この記事では、1人で遊べるボードゲームが大好きな私がおすすめする「1人から遊べるソロプレイ向きなボードゲーム」を紹介していきます。
1人で遊ぶボードゲームと言っても、1人専用のボードゲームや、複数人で遊べるけれどもソロプレイに向いている向きなボードゲームなど、色々な種類があるので、それらもタイプ別に紹介しています。
ボードゲームの楽しみ方は人それぞれだと思いますが、私は中でも1人で遊べるソロプレイ向きボードゲームのプレイ回数はかなり多い方だと思います。BGGでソロプレイ可能なボードゲームは大体チェックしています。
そんな私がおすすめする1人でも遊べるソロプレイ向きボードゲームランキングになります。1人で遊べるおすすめのボードゲームを探している方は是非チェックしてみてください。
1人でも遊べるソロプレイ向きおすすめボードゲーム41選
1人で遊べるソロプレイ向きのボードゲームとは?
1人で遊べるソロプレイ向きなボードゲームとは何でしょう?
ボードゲームは、基本的には2人以上の複数人で遊ぶことを念頭に作られているものが多いです。
しかし、遊びたくても相手がいなかったり、まさに直近のコロナ禍のように集まりたくても中々集まれなかったりする場合、複数人でボードゲームを遊びたくても中々遊べません。
そういう人のために、ボードゲームには、1人専用だったり、1人でも遊べるようなルールがついているものが沢山あります。今回はそういう1人で遊べるソロプレイ向きなおすすめのボードゲームを紹介していきます。
私は、毎年海外最大のボードゲームの掲示板BGG(Board Game Geek)で発表されている、1人ソロプレイ向きボードゲームのランキングをチェックして、実際に英語版なども購入して遊ぶ位には1人で遊べるソロプレイ向きなボードゲームが大好きですし、これまで遊んできたと思います。
ただ、ソロプレイ向きボードゲームでも、複数人のマルチプレイに比べてイマイチこれじゃない感があって楽しめなかったり、逆に1人で遊んだとしても、複数人のマルチと同じくらいこんなに面白いんだというものがあったり、ボードゲームの1人プレイ、ソロプレイの面白さは本当に様々だと感じています。
残念ながら基本的にはボードゲームは、複数人でのマルチプレイが前提に作られているものですし、その方が楽しいと考えた方が良いでしょう。ボードゲームは本質的には複数人で楽しむものだと思います。しかし中にはマルチプレイ並みに満足度の高いソロボードゲームが多いのも事実です。また1人のソロが一番面白い何ていう驚きのボードゲームも少なからず存在します。
ということで、これまでの私の1人プレイボードゲームのプレイ経験をもとに、1人で遊べるソロプレイ向きボードゲームのランキングを作成してみました。
紹介しているランキングは軽量級・中量級・重量級と分けています。なのでご自身のプレイ感に合った重さで参考にいただけるとよいかと思います。
ソロプレイボードゲーム初心者は、まず最初はお手軽にプレイできる軽量級から入って、徐々に中量級・重量級でガッツリソロプレイのボードゲームの世界を楽しんでいくのが良いかと思います。
1人で遊べるソロプレイ向きなボードゲームのジャンルをご紹介
ボードゲームには「ワーカープレイスメント」や「デッキ構築」や「大喜利系」など様々なタイプが存在しますが、実は1人で遊べるボードゲームも、遊び方によって幾つかのタイプに分かれています。
特に一般的なジャンル分けの基準は無いのですが、私は以下の種類に分類しています。
- スコアアタック
- AI、オートマとの対戦
- 協力型
- ミッション達成型
- 謎解き系
- ストーリー系
スコアアタック
1人のソロプレイで、勝利点を何点取れるか、過去の自分を超える最高得点を出すことを目指すタイプのゲームです。
有名なところだと「アグリコラ」「ファイユーム」「ネモの戦い」などは、最終得点をなるべく多く稼ぐことを目的とした、ソロプレイゲームになっています。
「ネモの戦い」のような最初から1人プレイを想定したボードゲームは良いのですが、それ以外のスコアアタック系は、基本的には通常の複数人プレイのオマケルールになっていることが多く、複数人プレイ時とプレイ感が違うものが多いです。
AI、オートマとの対戦
1人のソロプレイで、 一定ルールに従って自動で作用するオートマの仕組みと対戦して、勝つことを目指すタイプのゲームです。
有名なところだと「サイズ大鎌戦役」や「ルート」「ガイアプロジェクト」などがこのタイプのシステムになっています。
オートマの出来次第ですが、基本的には複数人で遊ぶマルチプレイのようなプレイ感で遊べるように調整されているものが多く、元々のボードゲームとしてのルールをしっかり楽しむことが出来るものが多いのが特徴です。
協力型
通常は複数人で協力しながら遊ぶ想定のボードゲームを、1人ソロで遊ぶタイプのゲームです。
有名なところだと「パンデミック」「イーオンズエンド」「スピリットアイランド」などがこのタイプのシステムになっています。
協力型ボードゲームはソロプレイと非常に相性が良く、普通に複数人で盛り上がるのも楽しいのですが、1人で複数人キャラクターを使って遊ぶのも普通に面白い作りになっています。
ミッション達成型
1人のソロプレイで、何らかのゲームの仕組みを使って、ゲームのシステムに課せられた、特定のミッションを達成することを目指すタイプのゲームです。
有名なところだと「オニリム」「アンダーフォーリングスカイ」「テラフォーミングマーズ」などがこのタイプのシステムになっています。
1人専用のボードゲームの多くはこのシステムを搭載しています。プレイ目的が非常にはっきりしているため、デザイナーさんによって難易度やバランス調整がしっかりしているのが特徴です。
雑にいってしまえば、スコアアタックもオートマとの対戦も、その他諸々のソロボードゲームがミッション達成が目的じゃないかという突っ込みあるのですが、あえて分けてまとめています。
いずれにも当てはまらないその他すべてがこのタイプになっているのでこのタイプは非常に多いです。適切な分類があれば、また一部分類わけしようと思います。
謎解き系
1人のソロプレイで、謎解を解いていくタイプの脱出系ボードゲームです。
協力型の1種みたいなものですが、謎解き系ボードゲームは1人でも遊べるものがほぼ全てで、じっくりと謎解きを楽しめるようになっています。
稀に複数人いる前提で作られている謎解きボードゲームもあります。
「アンロック」「EXIT脱出・ザ・ゲーム」「ザ・イニシアティブ」などは1人でも楽しめる謎解きゲームになっています。
ストーリー系
1人のソロプレイで、物語を進めていくアドベンチャータイプのボードゲームです。
最近はアドベンチャーゲームやゲームブックタイプのボードゲームも増えてきましたが、そういうタイプのゲームは1人でも遊べるものが多いですね。
ボードゲームに求めている楽しさからは若干異色な感じがするものが多く、人を若干選ぶジャンルかもしれません。
「アドベンチャーゲーム:ザ・ダンジョン」や「カンタループ:刑務所入獄」などはこのジャンルに該当します。若干の謎解き要素も入っていますが基本的にはストーリーを楽しむ系になっています。
本ランキングの評価基準
本ランキングでは、各ボードゲームを以下の4つの指標で評価していきます。
- ソロプレイおすすめ度:BGGのレーティングに従って10段階で評価します。
- 多人数プレイおすすめ度:2人以上で遊べるボードゲームの場合、多人数でプレイした場合の本来のおすすめ度になります。
- 1人プレイ難易度:1人プレイ時のゲームクリアの難易度です。基本的に(理不尽さがなければ)難易度の高いボードゲームほど、攻略のし甲斐があって面白いと考えています。
- 1人プレイのリプレイ性:飽きずに何度もプレイできるかの指標です。当然高い方が良いです。
本ブログのレーティングについては以下の記事を参照ください
ボードゲームの評価レーティングについて
あくまでも私個人の意見を反映させているランキングですので、その点はご承知おきください。
【軽量級】初心者におすすめ!1人でも遊べるソロプレイ向きおすすめボードゲーム
1人用を初めて遊ぶ初心者におすすめなボードゲームを紹介していきます。
プレイ時間 | 短め(30分未満) |
プレイ感 | 軽め(考えることも少ない) |
ルール | 単純(すぐに理解できる) |
このような1人用ボードゲームを探している方に特におすすめです。
私もそうでしたが、1人で遊べるソロプレイボードゲームを始めるなら、まずはこれくらいの軽さのゲームから遊ぶのが良いと思います。
9位: シェフィ
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | ミッション達成型(拡大再生産) |
ソロプレイおすすめ度 | ★★★★★☆☆☆☆☆ (5点:普通のボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ー |
1人プレイ難易度 | 非常に簡単 |
1人プレイのリプレイ性 | ★★☆☆☆ |
「シェフィ」は、羊の絵が非常に可愛いボードゲームです。
ソロプレイ向きボードゲームの入門中の入門作品といっても過言ではありません。可愛い羊を1匹から始めて困難を乗り越えて1000匹に増殖することを目指すカードゲーム。
羊の数を倍にしたり、羊をコピーしたり、1の羊を大量に獲得したり、様々なメリットのあるカードを使って羊を増やしつつ、逆に羊を除去するようなデメリット効果のカードも発動しつつ、結果的に1000匹羊のカードを獲得できれば勝ち。
ソロプレイに興味を持ったなら、まず真っ先にこのゲームを買うと良いでしょう。見た目通りホンワカした感じの非常にあっさりしたゲームですが中々楽しめます。
ただ、難易度が非常に低く、慣れると(慣れなくても)簡単にクリアです。私は過去10回以上は遊んだと思いますが、このゲームで失敗した記憶が無いですね。それくらいお手軽簡単なゲームです。
シェフィのここがおすすめ
- 1人プレイボードゲーム入門に最適
- 非常にお手軽でプレイが簡単で難易度が低い
- 絵柄が非常に可愛い
8位: ザ・ネゴシエーター人質交渉人
「ザ・ネゴシエーター人質交渉人」は、アークライトさんから2020年に発売された1人プレイ専用ボードゲーム。
交渉人の立場となって事件現場の人質救出を狙うという、かなり異色のテーマのソロプレイボードゲーム。箱絵は交渉人というかどう見ても秘密工作員そのものです(笑)。
犯人を落ち着かせて交渉ゲージをためて、最後はスナイパーライフルで射撃なんてプレイも可能(笑)。
ダイスを振って交渉パワーをためていき、溜まった交渉パワーを使って、強力な交渉カードを獲得し、そのカードの能力で人質を救助したり、犯人を落ち着かせたり。基本的にはカードプレイとダイスロールのゲーム。
