おすすめボードゲーム:ガッツリボードゲームを遊びたい人向け【重量級】
ここからはプレイ時間が2時間クラスの重量級ボードゲームを紹介していきます。もはやこのレベルのボードゲームを遊ぶ方は、わざわざ人から紹介されなくても、自分で気に入ったものを探して買って遊んでいる気がしますが(笑)。
プレイ時間 | 長い(90分以上) |
プレイ感 | 重い(考えることが多い) |
ルール | 多い(要素が多く、かなりしっかりルール理解が必要) |
このようなタイプのボードゲームでも大丈夫という方におすすめです。
私もボードゲームにそこまで慣れていなかった頃は、重量級の2時間ゲームなんて誰がやるんだ…とか思っていたのですが、気づいたら沼にハマってしまい、重量級は当たり前(むしろ大好物)な状態になっていました(笑)。
個人的には、90分位かかるゲームから大体、重量級かなという感じです。重量級も上を目指すとキリがないのですが、超重量級のゲームなんかもランクインしています。
何度も遊びたいが、時間がかかるため中々数こなせないものが多いのが、重量級の特徴です。私は重量級は内容によりけりですが、1日2, 3回というケースが多いかな。ピンポイントで絞って遊ぶのが良いでしょうね。
リバイブ
ジャンル | エンジンビルド、デッキ構築、テックツリー |
プレイ人数 | 1人~4人 |
プレイ時間 | 60分~90分 |
発売年 | 2023年 |
ゲーム概要
リバイブは、文明世界の果て・ポストアポカリプスを舞台にした重量級のボードゲームです。
何だこれは・・・正直無茶苦茶面白い。最高のボードゲームの1つです。
各プレイヤーのターンでやることは非常にシンプルで、カードを使って資源を得るか、資源を使って探索・建築・研究をするか。それを2アクション、毎ターン繰り返していくゲームです。
何らかのアクションはほぼ必ず得点につながっており、更に自身の固有ボードを開放していくことで、徐々にエンジンビルドしていくことが出来ます。自分の固有ボードが解放されて得点と能力が増えていくのが楽しい。
重量級ボードゲームに良くあるような見通しの悪さが全くなく、何をやれば良いのか、プレイ経験が浅くても大体わかるようになっています。このシンプルさはかなり嬉しいですね。
このゲームが嫌いな人はほぼいないと断言できる位気持ちよくプレイ出来て、更に何度も何度も遊びたくなるようなリプレイ性も兼ね備えている。個人的には2023年のメガヒット作の1つだと考えています。
これだけ面白いとまず間違いなく拡張が出ると思いますが、今から拡張が楽しみな作品です。
リバイブのおすすめポイント
- エンジンビルド・テックツリーによる自己強化が非常に面白い
- 重量級作品だが、ゲームの作りが非常にわかりやすい設定になっている
- あらゆる要素がプレイ毎に変更になり、リプレイ性が非常に高い
- コンポーネントの質が非常に高い
- 人数によらず楽しめる。ソロもかなり面白い。
パックスパミール
ジャンル | 陣取り、タブロービルド |
プレイ人数 | 1人~5人 |
プレイ時間 | 60分~120分 |
発売年 | 2021年 |
ゲーム概要
パックスパミールは、アフガニスタンの地域の紛争をテーマにした、エンジンビルド(タブロービルド)系の陣取りゲームです。
「アフガニスタン」「イギリス」「ロシア」の3つの勢力の1つと同盟を組んで、その勢力の拡大を支援するというテーマになっています。
手番のアクションは「カードを買う」「カードをプレイする」「場のカードのアクションを使用」と、たった3択から2つを選択するだけと非常にシンプルなのですが、プレイヤー間の直接攻撃がありありのゲームで、プレイヤー間のバランス調整が非常に重要。上手く他プレイヤーを出し抜いて得点をもぎ取る「ルート」のような立ち回りや駆け引きが必要になります。
選択肢が多すぎるため最適な行動が何かがわかりづらいですが、刻一刻と変化する盤面にどういう手を打っていくか、プレイヤー間でどういう調停をしていくか、非常に悩ましく痺れるボードゲームです。
