以上成功:成功回数ー1枚獲得

出来ます。2枚以上カードが欲しい場合は3回以上挑む必要があるわけです。

ターンプレイヤーが潜入に失敗した場合何ももらえません

他の全プレイヤーは何と何れの場合も場のカードを1枚ずつ獲得可能です。

これがこのゲームのミソです。

手番プレイヤー以外のプレイヤーは必ずカードを獲得してデッキ強化することが出来ます。

なので、手番プレイヤーは他プレイヤーと少しでも差をつけるために、多少無理して3回以上(=2枚獲得)挑む必要が出てきます。

これがデッキ構築を加速して更にバーストに挑まざるを得ない仕組みを作り出しています。

カードの種類

初期手札以外の追加獲得カードはどれも特徴的な能力を持っています。

お宝カード

「護衛」カードを報酬として得ると、左上に書かれた「お宝」を得ることが出来ます。

「お宝」は自分の手元に公開して置かれ、「家系」獲得用の資源として使用されます。

家系カード

「屋敷」カードを報酬として得るためには、「お宝」カードを資源として支払う必要があります。

お宝を払ってその家系を仲間に付けるという感じでしょうか。

必要なお宝数はそのカードの強さによって異なります。

この「家系」カードを獲得すると、以降そのカードが自分のデッキに入ってきてデッキ強化してくれます。

こうやって家系を仲間にしてデッキ強化して、更に新しい屋敷に挑んでいくというのがこのゲームの流れです。

特殊家系カード

家系カードの中には家紋が書かれたカードがあります。

これが先ほど紹介した勝利点チップを得るためのカードです。

特定の大きな家系に属するカードということでしょうか。

カード自体の数字や能力は全然強くないためデッキ強化にはつながりませんが、使う度に勝利点チップを得られるキーカードです。

以降の流れ

ターンプレイヤーのターンが終了したら次のプレイヤーのターンです。同じように屋敷に挑んでいきます。

これをゲーム終了条件が満たされるまでプレイし続けることになります。


以上がアークライトさんの新作「小太刀」の概要とルール紹介になります。

気になった方がいれば是非プレイしててください。

何れリプレイ記事でも書きたいと思います。それでは。

↓パッケージからは想像もつかないチキンレース

アークライト 小太刀 完全日本語版

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