テーマが独特で海外でもかなり人気のシリーズですが、ダイス運によるブレが強いのがやや気になる感じ。折角パワーをためて獲得した高コストカードが、そこまでの効果を発揮できなかったり、カードのバランスあっているのかはやや疑問。海外ではかなり多くの拡張が出ているので、私がまだわかっていないだけで、どのカードも使い道あるのかもしれませんが。
ということで、個人的な評価はまずまずなボードゲーム。お値段も安いですし、かなり異質なテーマで、面白いっちゃ面白いですけどね。
1作品で3つの事件と3人の犯人と対峙することになります。犯人の多様性=リプレイ性になっています。拡張が待ち遠しい作品ですね。果たして出るだろうか。
交渉人と犯人役に分かれてプレイする複数人なりきりプレイなんて言うのもあるできます(笑)。私はやったことないですが。
項目 | 評価 |
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ソロプレイのタイプ | ミッション達成型(ダイスロール) |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★☆☆☆☆ (6点:中々良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ー |
1人プレイ難易度 | 普通 |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★☆☆ |
ザ・ネゴシエーター人質交渉人のここがおすすめ
- 人質交渉という非常にユニークなテーマ
- ダイス運とカード選択の程よい難易度
- 犯人のタイプで攻略法が全然違い何度も楽しめる
7位:M.A.R.I.といかれた工場
M.A.R.I.といかれた工場は、ロボット「MARI」に指令を与えて、スタート地点からゴール地点まで移動させる、倉庫番のような1人専用のパズルゲーム。
「1マス直進」「2マス直進」「右折」「何もしない」などのミッション毎に用意された指令を毎ターン繋げていき、見事各ミッションで定められたゴールにたどり着けばクリア。
このゲームのミソは、前のターンに出した指示が次のターンにも効いてくる点。
まっすぐ行けば良いじゃんと思って、初手で直進を選択してしまうと、次のターン以降も必ず1マスは直進してしまい、思ったようなルートに行けなくなることも。
そのため、あえて無駄になるような指示を与えて、上手くマリの位置と向きをコントロールしていく必要がある。
私は一通り遊んでクリア済ですが、簡単すぎず難しすぎず、考えればしっかり解けるようなバランスになっていて、中々楽しめました。
運要素は皆無なので、頭を使ったパズルゲーム好きで、一人用のゲームを探している方に特におすすめです。試行錯誤するのはタダなので、あーでもないこーでもないと試行錯誤して悩むのが楽しいゲーム。程よい難易度でイライラせずに楽しめると思います。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | ミッション達成型(パズル) |
ソロプレイおすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ (7点:良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ー |
1人プレイ難易度 | 普通~難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★☆ |
M.A.R.I.といかれた工場のここがおすすめ
- 一人で黙々と遊べるパズルゲーム
- 運要素は無いが、程よい難易度で、みっちり大量のミッションを楽しめる
6位: グラビティメイズ
「グラビティメイズ」は、3Dを駆使した物理的なパズルチックなボードゲーム。
お題に応じたパーツを使って、物理的にブロックを積み上げていき、スタートブロックから球を入れて、物理落下で球が移動していき、見事に期待通りにゴールブロックに球が入れば成功。
簡単なものから難しいものまで、非常に沢山のお題が入っていて、始めるとかなり熱中できる作品。
おもちゃ感覚でブロックを組み立てるので大人から子供まで遊べる良いゲームです。かなりおすすめです。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | ミッション達成型(パズル) |
ソロプレイおすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ (7点:良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ー |
1人プレイ難易度 | 普通~難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★☆ |
グラビティメイズ のここがおすすめ
- ブロックの組み立て試行錯誤が面白い
- お題が大量に入っていて何度も遊べる
5位: オニリム
「オニリム」は、4色の4つ夢の世界でそれぞれ2つずつドアを探して悪夢から脱出しようというゲーム。カードゲームで手番にカードを場に出していき、ドアを見つけるための条件を満たせばドアが開き、それを合計4色×2つ=8個達成したらクリア。
ソロプレイ専用ボードゲームでかなり有名な作品の1つ。放課後さいころ倶楽部でも紹介されたこともあって、ソロプレイしたことがない人への知名度もそれなりに高いはず。
その前に悪夢カードによって手札や山札が減らされていき、ドアを8個見つける前に山札が尽きたらゲームオーバー。
初見だと大分難しいです。ほぼカードの引き依存の運ゲーのように感じており、正直個人的にはあまり好きじゃなかったボードゲームだったのですが、何回もプレイする内にクリアしやすいコツのようなものも見えてきて、そこからは徐々に面白くなってきました。
忘れてはいけないポイントは、拡張ルールが7つも入っている点。特殊能力を得たり、ドアの開け方に制限がかかったり、何れもやりごたえがあり、中々面白いルールになっている。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | ミッション達成型(セットコレクション) |
ソロプレイおすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ (7点:良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ー |
1人プレイ難易度 | 難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★☆ |
オニリムのここがおすすめ
- 夢の中の幻想的な雰囲気が楽しめる
- 運と実力がマッチした程よい難易度。
- 拡張モードが7つも入っており、変わったルールが楽しめる
4位: コーヒーロースター
「コーヒーロースター」は、コーヒーを焙煎して、水分や苦みを調整していき、程よい状態になったらテイスティング。非常に雰囲気のある良いボードゲーム。コーヒー好きにはたまらない。
日本人デザイナーSaashi&Saashiさんの有名作品。海外でもメジャーで、BGGソロプレイランキングも毎年100位以内に入るソロプレイ専用の常連作品。日本よりむしろ海外で話題になった作品で、発売当時は海外からの問い合わせがデザイナーさんの元に殺到したほど。
システムとしてはバックビルディングで、バッグの中にコーヒーの材料となるものを入れていき、バッグから一定数ドローして豆を焙煎していく。システムとしてはありそうでなかった感じで、個人的には未だに上手いプレイ方法がわからない(笑)。
コーヒー豆の種類によって適切な焙煎方法が変わる仕組みになっているが、そのコーヒー豆カードが大量に入っておりリプレイ性も高く、更にコンポーネントの質もかなり高く、値段だけの価値のあるクオリティになっている。
美味しいコーヒーの一杯と一緒に優雅にプレイしたいボードゲーム。
項目 | 評価 |
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ソロプレイのタイプ | ミッション達成型(バックビルディング) |
ソロプレイおすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ (7点:良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ー |
1人プレイ難易度 | 普通 |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★☆ |
コーヒーロースターのここがおすすめ
- コーヒーの焙煎というテーマが最高。本当にコーヒーを煎れている気分になる
- バックドローをベースに、細かい仕組みがふんだんに盛り込まれている
- コンポーネントの質が非常に高い
- ミッションカードが大量に入っており、リプレイ性が高い
3位: アーカムノワール事件簿シリーズ
2019年末にアークライトさんから発売されたソロプレイ専用のボードゲームがこの「アーカムノワール事件簿シリーズ」です。
クトゥルフ神話の世界を題材にしたボードゲームで、原作の特定のシーンを切り取った世界が舞台になっており、プレイヤーは探偵となってその舞台の殺人事件の謎を解いていく。
謎を解くといっても謎解きゲームではなく、事件の手掛かりを表現する手掛かりカードを場に出していき、それが一定数そろうと事件が解決するというカードゲームになっている。手掛かりを集めきって真相を解明すればプレイヤーの勝ち、その前に正気を失ったり、時間がたちすぎてしまうとプレイヤーの負け。
原作を意識した非常に特徴的な絵柄のカードだらけのゲームで、カードの絵柄などから現場の状況を意識して没入してプレイすると楽しさが倍増するので、折角なので最高のBGMと共に是非堪能することをお勧めします。淡々とプレイするだけだともったいないゲームです。
中々好評なシリーズのようで、事件簿1,2,3と、この2年間で3作品発売されています。1はノーマル。2は2つの特殊ルールが追加。3は高難易度モード搭載。最新の事件簿3は2021年11月発売です。
まずはオーソドックスな事件簿1から入るのがおすすめですね。
項目 | 評価 |
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ソロプレイのタイプ | ミッション達成型(セットコレクション) |
ソロプレイおすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ (7点:良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ー |
1人プレイ難易度 | 難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★☆☆ |
アーカムノワール:事件簿シリーズ のここがおすすめ
- クトゥルフ神話の世界観が良い