ルールが無駄に複雑そうだと敬遠していたのですが、いざ遊んでみると想像以上にかなり面白く、一緒にプレイした人も面白いまたプレイしたいを連呼しており、お気に入りの作品の1つとなりました。
パックスパミールのおすすめポイント
- 妨害し合い協力し合いの強めのインタラクション
- 多様なカードによるプレイ感の違い
- 一見地味なゲームだが、手番の選択肢が非常に多く、プレイヤー間の駆け引きが悩ましくも面白い
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パックスパミールの間違いやすい点やソロルールのまとめハドリアヌスの長城
ジャンル | 紙ペンゲーム、リソースマネジメント |
プレイ人数 | 1人~6人 |
プレイ時間 | 90分 |
発売年 | 2021年 |
ゲーム概要
ハドリアヌスの長城は、紙ペンゲームの1つです。
紙にペンでマークを付けて遊ぶ「紙ペンゲーム」のジャンルの中でも、最も重量級なボードゲームの1つです。
資源や色のついたミープルをコストとして、自分の紙にチェックを入れていき、その過程で更に大量のリソースを確保して、といったリソースコンボがたまらなく面白く癖になるボードゲームです。
見た目は重そうに見えますがプレイ感は非常に軽いので、一度ルールを覚えてしまえば何度も何度も遊びたくなること間違いなし。
個人的には2022年ヒット商品の1つですね。文句なしにお勧め。
ハドリアヌスの長城のここがおすすめ
- 紙ペンゲームの重量級作品
- リソースがリソースをガンガン生み出す、拡大再生産的な気持ちよさが味わえる
- ソロプレイもしっかり面白くおすすめ。
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『ハドリアヌスの長城』完全日本語版 ボードゲーム紹介とレビューアルナック失われし遺跡
ジャンル | ワーカープレイスメント、デッキ構築 |
プレイ人数 | 1人~4人 |
プレイ時間 | 90分 |
発売年 | 2021年 |
ゲーム概要
アルナックは、デッキ構築型+ワーカープレイスメントの2021年の話題作。テーマもワクワクしますし、とりあえず買っておいて損はない系のボードゲームの1つです。
デッキ構築に使用されるカードはファンタジーフライト社製かな?と思ってしまうくらい、かなり特徴的で尖がった効果のカードが多いです。デッキ構築要素はあるのですがそれ自体はそこまでメインじゃないため、ドミニオンなどのデッキ構築型になれているプレイヤーが遊ぶと若干違和感がありますね。カード2,3枚しか買わないこともザラです。
ワーカーも2体までなので、いい感じに他プレイヤーとの駆け引きが生まれて丁度いい塩梅。ワーカーを兎に角増やそうなアグリコラなどのプレイ感とは全然違いますね。
得点要素が沢山あるように見えて、実は勝利するためのオーソドックスな立ち回りは決まっていて、毎プレイ意外に似たような展開になってしまうのがやや残念。
拡張が出てバランスがしっかり調整されました。拡張入れて完成形、という意見が多い作品。
アルナックの失われし遺跡のここがおすすめ
- デッキ構築とワーカープレイスメント混合の面白さ
- 一期一会のカードでデッキ構築するのが面白い
- モンスターを倒し新天地を探索、探検していくのが気持ちよく面白い
マウンテンキング
ジャンル | タイル配置 |
プレイ人数 | 2人~5人 |
プレイ時間 | 120分 |
発売年 | 2020年 |
ゲーム概要
マウンテンキングは、トロールが坑道で穴を掘って、資源を得たり像を配置していくボードゲーム。
プレイヤーはトロールの長となって、崩落した山を掘り進めていき、その過程で資源や像や玉座などを獲得していき、それらを奉ることで勝利点を稼ぐゲーム。