- ハードボイルドな絵柄で、小説を読んでいるような没入感が味わえる
2位:レジサイド
レジサイドは、1~10の各4種類のカードを使って、12体のボスを倒すことを目的とした協力型ボードゲームです。
実は本作は完全にトランプをベースにしたゲームになっています。
トランプとの違いはというと、1つは各カードに能力を象徴した絵柄が描かれている点です。スペードは「防御」、クローバーは「攻撃」、ハートは「回復」、ダイヤは「補助」の能力になっており、それぞれ能力を象徴した絵柄になっています。
また当然ですが本作の取説やボスの能力やプレイサマリーを記載したカードも入っています。
1~4人でプレイ可能で人数が増えるほど難易度が上がっていきます。個人的には1人プレイが一番簡単でしたが4人プレイは激ムズです(笑)。
2022年末にホビージャパンさんから発売され、評判が高く気になっていたので購入してみましたが、1~4人何人で遊んでも非常に楽しいかなり良いゲームでした。ソロプレイでもサクッと遊べて個人的にかなりお気に入りの作品になりました。
流石に本作をトランプで遊ぶのはかなり勿体ないので、気になる方は是非本作を購入して遊んでみてください。
項目 | 評価 |
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ソロプレイのタイプ | 協力型 |
ソロプレイおすすめ度 | ★★★★★★★★☆☆(8点) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★☆☆(8点) |
1人プレイ難易度 | 普通 |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★☆☆ |
レジサイドのここがおすすめ
- トランプのカードを超面白い協力型ゲームに昇華させた作品。
- 攻撃・防御・回復・補助、1~5のみに許されたコンボなど、カードを戦略的に駆使するのがシンプルに面白い
- 1~4人どの人数で遊んでも歯ごたえのある戦いが楽しめる。
1位:ロビンソン漂流記
ロビンソン漂流記がソロプレイ向き軽量級のトップ作品です。ボードゲーム界の奇才フリードマンフリーゼさんの作品。
軽量級のソロプレイ向きボードゲームを探しているなら、まず真っ先にこのゲームをお勧めします。お手軽な1人専用ボードゲームで、しっかり楽しめるゲームといえば間違いなくこれです。
パッケージの見た目に騙されがちで、一見すると詰まらなそうなボードゲームに見えるのですが、かなりしっかりしたデッキ構築型ソロプレイボードゲームです。デッキ構築というシステムはそれ自体ソロプレイに合っているのですが、それをしっかりソロプレイ専用に仕上げられています。
ロビンソンが様々な島の試練に立ち向かっていき、その過程でデッキを強化しつつロビンソン自体が老いつつ、最終的には2隻の船を撃沈すればクリア。初見プレイではかなり難易度が高く、どうやったらクリアできるのか試行錯誤してプレイが成長していく楽しさがあります。何度も何度も試行錯誤していき私は4回目位でようやく攻略の糸口をつかめた感じでした。
過去、ドイツ年間ボードゲーム賞にノミネートしたり、BGGのソロプレイ向きランキングで2位だったこともある位、世界的にも非常に評価の高い作品です。
毎夜毎夜このゲームに没頭している人がいる位、かなり良くできた面白いゲームなのですが、続編のようなものが出ていないのは勿体ないですね。値段も安いですし個人的には何も考えずに買って良いソロプレイ作品の1つだと思います。
品薄気味でしたが再販かかっているようなので、気になる方は要チェックです。
項目 | 評価 |
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ソロプレイのタイプ | ミッション達成型(デッキ構築) |
ソロプレイのおすすめ度 | ★★★★★★★★★★ (10点:桁外れのボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ー |
1人プレイ難易度 | 難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★☆☆ |
ロビンソン漂流記のここがおすすめ
- デッキ構築を上手くソロプレイに落とし込んだ面白さ
- しっかり攻略を考えないとクリアできない絶妙な難易度
- 満足度に対して値段がかなり安く最高のコスパ
【中量級】慣れてきた人におすすめ!1人でも遊べるソロプレイ向きおすすめボードゲーム
軽いボードゲームに慣れてきたら、次はここから紹介する中量級位のボードゲームに手を出すのが良いでしょう。
プレイ時間 | やや長め(60分くらい) |
プレイ感 | やや重め(それなりに考えることがある) |
ルール | やや多め(しっかりルールの理解が必要) |
このようなタイプの1人用ボードゲームを探している方におすすめです。
ここからが本番。この辺から仲間とボードゲームで遊んでいるときのような、しっかりボードゲームで遊んでいる感じがすると思います。
番外編1:エルドラドを探して
「エルドラドを探して」は、ライナークニツィアさんのデッキ構築型のレースゲームです。ドイツ年間ボードゲーム大賞ノミネート作品。
非常に面白いデッキ構築型ボードゲームで、デッキを構築してそのカードを駆使してエルドラドまでのルートを突き進んでいく。多人数プレイが非常におすすめの作品ですが、オリジナル版は2~4人プレイ用です。
ただし、有志のバリアントルールを入れることでソロプレイも可能になっています。結構良くできていてエルドラドでデッキ構築してレースしている感じで、楽しめます。おすすめ。
拡張1も2022年1月にアークライトさんから発売されます。
▼有志のバリアントで遊んだときのリプレイはこちら
名作ボードゲーム「エルドラドを探して」ソロプレイの紹介とプレイ後の感想項目 | 評価 |
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ソロプレイのタイプ | AI、オートマとの対戦 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★☆☆☆☆ (6点:中々良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★☆ (9点:素晴らしいボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 簡単 |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★☆☆ |
「エルドラドを探して」のここがおすすめ
- デッキ構築のレースゲームが面白い
- ルールはシンプルでプレイ感はそこまで重くない
- カードの種類やマップの変化でリプレイ性が高い
番外編2:12季節の魔法使い
12季節の3年間で魔力を高めてその鍛錬度合いを競うというテーマのゲーム。
カードがベースとなっており、TCGが大好きな人にはかなり刺さる、TCGチックなカードをベースにした対戦ゲーム。
拡大再生産に寄与したり、勝利点のみ得られたり、相手を妨害したり、100種類近いユニークな能力カードが登場し、それらを駆使して高得点を目指すことになります。
基本的には2人プレイベストなおすすめなボードゲームですが、こちらも有志のバリアントルールでソロプレイが可能になります。ソロプレイルールだと一部カードは意味がなくなってしまいますが、それなりに遊べて面白いですね。
拡張も2つ出ており、それぞれカードが大量に追加されるので購入おすすめです。ホビージャパンさんがプロモカードを配っていたのですが入手し損ねており、非常に欲しくてたまらないですね(笑)。
▼有志のソロバリアントルールで遊んだときのリプレイ記事。
「十二季節の魔法使い」ソロプレイルールの紹介とリプレイ項目 | 評価 |
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ソロプレイのタイプ | AI、オートマとの対戦 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★☆☆☆☆ (6点:中々良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★☆ (9点:素晴らしいボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 簡単 |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★☆ |
「12季節の魔法使い」のここがおすすめ
- ユニークなカードが大量にあり、カードプレイが楽しめる
- カードコンボが面白い
- TCG好きな人には間違いなく刺さるプレイ感
14位:ラスト・オーロラ
世紀末な世界でヒャッハーするゲーム。
北斗の拳やマッドマックスのような感じの世界観。ロケランやバルカン砲を積んだ車両で、ヒャッハーしてくる軍団を撃墜してラストオーロラ号に到着することを目指す。
ガソリンを積んで移動したり、武器を積んで攻撃したり、車両を増やして人を沢山載せたり、そんな感じでひたすら遠くのオーロラ号にたどり着くことを目指すすごろく…では無いですがレースゲームですかね。
発想は非常に良い作品なのですが、如何せんバランスが大味で、所謂典型的なアメリカ系ゲームという感じ。カードの見た目やルールが良くも悪くも如何にもアメリカン。強化した武器で夜盗を撃退するのは最高に面白いです。
基本セットに最初から拡張が複数入っていて、ソロモードもその拡張の1つ。ソロモードでは自分1人だけで目的のオーロラ号にたどり着かなければならない。敵の攻撃はなぜかソロプレイ時の方が苛烈で中々クリアできない難しい難易度になっています。
拡張で乗り物や武器が多彩になると面白いのですが果たして出るかどうか。
項目 | 評価 |
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ソロプレイのタイプ | ミッション達成型 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★☆☆☆☆ (6点:中々良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★☆☆☆☆☆ (5点:普通のボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 難しい |
1人プレイ時のリプレイ性 | ★★★☆☆ |
「ラストオーロラ」のここがおすすめ
- 北斗の拳やマッドマックスを彷彿とさせる荒廃した独特の世界観
- バルカン砲やロケランなどを搭載した車両を作っていく面白さ
- 最初から拡張ルールが複数同梱されていて、ゲームバリエーションを楽しめる
- ヒャッハー!
13位:Welcome Toシリーズ
アメリカの住宅建築予定地に、戸建て住宅を建築して得点を稼ぐ紙ペンゲーム。
毎ターン3つの数字と3つの特殊効果の組み合わせから1つを選択し、選択した数字は手元のシートに左から右に昇順に記入していき、特殊効果の森林やプールなどがあればチェックすることで追加得点を稼ぐ。複数あるゲーム終了条件が満たされた際に最も得点を稼いでいるプレイヤーが勝ち。
全員が同じ選択肢でプレイしているにもかかわらず、結果として完成する街並みや得られる得点が全然違ってくるのがまさに紙ペンゲームという感じ。
このWelcome Toシリーズですが、紙ペンゲームの中では私はかなり好きな作品で、ソロでもマルチでも未だに何度も遊んでいる作品です。ソロプレイ時はゲーム終了トリガーが引かれるまでにできるだけ高得点になるように街づくりを行うゲームになります。
用紙は100枚入っており、Webから追加で印刷もできますが、気になる方はラミネート加工してホワイトボードマーカーで描いたり消したりすると、紙を消費せずに何度でも遊べるようになります。
自分だけの街を作る楽しさがあります。
項目 | 評価 |
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ソロプレイのタイプ | ミッション達成型 |
ソロプレイのおすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ (7点:良いボードゲーム |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★☆ (9点:素晴らしいボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 普通 |
1人プレイ時のリプレイ性 | ★★★☆☆ |
「Welcome To」のここがおすすめ
- 自由な街づくりを紙ペンゲームの独特の面白さで楽しめる
- プールを作ったり樹木を植えたり。得点方法が複数あり、プレイ毎に違うプレイ感を楽しめる
12位:ディテクティブ:シーズン1
謎解き、推理もののボードゲーム。同ゲームのシステムにWebからアクセスして、犯人の手掛かりを探したり、担当職員と動画で面談したり、今風の仕組みが色々入っている。
「ウィングスパン」とボードゲーム大賞エキスパート部門を競った候補作「ディテクティブ」から同システムを持ってきた作品。本作には3つの事件が含まれている。
謎がわかるとネタバレになってしまう作品ではあるが、シナリオ内のルートが複数あるので、次は別のルートでアプローチしてみるのも普通に面白い・・・かも。時間内に情報を集めて推理していく必要があるため、1回のプレイでは全ての情報を集めることはできないようになってます。
謎解き系ボードゲームとしてソロプレイ楽しめました。2つ目の推理が若干納得できなかったですが(笑)。
項目 | 評価 |
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ソロプレイのタイプ | 謎解き系 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★☆☆☆☆ (6点:中々良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★☆☆☆☆ (6点:中々良いボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 普通 |
1人プレイのリプレイ性 | ★☆☆☆☆ |
「ディテクティブ:シーズン1」のここがおすすめ
- コンポーネントを破壊する必要が無い本格的な謎解きゲーム
- 名探偵ものの推理系が好きな人にはドンピシャな世界観。なりきりプレイ推奨です。
11位:オルレアン:侵略拡張入り
バックビルディングの名作オルレアンとその拡張は、先日エンゲームズさんより日本語版が発売されました。
バックの中にコマを入れていき、そのコマを毎ラウンド一定枚数ドローして、盤面に影響を与えていくボードゲーム。
オルレアンはそもそもの基本ゲームからかなり面白くできが良い作品ですが、拡張1「侵略」にはソロプレイ可能になるシナリオが3つほど入っています。
- 1つ目:比較的簡単で、オルレアンを遊んでいる気分になれます。
- 2つ目:理不尽な激ムズさ。ランダムではなく作為的に商品を配置するズル必須です。
- 3つ目:比較的やりごたえのある難易度で、楽しめます。
何れもソロプレイながらオルレアンで遊んでいる感じがして面白いです。ただ、2つ目のシナリオは初期配置でクリア可否が決まるくらいちょっとやりすぎ難易度なので、クリアするにはズル必須。
個々のシナリオは中々面白いのですが、クリア後も何度も何度も挑戦するものでもないのがやや残念ですかね。もちろんたまにやると面白いのは間違いないのですが。
同じようにソロ用シナリオだけで出してくれると嬉しいんですけどね。PnPでシナリオ公開とかされてないだろうか。
項目 | 評価 |
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ソロプレイのタイプ | ミッション達成型 |
ソロプレイおすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ (7点:良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★☆☆ (8点:非常に良いボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | やや難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★★☆☆☆ |
「オルレアン」のここがおすすめ
- バッグビルディングによる拡大再生産が最高に面白い
- 複数人プレイと同じようなプレイ感を1人プレイでも楽しめる
10位:アグリコラ:リバイズドエディション
いまだに中毒者が大量にいるワーカープレイスメントの代表作。農場牧場を運営して徐々に発展させていく。
アクションは先勝ちというワーカープレイスメントが特徴のゲームなのですが、ソロプレイはスコアアタックになり、食料がきつくなり更に一部カードが使えないなど、マルチプレイとは全然違うプレイ感なのがやや気になる点。ワーカープレイスメント特有のままならなさは一切なく、ソロの楽しさはちょっと違うところにある感じです。
職業カードは沢山使えるのでそこのリプレイ性はある程度高いのと、マルチに向けた職業カードの使い方練習などには良いかもしれない。また、このスコアアタックが好きという人も多く好みが分かれるところ。
久しぶりにソロで遊んでみると中々楽しめます。
項目 | 評価 |
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ソロプレイのタイプ | スコアアタック |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★☆☆☆☆ (6点:中々良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★★ (10点:桁外れのボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 簡単 |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★☆☆ |
「アグリコラ:リバイズドエディション」のここがおすすめ
- 畑を耕し羊や牛を飼い、のんびりとした農場、牧場経営が楽しめる
- 職業、小進歩カードによる高いリプレイ性
- 1人プレイは複数人プレイ前の練習用として最適
9位:EXIT:脱出・ザ・ゲームシリーズ
謎解き・脱出ゲーム系は基本的に全てソロプレイ可能な作りになっています。1人で全て謎を解き明かせばよいわけで。
本作もソロプレイ可能で、シリーズも第4セットまで日本語化され出ている状態で、人気がうかがえます。
物理的に破壊するため1回しか遊べない系ボードゲームになっていますが、これほどの謎解き体験はここだけのもの。謎の質としては各種謎解きボードゲームの中ではピカイチです。やや理不尽なものもたまにありますが。
このシリーズは発売される度に定期的に買っているのですが、毎回詰まってかなりイライラさせられる作品です(笑)。初めて始めるのであれば、難易度が簡単となっているシリーズからプレイすることを間違いなくお勧めします。
「荒れ果てた小屋」は満足度の高いわかりやすい謎解きボードゲームになっています。まずはここから。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | 謎解き系 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★☆☆☆☆ (6点:中々良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ (7点:良いボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | かなり難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★☆☆☆☆ |
「EXIT:脱出・ザ・ゲーム」のここがおすすめ
- 一度きりのハイクオリティの謎解きが楽しめる
- コンポーネントの破壊を前提としており、あの手この手で凄まじい謎が出てくる
- 独特の世界観で脱出ゲームのドキドキ感が味わえる
8位:クアント
クアントは、世界の都市に迫りくる怪獣を一定期間撃退することを目指すタワーディフェンス系のカードゲーム。
アークライトさんから発売されているカイジュウオンジアースシリーズで初の1人専用のボードゲームです。
最初に紹介したシェフィに似たシステムです(作者が同じ)。徐々に増えてくる敵が、都市限界数だけ増えてしまうとその都市が壊滅してしまいます。そのため、攻撃して数を減らしていくのですが、敵は合体して1→3→10・・・と、倒しづらい敵に進化していきます。
また各敵は特殊効果を持っていて、その能力でプレイヤーを苦しめてきます。
最初は文字数が多いカードなど慣れずに、プレイ時間が1~2時間と結構かかりましたが、慣れてくるとサクサクと遊べて、1プレイ30分ちょい位になってきます。
また、最初は難易度がちょっと高すぎる気がしていましたが、遊ぶにつれてカードの使い方、コツみたいなものがわかってきて、そこからは勝率がかなり上がりました。
国内メーカー発ということで、コンポーネント類も結構こだわりのある作りになっていて、ソロプレイ好きなら遊んでみて損はないゲームになっています。
実は2,3人でも遊べるような特殊ルールがついていて、1人プレイの面白さをそのままに、良い感じに頭を悩ませてくれる協力ゲームになります。個人的には1人で遊ぶより2,3人で遊んだ方がおすすめかもしれません。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | ミッション達成型(タワーディフェンス) |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ (7点:良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ (7点:良いボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 難しい |
1人プレイ時のリプレイ性 | ★★★☆☆ |
クアントのここがおすすめ
- かなり難易度の高いやりこみ系のタワーディフェンス系カードゲーム
- 複数人協力プレイもしっかり楽しめる。
- ゲームクリア後に解放される隠し要素が用意されている
7位:ワンデッキダンジョン
ダンジョンに潜りつつキャラクターを鍛えていき、最奥に待ち構えるボスを倒すといった、非常にワクワクするテーマのボードゲーム。
敵との戦闘はダイスロールで行い、出た目を使って敵を倒したりダメージを受けたりする。倒した敵はそのままそのカードが「経験値」「武器」「特殊能力」の何れかに1つとして割り振れるという点が、他には無くて中々面白い。