ピラミッド型にカードを配置して、配置したカードの下のリソースも得られるという、リソース獲得システムが独特で、どういうルートでいつリソースを確保するかがかなり悩ましく面白い。坑道を掘り進めていくのもタイルをうまく使っていく必要があり、パズル要素があって面白い。ゲームに勝てなくても自分なりリソース体制を作って自分の坑道を掘り進めていくと、それだけで普通に面白い。プレイヤー間インタラクションはほぼすべての要素が先勝ちになっている点くらいだが程よいインタラクションです。
トロールらしからぬ魔法も、ルールを捻じ曲げるかなり強力な効果を発動できて、中々面白いバランスになっています。
2020年に発売された重量級ボードゲームの中ではかなりトップクラスに優秀な作品でおすすめ、人気作のため現在若干品薄状態。ゲームマーケット2021秋では拡張の第一弾や、ミニ拡張なども発売されています。
マウンテンキングのここがおすすめ
- タイルを置いて坑道を掘り進めていくのがシンプルに面白い
- 特殊なリソース取得システムが悩ましく面白い
- 魔法パワーがそこそこチート級の能力で、上手くルールを捻じ曲げてプレイできると爽快
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『マウンテンキング』ボードゲーム紹介とレビューテラフォーミングマーズ
ジャンル | カードゲーム、タイル配置、拡大再生産 |
プレイ人数 | 1人~5人 |
プレイ時間 | 120分 |
発売年 | 2018年 |
ゲーム概要
テラフォーミングマーズは、火星開拓をしていくボードゲーム。もはや重量級ボードゲームの定番中の定番作品。BGG4位は伊達じゃない。
火星を開拓する企業となって「酸素」「海洋」「温度」のパラメータを最大にして地球化することを目指すボードゲーム。地球化の過程でより多く貢献した勝利点を稼いだプレイヤーが勝ち。
テラフォーミングマーズは遊びまくっている私個人的にも定番作品の1つです。私の周りでも未だに何度も何度もプレイされています。
世界的に大人気の作品で、重量級にもかかわらずあまりにも面白くて売れすぎたため、日本語版はかなり量産されまくって、今はそれなりに安くなっています。
ソロプレイもかなり面白いため、未プレイであれば購入して1ミリも損のない作品の1つです。
テラフォーミングマーズのここがおすすめ
- 火星を舞台に徐々に生産力が上がっていく拡大再生産が兎に角凄い気持ちよく何度も遊びたくなる
- 200枚以上のユニークカードと大量の企業カードでリプレイ性が非常に高い
- 複数出ている拡張を使うことで色々な楽しみ方が味わえる
デューンインペリウム
ジャンル | ワーカープレイスメント、デッキ構築 |
プレイ人数 | 1人~4人 |
プレイ時間 | 120分 |
発売年 | 2020年 |
ゲーム概要
デューンインペリウムは、2021年の重量級話題作の1つです。アルナック同様にデッキ構築型+ワーカープレイスメントが特徴。
自分だけのデッキを構築することで、ドンドン強い行動ができるようになり、更に先勝ちのワーカープレイスメントがプレイヤー間のもどかしさを生んでくれます。個人的にも何度も遊びたいかなり好きな作品になりました。
同系統のアルナックと比較すると、こちらはよりオリジナルのデッキ構築型に近いシステムになっており、デッキ構築好きならそれなりに違和感なくプレイ可能です。私はアルナックよりデューンインペリウムの方が好きですね。
毎ターン紛争が発生して、それに勝利することで報酬が得られるようになっており、戦力を一時的に増強する切り札的なカードもあるので、これが良い感じのインタラクションで面白い。兵士コマを1体でも派兵しておくと予想外の資源を得てきてくれる可能性もあります。
ソロプレイもオートマ2体との戦闘で、しっかり面白くておすすめ。日本語版がアークライトさんから発売中。
デューンインペリウムのここがおすすめ
- ワーカープレイスメントしつつも、しっかりデッキ構築している感のあるプレイ感
- ラウンド報酬確保を目指して、勢力同士の派手な争いが楽しめる
- 切り札的な陰謀カードの圧倒的な強さで、みんなニコニコ