コンセプトは非常に面白いのだが、まさにダイスゲームという感じで、ダンジョンに潜って30分近く時間を使って鍛えたキャラクターが、いざラストのボス戦で、ダイスの出目によって一発死するなんてことも(笑)。もちろんダイス目を調整できる特殊スキルは沢山用意されているので、それらを駆使して何とかなることもあるのですが。
幸いキャラクターを鍛えていくキャンペーンモードがあり、そちらは難易度が良い感じに下がるようになっているので、プレイするならそちらで遊んだ方が良いですね。
キャンペーンモードや各種能力やキャラクター、潜るダンジョンなど、様々な要素が盛りだくさんで箱のサイズはそこまで大きくないがリプレイ性はかなり高いゲームです。基本セットだけでもかなり楽しめますが、PnP可能な有志作成のダンジョンとボスなんかもあったりします。ありがたく印刷して使わせてもらいましょう。
ワンデッキダンジョンはソロ専用ボードゲームでそれなりに知名度が高い作品ですが、残念ながら日本語化されていません。なので遊ぶのであれば英語版必須です。個人的にはネモの戦いよりこちらの方が日本語化されると思っていたし、されてほしかったですね(笑)。
一応2人プレイも可能ですが、イマイチなのでソロプレイと割り切って遊ぶのが良いでしょう。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | ミッション達成型 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ (7点:良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ー |
1人プレイ難易度 | 難しい |
1人プレイ時のリプレイ性 | ★★★★★ |
「ワンデッキダンジョン」のここがおすすめ
- ダンジョン探索して鍛えてボスを倒すというテーマの面白さ
- 大量のダイスロールでダイスゲーム好きにはたまらない
- ダンジョン・ボス・キャラクター・育成方針など、やりこみ要素が多くリプレイ性が高い
6位:ブルゴーニュの城
2つのダイスを振って出た目に応じて、場のタイルを獲得したり、獲得したタイルを自分のボードに配置したりして得点を稼ぐダイスゲーム。ソロ以外でもBGGランキング20位以内と世界的に非常に評価の高い私も大好きな作品。基本はダイスゲームだがダイスの出目をうまく調整する手段が用意されており、全然運ゲームと思わせないのが良いポイント。
ブルゴーニュの城は2~4人用ボードゲームなのですが、最近入手可能な「20周年記念版」や「ブルゴーニュプラス」には、過去世に出ていたブルゴーニュの拡張が沢山入っており、その中の1つにソロプレイ用拡張が入っています。
ソロプレイモードの目的は、自分のボードの全てのマスにタイルを埋めることですが、そのルールだと意味がなさそうな勝利点獲得行動も、一定数勝利点を稼ぐとオールマイティタイルがもらえるなど、上手く勝利点要素をタイル配置に還元していて、普通に複数人プレイでブルゴーニュの城を遊んでいるかのようなプレイ感で面白い。
ソロも面白いですしマルチも面白い。これを遊ばない理由はないでしょう。
ソロ用シートは表裏あり、難易度が2種類用意されています。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | ミッション達成型 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ (7点:良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★☆ (9点:素晴らしいボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 普通 |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★☆☆ |
「ブルゴーニュの城」のここがおすすめ
- タイル配置してコンボしたり得点がガンガン入っていくのが最高に面白い
- 1人プレイでもマルチプレイ同様のプレイ感が楽しめる
5位:アンドーンテッド・ノルマンディー・プラス
アンドーンテッドノルマンディープラスは、ノルマンディー上陸作戦をベースにした、デッキ構築型のウォーゲームです。
元々2人専用ボードゲームなのですが、日本語版は拡張の1部が最初から入っており、1人戦、4人戦用のルールが入ったオリジナルバージョンになっています。
シナリオ毎にマップと舞台とサプライとデッキを用意して、米軍かドイツ軍に分かれてプレイするゲームになっています。そのシナリオが合計15個以上入っています。陣営によってルールが非対称になっているので、逆側陣営でもまた楽しめるようになっています。
ソロプレイ時は自分が選択しなかった陣営のオートマに従ってプレイすることになります。AIは中々手ごわい設計になっており、油断すると簡単に負けてしまいます。
2022年発売作品の中ではかなりおすすめ作品の1つになりました。
1点ゲームが収束しやすいように、「支配」のルールが海外英語版では変更されているのでご注意を。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | AI |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★★★☆ |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★☆ |
1人プレイ難易度 | やや難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★☆ |
「アンドーンテッド・ノルマンディー・プラス」のここがおすすめ
- デッキ構築ウォーゲーム。盤面の戦略を考えるのが面白い
- シナリオ毎にAIが設定されており特徴的な戦いが楽しめる
- 最初はどのように立ち回ると良いかがわかりづらいが、慣れてくるとどんどん面白くなってくるタイプのスルメゲー
4位:パンデミックシリーズ
世界中に広がる4種類の病原体を協力しながら抑え込んでいく、言わずもがなの協力型ボードゲームの金字塔。
協力型はソロプレイボードゲームとの相性が抜群でやはり面白い。
基本セットの1人2キャラクタープレイなどでも面白いですし、拡張2「科学の砦」では本当に1人1キャラクターでプレイ可能になるモードが入っています。また「パンデミックイベリア」や「パンデミッククトゥルフ」など、パンデミック亜種も普通にソロで楽しめます。
実は海外ではパンデミックレガシーもソロプレイで人気があります。レガシーは評価が高いだけあって非常に面白いので、今後マルチでプレイすることが無いのであれば、ソロで手を出してみるのも良いでしょう。じっくりゆっくり遊ぶことで、まさに映画のようなプレイ感が楽しめると思います。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | 協力型 |
ソロプレイおすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ (7点:良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★☆☆ (8点:非常に良いボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | やや難しい |
1人プレイ時のリプレイ性 | ★★★★☆ |
「パンデミック」のここがおすすめ
- 協力型ボードゲームの金字塔
- 完成されたシステムで、どの作品も抜群の安定した面白さがある
- 高難易度モードや拡張も出ており、楽しみ方の幅が広い。
3位:バレット
個人的に2021年の掘り出し物だったボードゲームの1つ。
東方などのいわゆる弾幕系シューティングに着想を得た作品で、如何に自陣の弾幕を消してダメージを回避して、逆に相手に押し付けるかというゲームになっている。ぷよぷよのような落ちモノ系にもテイストは似ている。
3分間の時間制限の中、リアルタイムで弾幕をバックドローして手元のボードに配置していき、配置した弾幕はキャラクターの固有能力で消していく。8体のキャラクター能力が非常に個性的で面白くできており、いつプレイしても新鮮に楽しめる。
ソロプレイは、スコアアタックモードとボスモードが入っています。スコアアタックモードは、毎ラウンド増えていく弾幕に対してどこまで生き残れるか、ボスモードは、強力なボスを1人で倒せるか、という感じのプレイを楽しめる。
ソロプレイだけではなくマルチプレイのサバイバル戦やボス戦やチーム戦も普通に面白くておすすめです。
いわゆる美少女系キャラクターしか出てこないゲームなので見た目の好き嫌いがあるかもしれないが、見た目だけで敬遠するには非常にもったいない位良いボードゲームです。
プレイ時間は意外に短いので軽量級扱いでも良いかもしれませんが、しっかりしたプレイ感なので中量級扱いとしました。
日本語版拡張の発売も決定しており、個人的に今後が楽しみな作品の1つです。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | 協力型、スコアアタック |
ソロプレイおすすめ度 | ★★★★★★★★☆☆ (8点:非常に良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★☆ (9点:素晴らしいボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 難しい |
1人プレイ時のリプレイ性 | ★★★★★ |
「バレット」のここがおすすめ
- 弾幕シューティングゲームの面白さがボードゲームで楽しめる
- ぱっと見色物系と思いきや、見た目に騙されてはいけない。しっかり面白いボードゲーム
- キャラクター種類が豊富でボスも豊富でゲームモードも豊富でリプレイ性が高い
2位:アンダーフォーリングスカイ
2021年のソロプレイ向きボードゲームの超新星といえばこの「アンダーフォーリングスカイ」です。
BGGのPnP(プリントしたら遊べる)ボードゲーム企画で見事大賞に輝いて、そのまま商品化されることになった作品。2021年のBGGソロプレイランキングではTOP25以内とか…もしかするとTOP10に入るかもしれません。
さいころを振って出た目を駆使して砲撃したり発電したり研究したり、迫りくる宇宙人の侵略者を撃墜して地球を防衛する、インベーダーゲームのような雰囲気のボードゲーム。
ダイスを振ってその出目を配置して様々な効果を発動させて戦うため、ダイス出目に左右されるダイスゲームなのですが、ダイス運だけではなくてテクニックが必要な作りになっている点が秀逸で、運に左右されるダイスゲームがあまり好きじゃない私も非常に楽しめました。ダイスゲームにもかかわらず運で勝敗が決まったとは微塵も感じませんでしたね。
通常のルールに加えて、全4章のキャンペーンモードや各種特殊能力を持った敵味方の要素を合わせることで、何度も何度も遊べるようなリプレイ性の高い作りになっている。
ソロプレイ向きなボードゲームを探している方で、まだこの作品を知らなかった方がいれば、急いでぽちった方が良いでしょう。超面白く問答無用でおすすめ作品の1つです。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | ミッション達成型 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★★★★ (10点:桁外れのボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ー |
1人プレイ難易度 | 普通 |
1人プレイ時のリプレイ性 | ★★★★★ |
「アンダーフォーリングスカイ」のここがおすすめ
- ダイスゲームなのに運ゲームじゃない実力重視のボードゲーム
- 他に似たようなプレイ感のゲームはなく、斬新なルールが無茶苦茶面白い。
- キャンペーンシナリオが入っており、ルールやマップが変わって何度も何回も楽しめる。
1位:イーオンズエンド
ソロプレイ向きボードゲームの中量級部門のトップは間違いなくイーオンズエンドですね。破孔魔術師の1人となって魔力を強化して、迫りくる巨大なネメシスやその配下のモンスターを撃退する協力型デッキ構築ゲーム。
基本セット日本語版は2020年に発売されて非常に盛り上がりましたが、2021年は大拡張1の「終わりなき戦い」が発売されて、こちらも大盛り上がりでした。