- 原作のデューン好きにはたまらない。もちろん原作知らなくても楽しめます。
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ジャンル | バックドロー、拡大再生産 |
プレイ人数 | 1人~4人(拡張入りで5人まで) |
プレイ時間 | 120分 |
発売年 | 2014年 |
ゲーム概要
日本語版の発売を待っていた人は非常に多かったと思われる作品「オルレアン」。
バックドロー型のボードゲームの元祖金字塔で、バックからドローしたリソースを手元のボードに配置して、所定のアクションを発動させて、更にバックの中を強化したり自分の基盤を強化して、勝利点を稼いでいく。
2014年ごろに発売されていたアークライトさんからの日本語版は今や絶版となっており、凄い欲しいが英語版を買うしかないのか。。。と、思っていた矢先に何とエンゲームズさんより日本語版が発売されました。これは感謝感激です。
バッグの中身を強化してアクションを沢山していく面白さがあり、拡大再生産で後半になるにつれより強力な効果を発動していけるようになって面白い。ただ、ガッツリ拡大再生産なので、一度失敗してしまうと、最後まで追いつきづらいという欠点はあります。
更に各種拡張やプロモタイル拡張なども併せて発売されており、名作を更に長く楽しめるようになりました。控えめに言ってエンゲームズさん最高ということです。
拡張「侵略」を入れると協力プレイが可能になります。オルレアンはこの協力プレイを遊び続けるだけでも、非常に楽しめる作品です。平和的にオルレアンの魅力を味わいたいなら「侵略」拡張の協力プレイを遊んでみることをおすすめします。
オルレアンのここがおすすめ
- バックビルディング型ボードゲームの金字塔
- バッグの中身を徐々に強化しつつ、オルレアンの支配地域を広げていく、拡大再生産の面白さ
- 拡張含めた協力プレイやソロプレイモードもしっかり面白い
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オルレアン(Orleans) 日本語版 開封レビューミレニアムブレード
ジャンル | デッキ構築、TCGシミュレータ |
プレイ人数 | 2人~5人 |
プレイ時間 | 120分 |
発売年 | 2015年 |
ゲーム概要
ミレニアムブレードは、遊戯王やマジックザギャザリングのようなトレーディングカードゲームを実際に体験しよう、という非常に変わった意欲的なテーマのボードゲーム。
お金を使ってカードを獲得して、トーナメントに持っていくデッキを時間内に作成して、構築したデッキを使って実際にトーナメント戦でバトルして勝利点を稼いでいきます。地区大会、全国大会、世界大会で計3回のバトルの結果で最終的なゲームの勝者が決まります。
TCGシミュレータの名前にふさわしく、兎に角、凄まじい枚数のカードが入っており、言語依存もすさまじいため、まず日本語版は出ないだろうと思われていた作品の1つですが、アソビションさんと翻訳の方が頑張ったようで、何と日本語化されました。
手元にある大量のカードをリアルタイムで確認してデッキ構築していく必要があり、カードゲームが得意じゃない人にとって見ると中々難しい作品だと思いますが、カードゲームやTCGが好きな方ならまず間違いなく楽しめるでしょう。
私は何度もプレイしていますがTCG好きな人からは大体高評価。様々なカードが存在するわけですが、その中で自分なりのカードコンボを作れたときは最高です。
2時間くらいかかる重量級ボードゲームですが、リアルタイムの時間制限があるので、プレイ時間はほどほどで増えすぎないのも良いですね。
更にアソビションさんから待望の拡張もジャンジャン出ており、まだまだミレニアムブレードを楽しめます。
ミレニアムブレードのここがおすすめ
- TCGのように数百枚近いカードからデッキを構築し対戦する体験をボードゲーム上で体験できる
- 一期一会のカードを駆使して面白コンボが出来るデッキを構築する面白さ