1人1キャラプレイでもいいですし、1人2キャラプレイでも普通に面白く、1人で淡々と遊び続けられます。初プレイ時はこんな面白いソロプレイゲームあったのかと感動したのを覚えています。デッキ構築型というソロプレイ向きなシステムと、協力型というソロプレイ向きなシステム、これらを併せ持つイーオンズエンドは最高にソロプレイ向きなゲームでした。
個人的には、日本語版が未発売の各種ミニ拡張や後続の大拡張に手を出して、まだまだ楽しませて貰っています。最初はほぼオマケだったストーリーですが、シリーズ3作目のレガシーから徐々にストーリーを意識した作りになっています。
また、大拡張3「The New Age」から連続4連戦でキャラクターを鍛えながら戦っていくキャンペーンモードなるものが導入されており、これを導入すると更に何度でも遊べちゃいます。
次の大拡張2は「レガシー」ですが非常に楽しみですね。来年のどこかでまず間違いなく日本語版が出るでしょう。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | 協力型 |
ソロプレイおすすめ度 | ★★★★★★★★★★ (10点:桁外れのボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★★ (10点:桁外れのボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | やや難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★★ |
「イーオンズエンド」のここがおすすめ
- 白熱したボスバトルと絶妙な高難易度がたまらなく面白い
- デッキ構築+協力型という最高に面白い組み合わせ
- カードやボスの組み合わせが無限にあり何度も楽しめる。
- ボスは何れもかなり特徴的になっており、ボス毎に全然プレイ感と攻略が楽しめる。
【重量級】1人でガッツリ遊びたい方におすすめ! 1人でも遊べるソロプレイ向きおすすめボードゲーム
兎に角ガッツリボードゲームを1人で楽しみたい方向けのおすすめボードゲームです。
プレイ時間 | 長い(90分以上) |
プレイ感 | 重い(じっくり考える必要がある) |
ルール | 複雑(30分位は理解に必要) |
このようなボードゲームを時間がかかってでも楽しみたいという方には非常におすすめです。
しっかりとしたプレイ感のボードゲームが好きで、1人プレイが好きな人は、最終的にはこの重量級に手を出すことになると思います。
濃厚なプレイ感のボードゲームが待っています。
16位:サイズ 大鎌戦役
少し前のビッグゲーム話題作の一画「サイズ」です。
メックウォーリアという戦闘ロボットを使って、盤面に自軍勢力を拡大して、ポイントを稼いでいく戦闘ゲームだが、戦闘はそこまでメインではなく、むしろ戦闘以外を頑張る必要があるのが良い点。勢力毎に能力は違い、プレイ感も違い、リプレイ性はかなり高い。
ソロプレイは対オートマとの戦闘になるが、かなり手ごわい作りになっている。海外でもソロプレイの評判は高いですね。
発売当初はかなりソロプレイで遊べていたのですが、最近は個人的にはたまにプレイするくらいの頻度になっていてややマイブームは下火。遊べば面白いんですけどね。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | AI、オートマとの対戦 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★★☆☆ (7点:良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★☆☆ (7点:良いボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★☆ |
「サイズ:大鎌戦役」のここがおすすめ
- 戦力を増強して戦場に派兵し勢力を拡大していくサイズそのものの楽しさをしっかり楽しめる
- 高難易度の歯ごたえのあるAIとの対戦が熱い
15位:ファイユーム
フリードマンフリーゼさんの最新作。ファラオのためにエジプトのファイユーム地方を発展させるボードゲーム。
このゲームの多人数プレイはかなり面白くお勧めですが、ソロプレイも中々面白かったので追加。
コンコルディアのような手札構築システムと、電力会社のようなカード購入システムが搭載されている。デッキ構築したカードをプレイすることで盤面にコマを配置して、それで得点やお金や資源を得ていく。全プレイヤーで共通のボードと駒を参照するのが特徴的。
ソロプレイ時は、ファラオのミッションに基づいてゲームをプレイしていくことになりますが、カードの使い方は多人数プレイと同じなので、それなりに多人数で遊んでいる時のようにカードプレイを楽しむことが出来ます。
ただ、流石に1人でプレイすると、盤面もカードもノビノビプレイできてしまうため、結構簡単にファラオのお題はクリアできてしまいます。参考までに、ファラオのお題1は「150点稼ぐこと」なのですが、私は初回プレイで395点でした。
また、ゲーム終了トリガーがかかるには70枚以上あるカードを1人で減らす必要があるので、思ったよりプレイ時間が長くなります。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | スコアアタック |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★★☆☆ (7点:良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★☆ (8点:非常に良いボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 簡単 |
1人プレイのリプレイ性 | ★★☆☆☆ |
「ファイユーム」のここがおすすめ
- 様々な効果のカードを駆使してボード発展させていくのが面白い
- 複数人プレイ前の肩慣らしとして最適
14位:ネモの戦い
小説「海底2万里」をベースにしたボードゲームで、主人公はネモ船長となって野望を達成するために、船を攻撃したり扇動したり、世界中で騒ぎを起こしていく。フレイバーは全て小説のワンシーンから抜粋されており楽しい。
マルチプレイ可能ではあるのですがオマケのようなルールになっているため、実質ソロプレイ専用のボードゲームとして、もっともサイズの大きいボードゲームです。日本語化はまずないだろうと思っていたらアークライトさんからまさかの日本語化。英語版買っちゃったよ。。。
全てのアクションは大体何らかの得点につながっており、ゲーム終了時に一定点数以上を獲得するとエンディングがTrueエンド・Badエンドなど、何段階かで変化するようになっている。
ダイスを振って成否が変わるゲームですが運の調整は可能になっている点がポイントで戦略性のあるゲームです。ただ、やはりダイスゲームはダイスゲームなので、運要素は比較的大きく出目に左右されてしまうことはよくある話。強敵との戦いでダイスの出目が最悪でボロボロになって一気にゲームオーバーまっしぐらなんてことも。安定して何度も上手くいくプレイしている人いるのだろうか。
2時間級のみっちりストーリーにののめりこんで楽しめる、ソロプレイボードゲームとしておすすめの1作。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | スコアアタック |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★★☆☆ (8点:非常に良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ー |
1人プレイ難易度 | かなり難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★☆☆ |
「ネモの戦い」のここがおすすめ
- ソロ専用ボードゲームの最高峰。
- 海底二万マイルのフレイバーを楽しめる濃厚なプレイ感
- かなり歯ごたえのある攻略し甲斐のある難易度
13位:ロビンソンクルーソー呪われし島の冒険
無人島でサバイバルする立場となって、シナリオに従って様々なイベントをこなしてクリアを目指す協力型ゲーム。
住む場所を確保し、家を強化し、食料を確保し、道具を作成し、新しい土地を開拓し、ロビンソンクルーソーの名の通り、無人島でサバイバルするのが基本コンセプトだが、シナリオ2以降はロビンソンクルーソーは全く関係のない内容で話が進んでいく。キングコングシナリオなんて言うのも入ってます(笑)。
比較的古いボードゲームなので日本語版は出ないと思って英語版買ってしまったのですが、何とアークライトさんから日本語版が発売されました。英語版買っちゃったよ。。。
難易度は非常に高く中々クリアできないシナリオも多いですが、歯ごたえがあって楽しめます。
完全なソロ1人プレイでも楽しいし、1人2キャラプレイも楽しい。3人以上だとまたアクションの重要性が変わってきて楽しめる。アークライトさんから完全日本語版が発売されており、各種カードはすべて日本語化されていて、サバイバルなフレイバーも楽しめておすすめです。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | 協力型 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★★☆☆ (8点:非常に良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★☆ (9点:素晴らしいボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | かなり難しい |
1人プレイ時のリプレイ性 | ★★★★☆ |
「ロビンソンクルーソー:呪われし島の冒険」のここがおすすめ
- 協力型サバイバルゲームという面白い要素しかないテーマ
- シナリオやイベントが多数あり何度でも楽しめるリプレイ性の高さ
- かなり歯ごたえがあり攻略し甲斐のある難易度
12位:アンドールの伝説シリーズ
ストーリーのある王道なRPGタイプの協力型ボードゲーム。敵を倒し、キャラクターのLVを上げ、お金で道具を買い、時間内に目的を果たす。シナリオ毎に毎日何らかの特殊イベントが発生して、それがまたプレイ感に影響してワクワクします。
ドイツ年間ボードゲーム大賞のエキスパート部門大賞を受賞したことのある作品で、本場ドイツでは非常に人気の高い作品。放課後サイコロ倶楽部で紹介されて、国内での知名度もかなり上がりましたね。
私は一時期ドイツ語の公式フォーラムを読み漁ってファンシナリオやファンキャラクターを参考にしていた位には、このボードゲームにドハマりしていました。RPGが好きで敵を倒してLVを上げたり装備を整えたりしながらストーリーを進めるのが好きな人にはドストライクな作品。
基本セットはシナリオが5つ入っており、いくつかはリプレイ性もあるので何度も楽しめます。拡張を入れると更に様々なシナリオで楽しめるようになってます。キャラクターを増やす拡張やランダムシナリオシステムが搭載された拡張なんかも出ています。
ソロプレイも楽しいですし、マルチプレイはかなり盛り上がってもっとおすすめな作品。あまりにも人気なので拡張はもちろんのこと、アンドールの名前を冠した亜種のボードゲームも沢山出ています。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | 協力型 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★★☆☆ (8点:非常に良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★★ (10点:桁外れのボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★★☆☆☆ |
「アンドールの伝説」のここがおすすめ
- 冒険、戦闘、探索、レベルアップ、買い物など、RPGのように楽しい要素しかない
- 展開が非常に気になるストーリー
- 勝つか負けるかぎりぎりの絶妙な難易度設定。
- 一度遊んだら全部の拡張が間違いなくほしくなる中毒性の高さ