- カード拡張が大量に出ており、サプライの組み合わせを入れ替えて何度でも楽しめる
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『ミレニアムブレード』デッキ構築シミュレーション ボードゲームの紹介とレビュールート
ジャンル | 非対称、勢力争い |
プレイ人数 | 2人~4人 |
プレイ時間 | 120分 |
発売年 | 2019年 |
ゲーム概要
非対称型ボードゲームの金字塔のルートです。このランキング金字塔ばかり出てきますね(笑)。森の中の覇権を複数の異なる能力を持った勢力間で競い合うという、非対称性がウリの作品。
勢力毎に全然戦闘能力や勝利点獲得方法が違う点が最大の特徴で、そのため新しい拡張で新しい勢力が出てくると、それだけで常に新鮮なゲームが楽しめるようになります。
拡張もどんどん出ていますが、出るたびに一瞬で品薄になる位には人気作品。ダイレクトにプレイヤー同士が戦いありやったやられたのある、かなりインタラクションの強いゲームですが、コマが可愛いためそれに気づかず騙されてプレイしてしまう人も多い印象です(笑)。
2021年にはルート拡張2が発売され、新マップ2つと新勢力2つが登場しました。中々いいお値段でしたが一瞬で売り切れてましたね。
軍事戦略を練って勢力を広げていくようなゲームが好きな人には最高の1作でしょう。
特徴としては、ルールは比較的複雑で初回プレイでは何が何だかという感じで、慣れてからが本番というタイプのスルメゲーなので、何度も遊ぶうちにどんどん楽しくなってくるゲームです。
ルートのここがおすすめ
- 非対称型ボードゲームの金字塔
- どの勢力でプレイしてもしっかり面白く勝利できるバランスの良さ
- 種族毎にプレイ感がかなり異なり、何度も遊びたくなる面白さがある
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ルート 拡張 ~そびえる山のいきもの乱記~ ゲーム概要紹介ファイユーム
ジャンル | デッキ構築、ネットワークビルド、エンジンビルド |
プレイ人数 | 1人~5人 |
プレイ時間 | 120分 |
発売年 | 2020年 |
ゲーム概要
ボードゲーム界の奇才フリードマンフリーゼさんの新作。エジプトのファイユーム地方を発展させていくゲーム。デッキを構築し手札を使用して盤面を発展させていく、デッキ&エンジン&ネットワークビルディング系ボードゲーム。
名作コンコルディアに近いシステムですが、コンコルディア以上に手持ちのカードや盤面に依存した作りになっています。コンコルディアより面白いという人も多いです。
デッキ構築系の1種ですが、使用するカードによって盤面の様相が全然変わっていき自分のプレイスタイルも大きく変わってくる点が面白いですね。最初はメインでつかっていたカードが、盤面が変わってくることで徐々に使いづらくなってきて、途中で新しい効果のカードを獲得すると、また盤面の様子が変わっていき、この辺の展開の違いが面白く何度遊んでも飽きないです。
キツすぎず、かといって全くないわけではない程よいインタラクションが最高ですね。お互いが作った建築物をお互いが共有して使っていく感じで、苦しさは全然ありません。
アークライトさんから日本語版が発売されています。
ファイユームのここがおすすめ
- プレイしたカードによって、徐々に変わっていく盤面の様子が、非常ににぎやかで面白い
- 盤面にコマを置いていくタイプのゲームだが、盤面が共通リソースのためプレイ感の苦しさが全然無い
- カードの能力が様々用意されているが、一部しか使用できないため、プレイする毎にプレイ感が異なりリプレイ性が高い
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ファイユーム 完全日本語版 ボードゲーム紹介とレビューテインテッド・グレイル
ジャンル | RPG、ストーリーベース |
プレイ人数 | 1人~4人 |
プレイ時間 | 120分~180分 × 15回 |
発売年 | 2020年 |
ゲーム概要
2021年の目玉商品の1つ「テインテッド・グレイル」日本語版。私はゲームマーケット2021秋で先行販売されていた作品を入手して遊んでいますが超面白いです。
全15章の分岐のあるシナリオを5人のキャラクターを使って進めていくTRPG風のボードゲーム。膨大なゲームブックを読んで探索してシナリオを進めていく。探索して分岐してフラグが立って、兎に角わくわくします。
200ページ以上あるゲームブックは全て日本語化されています。これは日本語版じゃないとまず遊べないですね。日本語化されたことに本当に感謝しかないです。
レガシータイプではなく、選択肢や攻略ルートも山ほどあるので、2周目も楽しめる作りになっています。
大人気で早くも品薄気味なので気になる方はお早めにチェックするのをお勧めします。
テインテッドグレイルのここがおすすめ
- 圧倒的なボリュームのゲームブックやフラグの数々
- 戦闘用のカードも大量に用意されており、キャラクター育成も楽しめる
- 全15章でクリアまで何十時間も楽しめ、更にストーリー分岐もあるので、2周目もチャレンジ可能
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『テインテッド・グレイル』完全日本語版 ボードゲームのルール紹介とレビューブラス バーミンガム
ジャンル | ネットワークビルディング、需要供給、陣取り |
プレイ人数 | 2人~4人 |
プレイ時間 | 120分 |
発売年 | 2020年 |
ゲーム概要
ブラスバーミンガムは、イギリスの産業革命時代の中心だった都市「バーミンガム」の産業発展をテーマにしたボードゲーム。同名の「ブラス」という作品を3割程度リメイクした作品。
世界ナンバー1のボードゲーム掲示板BGGにてランキング3位の世界的な超名作。箱が白いので「白ブラス」と呼ばれています。
鉄鋼や炭鉱資源を算出し、紡績や陶磁器を出荷し、交通網を作成し、収入を増やし勝利点を稼ぐ。前半の「運河の時代」で産業の基礎を築き、後半の「鉄道の時代」で一気に産業を発展させていく。
前作の元々完成度の高かったブラスオリジナル版をベースにブラッシュアップ。システムが練りに練られており、ボードゲームの面白さが凝縮されたプレイ感はまさに絶品。重量級ボードゲーム好きならまず間違いなく、わずか1プレイで無茶苦茶面白いと思わせる優秀な作品です。負けても楽しめる良い作品。
オリジナル「ブラス」を9割リメイク作品が「ブラス:ランカシャー」通称「黒ブラス」。こちらもかなり高評価作品です。私は白ブラスの方が好き。
ブラスバーミンガムのここがおすすめ
- ユーロ系のボードゲームの世界ナンバーワン評価のゲーム
- やりたいことが多すぎて、1プレイ1プレイが待ち遠しく、非常にワクワクして面白い
- 練りに練られて調整されたゲームバランスが素晴らしく、何度遊んでも面白いという言葉しか出てこない
グルームヘイヴン
ジャンル | RPG、レガシー |
プレイ人数 | 1人~4人 |
プレイ時間 | 120分 × 100シナリオ |
発売年 | 2018年 |
ゲーム概要
BGGランキングナンバーワンのグルームヘイヴンです。
最初は6体の個性的なキャラクターから1体を選んで、クエストに出向いていきストーリーを展開していくレガシータイプのゲーム。ただし、コンポーネントを破損させるなどはなく、2周目は比較的遊びやすいタイプのレガシーになっています。
ストーリー展開も良いのですが戦闘やキャラクター育成要素が非常によくできていて、自分のキャラクターにはかなり愛着もってプレイすることになります。私は発売前にやっていたゲームマーケットのお試しプレイがあまりに面白く即購入を決断しました。結果最高に楽しませてもらいました。正直とんでもないくらい面白いです。
値段も重量も非常にビッグなゲームでしたが今年も最高に楽しませてもらいました。3万円もするゲームの割には大人気作品で品薄状態です。拡張も発売され、基本セットも再販されましたが、一瞬で品薄状態になりました。凄い人気ですね。