11位:エルドリッジホラー
クトゥルフ神話の世界を舞台に、破滅に向かう世界をプレイヤーたちが協力しながら、崩壊の危機を救う協力型ゲーム。
私が重量級ボードゲームで初めてソロプレイした作品なのですが、非常に面白く感激したのを今でも覚えています。何度やってもソロプレイが楽しい作品。
ダイスによる運要素と様々なユニークカードが登場する、いわゆるアメリカンなゲームなのですが、要素がとにかく非常にモリモリで何が起きても兎に角ワクワクさせてくれます。似たようなカードでも裏の効果が違ったりよくもまあここまでユニークな効果のものを作ったものだと感心します。
拡張も沢山出ていて、それらを入れることでかなり長いこと楽しめる作品になっています。
1人2キャラプレイで2時間、4キャラプレなどは実に4時間くらいかかりますが、非常に密度の濃いソロプレイボードゲームを堪能できます。4キャラプレイをじっくり時間かけて遊ぶのも面白い。通常ルールは難易度はかなり難しいため、ある程度調整した方が良いかもしれません。
このゲームは、当時かなり潤沢に出回っていたはずなのですが、最近は基本セットや拡張含めて品切れ状態が続いています。アークライトさんと版元との間でトラブルでもあったのかしら。非常に濃厚で面白いので、ソロプレイ好きなら売られていたらGETしておくことをお勧めします。長らく品薄で再販された拡張1「失われた知識」も即入れるべきですね。
濃厚な重量級ボードゲームをソロでしっかり楽しみたいなら間違いなくお勧め。こりゃ凄いってなること間違いなし。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | 協力型 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★★☆☆ (8点:非常に良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ (7点:良いボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | かなり難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★★ |
「エルドリッチホラー」のここがおすすめ
- 兎に角これでもかというくらい圧倒的な要素数でリプレイ性が非常に高い
- 能力を鍛えて装備整えてモンスターと戦闘して世界を救うというわかりやすくも面白いプレイ感。
10位:ルート
拡張2も発売されてご機嫌なルート。ウッドランドの森の中で、各プレイヤーは能力も得点方法も全く違う種族1つを扱って戦う、非対称型ボードゲームの金字塔です。
拡張1のオートマを使うことでソロプレイも可能になりますが、正直拡張1のオートマは強すぎてイマイチなバランスになっています。実は海外では既にオートマ専用の拡張が出ており、そちらはかなりバランス調整されたものになっており、基本4種族がオートマ化します。アークライトさんからのオートマ拡張販売に期待したいところです。
私のブログではルートの有志オートマを紹介しているので、よかったらチェックしてみてください。拡張1の公式オートマより断然面白くバランスが取れています。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | AI、オートマとの対戦 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★★☆☆ (8点:非常に良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★☆ (9点:素晴らしいボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★☆ |
「ルート」のここがおすすめ
- 非対称な戦闘ゲームをAIを交えて1人でも楽しめる
- 勢力毎に全然違うプレイ感でそれぞれの戦略・戦法を楽しめる。
9位:パレオ
2021年のドイツ年間ボードゲーム大賞のエキスパート部門受賞作品。協力しながら狩りをしたり道具を作ったりサバイバルしながらマンモスの壁画を集めていくことが目的。
協力型のサバイバル系ゲームで苦しさやサバイバル感は「ロビンソン・クルーソー呪われし島の冒険」に若干近い感じがありますが、新しいだけあってこちらの方がもっとポップで緩い感じです。
特徴はシナリオ性になっている点で、複数のモジュールを組み合わせることで、他のシナリオとはテイストの違う面白いシナリオが出来上がる仕組みになっていて、これが10シナリオ弱入っています。
正直最初はイマイチ合わず楽しくないと思っていたのだが、何度か遊ぶうちに面白さに気づいて評価を見直した作品。謎解き的な要素も一部入っているシナリオもあって工夫に感心します。
2~4人プレイとなっていますが、実質1人プレイでも可能なので、ソロプレイも楽しめます。
メイジナイトの方がソロプレイはおすすめですが、今年は間違いなくパレオの方が沢山遊んだのでこちらの方が高順位にしています。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | 協力型 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★★☆☆ (8点:非常に良いボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★☆ (9点:素晴らしいボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★☆ |
「パレオ」のここがおすすめ
- サバイバル系ゲームながら今風でわかりやすいプレイ感
- デッキセットを組み合わせることで、プレイ感や難易度の調整が可能になる面白い仕組み
8位:ハドリアヌスの長城
ハドリアヌスの長城は、2022年に日本語版が発売されたばかりの、重量級紙ペンゲームです。
ペンを使って紙に記入して楽しむ「紙ペンゲーム」のジャンルの中では、最もプレイ時間のかかる重量級なゲームだと思いますが、その分かなり密度の濃いプレイを楽しむことが出来ます。しっかり考えてプレイすると1人でプレイしても普通に90分位かかることもあります。
ピクト人の襲来から、街を守る長城を建築するのが目的で、その過程で防衛力を高めたり、街を発展させることで勝利点を稼いでいきます。
このゲームの大きな特徴・面白さは、資源を使って新しい資源を稼ぐ点です。手持ちの資源を使って盤面のマスを塗りつぶすと、その結果、新しい資源をもらえることが多いです。防衛力を強化したらコマが手に入る、そのコマを使って市場を強化したら、また別のコマが手に入る、これを使って・・・といった風に、連鎖が中々終わらず、何度も何度も資源が連鎖することで、かなり気持ちよくプレイできます。
他プレイヤーとのインタラクション要素はほぼなく、元々ソロプレイ専用みたいなゲームです。日本語版はソロ専用モードが同梱されており、全17のシナリオをクリアするべく遊んでいくことになります。毎回似たような戦法になると思いきや、何度でも繰り返し遊びたくなるくらいには面白く、リプレイ性も高いですね。
また、インタラクション要素は無くはないので、他プレイヤーと遊ぶ場合は上手くインタラクション要素を駆使した方が楽しめますし効率的になっています。最大で6人まで同時にプレイ可能になっています。
紙は200枚入っており、1人だと200回遊べるゲームになっています。最終的にはラミネート加工して何度も遊べるようにすることをお勧めします。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | 紙ペンゲーム、目標達成型 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★★★★(10点) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★☆ (9点) |
1人プレイ難易度 | 普通 |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★☆ |
「ハドリアヌスの長城」のここがおすすめ
- 紙ペン型ボードゲームの最高峰
- 資源が資源を生む連鎖が爽快で面白く、1人プレイでも何度でもプレイしたくなる
- 続編が出たら100%購入すると断言できる位おすすめで大好きな作品
7位:メイジナイト
海外ではソロプレイ向きボードゲームの元NO1として名高い作品。
デッキビルディングしながら、街を訪れて仲間を増やしたり、経験値貯めてLV上げたり、戦闘でモンスターを倒したり、ダンジョンもぐってアーティファクトを探したり、RPGする面白い要素しかないボードゲーム。ソロプレイ、協力プレイ、対戦プレイ何れも可能です。
非常に面白く完成された作品ですが、2018年末にメイジナイトアルティメットエディションが発売されえて以降は特に音沙汰がなく、現在ソロプレイランキング1位で拡張も出ているスピリットアイランドには勝てずに、直近はBGGのソロプレイランキング2位どまりになっています。何か新しい面白い拡張が出てくるとまた違うのだと思いますが。
このゲームは日本語版が出ておらず言語依存バリバリの作品ですが、ソロプレイは慣れると病みつきになる面白さなので、是非チャレンジしてみてください。逆にマルチプレイは時間がかかりすぎるのもあり、あまり推奨されていません。
私は英語版を持っていますが、メイジナイトの日本語版は出てほしいですし出たら買いますが…流石に厳しいと思いますね。
2021年現時点で発売されている全拡張が入った「メイジナイトアルティメットエディション」が発売されており、今からメイジナイトの世界に入るならこれ一択です。英語の難易度はそれなりに高いですがそれを乗り越えてでも楽しむだけの価値あるゲームだと思います。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | 協力型 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★★★★ (10点:桁外れのボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ (7点:良いボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★★ |
「メイジナイト」のここがおすすめ
- 1人用ボードゲームの最高峰の1つ。
- デッキ構築型のRPG。これだけでもう面白い。
- マップを移動して探索して戦闘して強化して、基本的に何をやっても面白い。
6位:帝国の時代インペリウムクラシック・レジェンド
「帝国の時代:インペリウム・クラシック」は、デッキ構築型のボードゲームです。
8種類の特徴的な国家の1つを使ってデッキを構築し自身の国家の国力を高めていきます。
通常のデッキ構築のように共通のサプライからカードを獲得しますが、リシャッフルのタイミングで自身の国家デッキからカードを獲得するのが特徴。これにより各国家で特徴的なデッキが出来上がっていきます。
「帝国の時代:インペリウム・レジェンド」というルールは全く同じで別の8つの国家が入った作品も同時に発売されています。
2022年発売の中ではトップクラスにお勧めのイチオシ1人プレイ向きの作品です。このゲームのソロプレイルールはそれ専用の説明書が入っているくらい気合が入っています。このゲームのソロプレイルールはオマケルールではなく完全にガチルールです。AIは各国家毎に特徴的にふるまうようになっており、かなり手ごわいです。
プレイ時間は長めでルールも若干わかりづらい点ありますが、慣れてくると非常に楽しめる作品で、購入後は毎日のように何度も何度も遊んで楽しんでいます。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | AI、デッキ構築 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★★★★ |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★☆ |
1人プレイ難易度 | やや難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★★ |