結構細かいネタバレが豊富なゲームなので、このゲームを購入する予定の方は、情報の取得には注意してください。どういう人生の目標があるかや、どういうキャラクターが出てくるかなどを知ってしまうと、楽しさが減ってしまいます。一度きりの感動や驚きの体験はこのゲームの魅力の1つです。2周目も遊べますけどね。
拡張1「忘れられし輪」は本編をクリアしないと遊べないので要注意です。
グルームヘイヴン入門編として「グルームヘイヴン:獅子のあぎと」が発売されました。これは凄いわかりやすくルールを把握できる仕組みが入っていて、グルームヘイヴンの世界を手軽に楽しめるようになるので、「グルームヘイヴン獅子のあぎと」は基本セット以上に超おすすめです。
獅子のあぎとをクリアしたらまず間違いなく基本セットでも遊びたくなるでしょう。
グルームヘイヴンのここがおすすめ
- BGGランキングナンバーワンの世界で最も評価の高いボードゲーム
- 全95シナリオで200時間近く遊べる超ヘビーボードゲーム
- 隠された要素が多く、育成システムもかなりよくできており、1プレイ2時間のゲームだが何度も何度も遊びたくなる中毒性がある
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BGG1位の超おすすめボードゲーム「グルームヘイヴン」のプレイ前後の率直な感想とレビュー 『グルームヘイヴン スタートセット 獅子のあぎと』完全日本語版 予約と在庫情報まとめ。プレイ後のレビュー。 グルームヘイヴン完全日本語版の再販に向けてプレイ前にやっておくことスピリットアイランド
ジャンル | 協力型 |
プレイ人数 | 1人~4人 |
プレイ時間 | 120分 |
発売年 | 2019年 |
ゲーム概要
スピリットアイランドは、島の精霊となって入植者を撃退する、協力型ボードゲームです。大小パワーカードを獲得していくデッキ構築チックな要素も入っています。
難易度は比較的高い方ですが、低難易度はしっかり考えればカバーできるレベルの難易度です。精霊の1体1体が非常に特徴的にできており、使用する精霊で全然違うプレイ感な点が最高ですね。手札を駆使して迫りくる入植者を上手く撃退できた時の楽しさは最高です。今年もソロでもマルチでも何度も何度も遊んでしまいました。
海外では拡張1,2が出ておりそれらの精霊でも楽しませてもらっています。特に拡張2では精霊が10体追加されており、それらのプレイ感がこれまた非常に特徴的で更に何十回も遊べてしまいます。
ソロプレイも最高に面白く、私個人的にはこれを超えるボードゲームは中々ないという個人的に最高におすすめの作品の1つです。お世辞抜きでソロでもマルチでも100回以上遊べるボードゲームです。
拡張入れると最大6人プレイが可能なのですが、4人以上でプレイすると面白さ据え置きで時間だげ間延びする感じになるので、3人以下でプレイするのをお勧めします。
スピリットアイランドのここがおすすめ
- ソロプレイ、協力型ボードゲームの最高峰の作品
- 難易度は高めだが、頭をしっかり使えばクリアできる難易度設定
- 精霊毎のプレイ感が全然異なり、またパワーカードも大量に用意されていて、リプレイ性が非常に高い
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『スピリットアイランド』協力型ボードゲームの最高峰! ルール紹介とレビュー以上、ぼどろぐ管理人がおすすめする個人的おすすめなボードゲームの一覧でした。
おすすめボードゲーム多すぎてどこまで載せたものかと悩みました(笑)。
過去遊んできた中では、もっといろいろなおすすめボードゲームがあるので、その内紹介していこうと思います。
この中から気になる作品が見つかれば幸いです。
# 一部画像はBGGから引用。
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