「帝国の時代インペリウム」のここがおすすめ
- デッキ構築型が大好きな人には最高のデッキ構築作品の1つ
- 国家毎にデッキや特殊能力が異なりリプレイ性高く何度も楽しめる
- ソロプレイ向きボードゲームとしてトップクラスに出来が良いAI
5位:テラフォーミングマーズ
火星を開拓して酸素・温度・海洋を高めて地球化するテーマの言わずもがなの名作。BGG総合ランキング現在4位。
当初テラフォーミングマーズは、パレオ同様にそこまでソロプレイでハマったゲームではなかったのですが、何度も何度も遊んでいるうちに、カードバリエーションによるリプレイ性や拡大再生産の爽快感が面白いと感じるようになってきました。
ソロプレイの目的は一定時間内に、酸素・温度・海洋の全パラメータをMAXにすることなので、勝利点獲得系のアクションやカードは無意味になってしまいますが、それでも200枚以上の膨大なカードや企業によるリプレイ性が高く、ソロプレイでもしっかり拡大再生産していく面白さを感じられます。
「プレリュード」と「ヴィーナスネクスト」を入れるとソロプレイが格段に楽しくなるので絶対に入れるべきですね。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | ミッション達成型 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★★★☆ (9点:素晴らしいボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★★ (10点:桁外れのボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 普通 |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★★ |
「テラフォーミングマーズ」のここがおすすめ
- 火星開拓というフレイバーが楽しい
- 毎ラウンドどんどん拡大再生産していき、ボードがどんどん発展していく様が非常に面白い
- 圧倒的な数のカード毎数と企業数で何度でも楽しめる
4位:スリーピングゴッズ
スリーピングゴッズは、元の世界に戻るために異世界を船で探索するパーティ一行を描いた、オープンワールド型のRPG系アドベンチャーボードゲームです。
ゲーム開始時からマップの至る所が探索できるようになっていて、シナリオブックから何が起きるかを朗読して話を進めていきます。
「洞窟を進んでいくと骸骨が横たわっている。胸ポケットに何かが見えるが漁りますか?」とか。
「北の山のふもとで村が山賊に襲われている。急いで助けに行ってほしい」とか。
「南の崖には近づくな」とか。
分厚いシナリオブックには、ものすごい数のパラグラフが用意されていて、イベント毎に怒涛の展開が待ち構えています。
探索した場所や選択、持っているフラグ次第で、ストーリーが進みその後の展開ががらりと変わってきます。
このゲームの目的は元の世界に戻ることで、そのためには世界中にちりばめられた遺物「トーテム」を沢山集める必要がある。という感じで、一体いつGET出来るのかとトーテム探しを進めていくことになります。
探索要素が最高にワクワクするのですが、戦闘もしっかり練られていて、遊んでいて楽しいですし、レベルやアイテムの概念があるので、プレイヤーが強くなっていく実感がある、所謂RPGチックな楽しさもあります。
マップが純粋に増えるシンプルな拡張や、探索がシナリオブック朗読ではなく、独立したダンジョンを探索することになるダンジョン拡張が出ていて、何れの拡張もしっかりスリーピングゴッズの世界を広げてくれて楽しめます。
プレイ人数も1~4人対応で、プレイ人数が増えるにつれて難易度が上がる代わりに、行動のエネルギーのようなトークンを多く獲得できるようになっていて、それによりプレイ人数間のバランスが取られています。
しっかり面白くソロプレイのお気に入り作品の1つとなりました。おすすめです。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | 協力型、アドベンチャー |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★★★★ (10点:桁外れのボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★★ (10点:桁外れのボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 普通 |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★★ |
スリーピングゴッズのここがおすすめ
- 広大な世界を自由に探索するオープンワールドシステム
- 探索・戦闘・アイテム・成長など、どの要素も兎に角ワクワクして面白い。
- プレイ人数の違いによるバランス調整が秀逸でソロでも無茶苦茶楽しめる
- エンディングも10以上用意されており、何周でも楽しめてリプレイ性も想像以上に高い。
3位:リバイブ
リバイブは、ポストアポカリプスをテーマにしたエンジンビルド・テックツリー・拡大再生産系のボードゲーム。
カードを使うと資源が手に入って、資源を使って領地を拡大し、能力を強化し、更に大量の資源を得られるようになっていく。中盤以降に気持ちよくガンガンコンボできていくのが非常に爽快。
いやー、このボードゲームは私のソロプレイの価値観を大きく変えてくれた作品ですね。スコアアタック系のソロプレイのボードゲームって、マルチプレイ時と大きくプレイ感が変わることが多くて、正直私はそこまで好きではなかったんですよ。
このリバイブはソロプレイがスコアアタック系ボードゲームなのですが、元々がソロプレイ感が強いからなのか、これは何度遊んでも楽しめますね。1プレイ1時間以上はかかりますが、購入してから10回位はあっという間に遊んでしまいました。
流石にマルチプレイ時と比べるとノビノビやれてしまって、プレイ感の違いは出てしまいますが、それでも1人プレイがここまで面白いとは。
一応全5回のプチキャンペーンが入っていて、徐々に要素が解放されていくのもチャレンジングなシステムでしたが、これもしっかり面白い。
コンポーネントも非常にリッチで言うことなし。海外では早くも拡張の発売が決定。
この作品は間違いなく1人プレイでおすすめ作品の1つです。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | スコアアタック |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★★★★ (10点:桁外れのボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★☆ (9点:素晴らしいボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 普通 |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★☆ |
リバイブのここがおすすめ
- 元々ソロプレイ感が強いため、ソロプレイがしっかり濃厚で面白い
- 拡大再生産、テックツリー、エンジンビルドで最高に気持ちよくなれる
- あらゆる要素にランダム性を持たせており、リプレイ性が非常に高い
2位:グルームヘイヴン
BGGランキング1位独走中のボードゲーム界の巨人「グルームヘイヴン」です。
重量10KGお値段3万円とすさまじい重さのボードゲームで、要素モリモリなアメリカンな感じもしつつ、戦略的なユーロな感じもする、良いとこどりしたまさにトップにふさわしい超大作。
私個人としては2020年に1度クリアしてからしばらく箱に眠ったままでしたが、再開して無料シナリオなどを遊んだりしていました。やはり面白くグルームヘイヴン熱はまだ続きそうです。
中々いいお値段しますが、それだけあってソロプレイも文句なしに面白いですね。1プレイ2時間かかるシナリオをストーリー分岐もしながら永遠とクリアまで進めていく感じになる。
待望の拡張1が遂にアークライトさんから2022年1月に発売されるなど、まだまだ話題が尽きない作品です。
重くて場所をとるという欠点だけが人を選ぶ要素ですが、それ以外は一度プレイすると病みつきになる面白さになっています。
長らく品切れ状態でしたが、そろそろ再販される予定なので気になっていた方は迷わずチェックしておくことをお勧めします。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | 協力型、ストーリー系 |
ソロプレイ おすすめ度 | ★★★★★★★★★★ (10点:桁外れのボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★★ (10点:桁外れのボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | 難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★★ |
「グルームヘイヴン」のここがおすすめ
- 各シナリオで特徴的なキャラクターを使って、特徴的なモンスターと戦闘して強化していく過程が、純粋に面白すぎる
- BGGランキングナンバーワンの約束された面白さ
- 圧倒的なコンポーネントとボリュームで非常に長く楽しめる。隠し要素満載でワクワク感が半端じゃない。
1位:スピリットアイランド
重ゲー部門の1位は言わずもがなのスピリットアイランドです。個人的に大好きで一押しのゲーム。島を守る精霊の1体となって他プレイヤーと協力しながら島への入植者を撃退していく協力型ボードゲーム。
海外のソロプレイランキングでも1位独走中の本作ですがやはり面白い。詰将棋とか数手先を読んで手を打つといった頭を使ったプレイが好きな方ならドンピシャです。運要素はなくはないですが、しっかり実力が反映されるシステムになっておりプレイヤーのウデがものを言います。逆に言えば、適当にプレイしているとかなりの確率で失敗してしまいます。
いつか出るだろうと思われていた日本語版ですが、今年2021年2月にエンゲームズさんより発売されました。
私は2020年末に海外で発売されたばかりの第2拡張「Jagged Earth」を購入して、新精霊12体を使ってみっちり遊んでいました。どの精霊を使っても超面白いという感想しか出てきませんでしたね。
遂に拡張の日本語版も発売となりました。どちらもマストバイ拡張なのでスピリットアイランド好きの方は何も考えずに購入して問題ないです。
ソロプレイ好きな方は何を差し置いても真っ先に購入するべき作品がこのスピリットアイランドです。日本語版は1万円近くしますが、値段だけの価値はあると断言できますし、これ以上面白いソロプレイボードゲームはほぼないと断言できます。
項目 | 評価 |
---|---|
ソロプレイのタイプ | 協力型 |
ソロプレイおすすめ度 | ★★★★★★★★★★ (10点:桁外れのボードゲーム) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★★★★ (10点:桁外れのボードゲーム) |
1人プレイ難易度 | かなり難しい |
1人プレイのリプレイ性 | ★★★★★ |
「スピリットアイランド」のここがおすすめ
- 1人用プレイと協力型プレイの最高峰。特に1人用としては海外で最高評価を受けている作品
- 精霊毎に尖った特徴を持っており、プレイ感が全然違って毎回新鮮なプレイを楽しめる
- クリア難易度は高いが、侵略者を上手くガッツリ撃退できた時の爽快感が最高。
- 難易度調整方法が非常に多く、自分に合ったプレイ難易度で楽しめる。
終わりに
以上、1人でも遊べるソロプレイ向きボードゲームのランキングでした。
基本的に直近で遊んだボードゲームを中心に記載していますが、順次順位は更新しています。
ざっと書いていったので、もしかすると普通に忘れている作品もあるかもしれませんが、後で気づいたら追記したいと思います。
1人で遊べるソロプレイ向きボードゲームを探しているなら、この中から気になる作品が見つかれば幸いです。
# 各種画像はBGGから引用
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